一覧ページ

メリオダスの妹

第5話 - 5話

600

2024年09月02日

#七つの大罪

#恋愛

#兄妹愛

#ねたばれちゅーい

凛🐶

戦闘後

シャルロッテ

.............

ドロール

今より汝らに試練を与える

グロキシニア

君らにはアタシらを超えてもらうっす

グロキシニア

霊槍バスキアス第7形態生命の雫

ディアンヌ

...!!

ディアンヌ

うっそォ

キング

傷が...治ってる!!

グロキシニア

せっかく貯めた雫がこれでパーっす

キング

なんのつもりだ!!オイラたちをコケにしてるのか!!

グロキシニア

これからアタシらが君たちを鍛え直してやる、そう言ったんす

キング

はぁ？どういう意味だ

ドロール

言葉通りだ

ドロール

今のお前たちはあまりに脆弱

グロキシニア

メリオダス的に言うなら、

グロキシニア

まだまだま〜だﾍ( ᐛ ﾍ)

グロキシニア

ってとこっすね

ドロール

ブーッ

グロキシニア

ドロールくんが久しぶりに吹いたっす〜笑

ドロール

ｸｯ不覚

キング

〜〜っ

キング

もう！理解できない！だいたい貴方たちは十戒！オイラたちの敵だ！

グロキシニア

まっ気持ちは分かるっすよ

ドロール

だが、我々は魔神族にあらず

キング

？

ディアンヌ

？

ドロール

かつて我らは巨人族の王として、妖精族の王として、魔神族と戦った

キング

魔神族と？！

シャルロッテ

嫌な記憶ね

グロキシニア

まぁシャルロッテからしたらそうっすね

ドロール

しかし、その戦いの最中ある選択を迫られ、今に行き着いた

ドロール

我々は悩んだ挙句正しい選択をした

ドロール

先日、メリオダスと再び拳を交わしたあの時まで、そう固く信じていた

グロキシニア

君たちに是非証明してほしい

グロキシニア

アタシらの選択が正しかったのか否かを

グロキシニア

そして約束するっす

グロキシニア

この試練は必ず君たちに大きな成長を齎すと

グロキシニア

でもその代償は大きい

グロキシニア

1歩間違えれば死ぬっす

グロキシニア

強制はしない、ゆっくり2人で考えるといいっす

キング

やる！

ディアンヌ

やる！

キング

え？

ディアンヌ

え？

キング

君は危険だよ

ディアンヌ

キングの方こそ！

キング

おいらは君のことが心配で、

グロキシニア

なんだか頼りない後輩たちっせけどね

グロキシニア

その意気込みは評価するっすよ

グロキシニア

ドルキモトヘカトコベノクタセンキエトドルキモトヘカトコベノクタセンキエト

グロキシニア

これはアタシたちのもう1人の友達から教わった術っす

シャルロッテ

あぁ...ホントに嫌な記憶だわ

シャルロッテ

兄の裏切り、多くの同胞の死、そして私が何も出来ずに友を死なせてしまった憎い3000年前の記憶

シャルロッテ

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

グロキシニア

目を隠す

グロキシニア

すまないっすね

グロキシニア

こんな昔の話を思い出させてしまって

シャルロッテ

いいよ

シャルロッテ

どうせ忘れることは出来ない

シャルロッテ

...兄者が私の元を離れた時も、友を失くした時も、グロキシニアが今のように傍にいてくれたら私はこうさならなかったのかもね、

シャルロッテ

昔の寂しさは少しでも減ってたかもしれない、

グロキシニア

笑

グロキシニア

アタシが十戒に入ってシャルがいたから今のアタシがいるんすよ

グロキシニア

シャルに出逢えたんすから十戒に入ったことも少しは良かったと思えるっす笑

シャルロッテ

えぇ、私も敵じゃなくて良かったと思うわ

シャルロッテ

でも、今貴方は敵になろうとしている

シャルロッテ

殺したくはない

シャルロッテ

本当に...

