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木葉→赤葦→(←)木兎です

誰もハピエンならない

書きかけの駄作

♡と🌾あんま来なかったら消すね

…OK?

それじゃあどうぞ↓↓↓

赤葦

木葉さんの髪、綺麗ですよね

そう言って赤葦は、色素の薄い俺の髪をサラリと撫でる。

その行動が無意識なのか、意識的にやってるのか。

後者であって欲しいと願いながら、俺は赤くなる顔をさりげなく隠した。

木葉

急に何言ってんだよ

赤葦

いや、俺そういう髪好きだなーって思って

木葉

ははっ 褒めてもなんも奢んねーぞ

軽く笑い飛ばしながらも、紅潮した頬は熱を増すばかりだ。

あーもう、好きだなぁ…

トスをあげるしなやかな指も、ちょっと癖のある黒髪も、時々見せる笑顔も全部が好きだ。

木葉

振り向いてくれないかなぁ…

赤葦を目で追っていて気づいた。

あいつはいつも俺じゃない他の奴を追っている。

赤葦が見つめる先にはいつも…木兎がいた。

木兎

なぁなぁ赤葦!!

赤葦

なんですか木兎さん

そういう時の赤葦は、すごく優しい顔をするんだ。

俺には絶対しないような、柔らかい表情。

木葉

俺にしろよ……

ぽつりと呟いたその言葉は、誰に届くでもなく消えていった。

木兎

赤葦!!

俺の名を呼ぶ時の笑顔が好きだ。

素直で真っ直ぐなとこが好きだ。

こんなのあげ出したらキリがないくらい、俺は木兎さんが好きだった。

だから、突然あんなこと言われた時はショックだった。

木兎

俺さ、最近ちょっと気になってるやついるんだよね

木兎さんは少し照れたような顔で笑った。

赤葦

そ…すか…

頭が一瞬真っ白になって、それから感情が渦巻いていく。

なんで。

いやわかってる。

木兎さんは俺に振り向かない。

期待するな。

初めから覚悟してたことじゃないか。

赤葦

……よかったですね

溢れだしそうな黒い気持ちを押し込めてそう返すと、木兎さんは一瞬だけ眉をひそめて空を仰いだ。

木兎

……上手くいかねーもんだな…

赤葦

……

好きな人と、ということだろうか。

上手くいかないなら、いっそ俺にすればいいのに。

俺だったら、きっと木兎さんを悲しませないのに…。

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