ツクシ
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
ツクシ
私はそこで
初めて自分が泣いていた事に気づく
ツクシ
竜胆
竜胆
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
竜胆
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
喧嘩なんてしたことなかった
ユズといれば毎日が楽しかった
ユズ
ツクシ
ユズ
ずっと一緒にいたいって思ってた
でもその思いは打ち消された
ユズが学校に忘れ物をして、休日に取りに行くと言うから
その日、私は校門でユズを待ってた
あんな事が起こるなんて知らずに
ツクシ
ツクシ
ユズは待っても来なかったので
下駄箱に靴があるのを確認してから、私はユズの教室まで向かった
ツクシ
ツクシ
そう思ったのもつかの間
ユズの机の端に書かれた何かを
私は見逃さなかった
ツクシ
ツクシへ ごめんね、もう一緒には 帰れないや 早く私の事忘れて 幸せになって
ツクシ
ツクシ
ツクシ
ツクシ
ツクシ
ツクシ
どうか、どうか無事でいて
どうか生きていて
((バンッ!!!
ユズ
ツクシ
ユズ
ツクシ
ユズ
ユズ
ユズ
ツクシ
「え?」
ツクシ
ツクシ
ツクシ
私は床に落ちてたユズの携帯を拾う
画面に表示されてたのは、三途先生の名前が書かれた電話番号
ツクシ
私は無心で電話をかけた
それから何があったのかは
あまりよく覚えていない
ユズが死んで2日後
私は心にぽっかり穴が空いてるようだった
気づけば学校の屋上にいた
ツクシ
春千夜
ツクシ
ツクシ
この時の先生の会話を、私は今でも覚えている
忘れるわけもない
春千夜
春千夜
春千夜
ツクシ
その言葉を聞いて、私は泣いた
怒りでも悲しみでもない
ただただ嬉しかったのだ
春千夜
ユズが死んでから、周りの人間は変わった
同情して優しくなったり
以前より私に話しかけるようになったり、
でも誰もユズの死については考えてなかった
誰も悲しんでなかった
誰もが、まるでユズなんて最初からいなかったみたいに
何食わぬ顔で過ごしていたのに
春千夜
春千夜
三途先生だけは
自分を厳しく叩いて、
必死にユズの死と向き合おうとして
ユズについて一生懸命考えてる
その事実が嬉しかったんだ
ツクシ
私は聞こえるか分からないほど小さな声でそう呟いた
ツクシ
ツクシ
春千夜
私は先生に微笑みかけて
屋上を後にした
コメント
3件
神さま
ツクシ、、辛かったねウルウル(இ ω இ`。)可哀想、、、
うますぎです!