グロキシニア

そう簡単に殺されないっすよ笑

シャルロッテ

私よりも弱いくせに

グロキシニア

シャルロッテはアタシより甘いっすよねぇ笑

シャルロッテ

私は無駄な殺しが好きじゃないだけ

シャルロッテ

誰だって痛いのは嫌いよ

シャルロッテ

私でもそうだから

グロキシニア

そういう他人のことに興味ないみたいな顔して、1番思いやりがあるところ好きっすよ

グロキシニア

初めて会った時ホントに魔神王の娘なのか疑ったっすからねぇ

シャルロッテ

どうしてかしらね

シャルロッテ

昔の私は殺せと言われたら躊躇なく殺せるような子供だった

シャルロッテ

だけど内心は嫌だった

シャルロッテ

何故殺さねばならぬのか、何故他種族が私たちを殺そうとするのか、分からなかった

シャルロッテ

強い兄たちは私を厳しく鍛えたわ

シャルロッテ

正直言うと、とても辛かった

シャルロッテ

キツイし痛いし、実践での訓練はもっと嫌

シャルロッテ

沢山の種族を殺さなければならなかったから

シャルロッテ

でも兄たちは父上の命令なら何でもする指揮官のようなものだった

シャルロッテ

残酷で冷徹、強さの塊

シャルロッテ

そんな兄たちと違うことが嫌で隠して、兄達を尊敬していた

シャルロッテ

兄たちと同じようにすれば、私もこの劣等感は無くなると思っていたから

グロキシニア

...その異常な強さはかつてのメリオダスが鍛えた賜物なんすね

シャルロッテ

本当はね、剣術を教わるよりも、戦い方を教わるよりも、ただ意味の無い話をしたかった

シャルロッテ

ナナの話や、仲良くなった魔神族の子

シャルロッテ

色々話してみたかった

シャルロッテ

でも、怖くて話しかけられなかった

グロキシニア

何故っすか？

シャルロッテ

いつも私に向けられる目は酷くどうでもいいような目で、

シャルロッテ

拒まれるかもしれないと思ったの

シャルロッテ

だから、話しかけようと何度も試みたけど、結局、最後まで話すことは出来なかった

シャルロッテ

でも、ある時ゼルドリスが少し変わったの

シャルロッテ

何故だか気になって、いつも同じ時間帯に何処かへ行くゼルドリスを追ってみた

シャルロッテ

そこには私の知らないゼルドリスと恋人であろうゲルダがいた

シャルロッテ

私にはあんな表情はしない、あんなに話してもくれない

シャルロッテ

その後がメリオダス

シャルロッテ

メリオダスもゼルドリス同様に私には向けない顔で口調で声で話していた

シャルロッテ

2人とも恋人に出会って変わったの

シャルロッテ

恋人たちは愛し合うものだと聞いた

シャルロッテ

だから兄たちは私を愛してはいなかったんだって、

シャルロッテ

私も愛なんて分からない

シャルロッテ

でも、あの2人を変えた愛とやらに興味を持った

シャルロッテ

愛のために同胞を、家族を裏切るほどだよ

シャルロッテ

知りたくなった

グロキシニア

だからその戒禁で数多くの人間を、

シャルロッテ

そうだよ

シャルロッテ

愛されれば愛が分かると思ったから

シャルロッテ

もしかしたら私を変えるような恋人に会えるかもしれないから

シャルロッテ

でも未だにその相手が見つからない

シャルロッテ

だからもっと多くの人間が必要なの

シャルロッテ

私の私を愛する者たちが

グロキシニア

それ、人間じゃなきゃダメなんすか？

シャルロッテ

誰でもいいよ

シャルロッテ

巨人族でも妖精族でも

シャルロッテ

そこは重要じゃない

グロキシニア

それは良かったっす

グロキシニア

さっきは邪魔されて言えなかったっすけど

グロキシニア

アタシはシャルロッテを愛してるっすよ

グロキシニア

初めて会った時から今の今まで、そしてこれからも

シャルロッテ

...!!

シャルロッテ

戒禁が...

グロキシニア

戒禁は関係ないっす

シャルロッテ

ならどうして...

グロキシニア

どうして？

グロキシニア

うーん理由っすかぁ、なんとなく会った時ピーンと来たからっすかねぇ

グロキシニア

まぁまさか元仲間の妹を好きになるとは思わなかったっすけど笑

シャルロッテ

...ピーンか

シャルロッテ

兄者たちもピーンと来たのかな

ドロール

ブーっ

シャルロッテ

何故今吹くんだ

グロキシニア

いや、シャルロッテの口からその単語の連打は面白いっすよ笑笑

ドロール

すいません限りなく気配を消していたんですが、不覚にも

シャルロッテ

ﾑｯ

シャルロッテ

ピーンと来るのが恋なのでしょ

シャルロッテ

私はそれが理解したくて、真面目に言っているのに

シャルロッテ

私だってグロキシニアが私を想ってくれてるならそれに答えたいのよ

シャルロッテ

戒禁なしで私を愛してくれる人なんて今までいなかったから、

シャルロッテ

出来ることなら私も愛したい

シャルロッテ

でも未だに愛が分からないの、ごめん

グロキシニア

ふっ笑

グロキシニア

別にいいっすよ笑

グロキシニア

ﾖｼﾖｼ

グロキシニア

無理やり愛そうとしても、お互い辛いだけっすから

グロキシニア

いつか想いが通じ合えばいいとそう願うっすけど、強制したいわけじゃない

グロキシニア

アタシじゃなくとも他の誰かを好きになる可能性だってあるんすから

シャルロッテ

ううん

シャルロッテ

私も恋人にするならグロキシニアがいいと思うから

シャルロッテ

傍にいると心地いいし、いつも守ってくれる

シャルロッテ

辛い時は傍にいて欲しいと思うよ

シャルロッテ

心から

グロキシニア

そうっすか〜笑

グロキシニア

そこまで言うなら遠慮なくアタックさせてもらうっす笑

グロキシニア

キス

シャルロッテ

.....!!

シャルロッテ

これは...とても恥ずかしいね

シャルロッテ

よく恋人達はこんなことが出来る

グロキシニア

反応薄いっすねぇ

グロキシニア

まぁいいっすけど

グロキシニア

その白い綺麗な肌がアタシによって赤くなるように頑張るだけっすから

シャルロッテ

血で赤くするってこと？

シャルロッテ

グロキシニアって変な性癖があるのね

グロキシニア

うーん、まぁそうっすね

グロキシニア

間違ってはないっす

ドロール

説明を面倒くさがったらこれからもっと変な誤解をされますよ

グロキシニア

シャルロッテは恋愛にちょーウブな女の子っすからねぇそれも可愛いしいいかなーって笑

シャルロッテ

女の子って歳じゃないわ

グロキシニア

アタシからしたら女の子って歳っすよ

グロキシニア

シャルロッテは200歳そこらでしょ

グロキシニア

アタシとは7倍は違うっす

シャルロッテ

グロキシニアは子供が趣味の変態ってことね

シャルロッテ

分かった

グロキシニア

も〜冗談じゃないっすか〜笑

グロキシニア

シャルロッテは立派な大人の女性っすよ〜笑

シャルロッテ

ﾌﾝ

グロキシニア

もうそんなむくれないでくださいよ〜

グロキシニア

ほらちゃんと大人な体っすから笑

グロキシニア

揉む

シャルロッテ

ﾍﾟｼ

グロキシニア

吹き飛ばされる

ドロール

キャッチ

グロキシニア

...いたた、その華奢な体のどこにそんな力があるのか不思議っすねぇ

ドロール

大丈夫ですか？

グロキシニア

えぇありがとうっす笑

シャルロッテ

.....//(これはすごく恥ずかしい、それに変な気分)

グロキシニア

あらあら

グロキシニア

流石のシャルロッテも頬赤くしてるっすねぇ

グロキシニア

ふむふむ🤔

グロキシニア

顔をまじまじ見る

シャルロッテ

...//

グロキシニア

これは可愛いっすね

グロキシニア

メリオダスの気持ちが少しは分かった気がするっす

グロキシニア

メリオダスの真似すればもっと見れるっすかね？

ドロール

嫌われますよ

グロキシニア

ならやめるっす

シャルロッテ

〜〜//

シャルロッテ

早くディアンヌたちがどうなっているか見たら？

シャルロッテ

無駄話始めたのは私だけど

グロキシニア

そこはドロールくんに任せてたっす👍🏻

グロキシニア

それにアタシはシャルロッテとそんな無駄話がしたかったんすよ

グロキシニア

これからも聞かせて欲しいっす笑

シャルロッテ

分かった

シャルロッテ

でも私の話は済んだからそこのふたりに集中してあげて

グロキシニア

アタシらを殺さないんすか？

シャルロッテ

今更、私が貴方たちを殺せるわけないでしょ

シャルロッテ

さっきも言ったように無駄な殺生は嫌いなんだから

シャルロッテ

いや、裏切り者の処刑は無駄では無いか...

シャルロッテ

私が嫌だから殺さない

グロキシニア

笑

ドロール

笑

グロキシニア

思えばこんなに長く話したのは初めてっすねぇ

シャルロッテ

私だってそうだよ

シャルロッテ

貴方妹が大切なのね

シャルロッテ

それはどうして？

グロキシニア

妹だからっすかねぇ

グロキシニア

アタシからしたら可愛いもんっすよ

シャルロッテ

それが普通なの？

シャルロッテ

兄弟で愛し合うことが

シャルロッテ

恋とはどう違うの

グロキシニア

うーん難しいっすねぇ

グロキシニア

妹はとても愛してるっすよ

グロキシニア

守りたいし、可愛がりたい、大切にしたい、困ったことがあれば何でもしてあげたい

グロキシニア

でもアタシがシャルロッテに抱く感情は恋焦がれるような想い

グロキシニア

アタシだけを見て欲しい、一生傍にいたい、命よりも大切で愛おしいもの

グロキシニア

あと異性といたら嫉妬するっすねぇ笑

シャルロッテ

嫉妬...

シャルロッテ

嫉妬とは何？

グロキシニア

自分の愛するものが他の異性のことを考えていることを恨み憎むことっす笑

シャルロッテ

だから愛は憎しみがうまれるんだね

グロキシニア

別に悲しいだけじゃないっすよ

グロキシニア

誰かを愛して後悔することになっても、人は愛することをやめることは出来ない

グロキシニア

それは時に残酷で、辛いっすけど、確かな幸福がある

シャルロッテ

...!!

シャルロッテ

(...エリザベスが言ってたな、私がやってることは悪い事だと、)

シャルロッテ

(あの時は意味が分からなかったけど、そうか、グロキシニアがもし私への愛を忘れて他の誰かを愛するよう強制されたら、)

シャルロッテ

(嫌だな、)

シャルロッテ

(やっと理解出来た...)

シャルロッテ

(私も、早く愛を知りたい)

次回♡5

メリオダスの妹

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

600

2件

まじ最高っす凛さん!!これからも頑張ってくだせぇ、続き待ってやす！

凛🐶

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

メリオダスの妹

第5話 - 5話

作者の他の作品すべて見る

#七つの大罪の新着小説
一覧

関連するタグ

メリオダスの妹

第5話 - 5話

作者の他の作品すべて見る

#七つの大罪の新着小説一覧

関連するタグ

#七つの大罪の新着小説
一覧