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俺には好きな人が居た

その人は2年前、俺の誕生日の3日後

病気で命を絶った

一番の思い出は

やっぱり

゙誕生日プレゼントについてくる1本の薔薇…゙

その薔薇は毎回色が違くて

最初は青

次に白

命を絶つ3日前に貰ったのは…

その事を友人に言うと。

「それって花言葉?ってやつに意味が込められてるとかじゃないの?」

「毎回色違うんだし…」

と、

俺には思いつかなかった

「花言葉か…」

俺はやけに"あの人゙が

花言葉に詳しかったことを思い出した。

ダッシュで本屋に向かい花言葉について書いてある本を買ってきた

ページをめくると…

最初に貰った青い薔薇は

「夢叶う」「奇跡」「不可能」「神の祝副」

次に貰った白い薔薇は

「純潔」「私は貴方に相応しい」 「深い尊敬」

最後に貰った赤い薔薇は

「熱烈な恋」「美」「情熱」「貴方を愛しています」

涙が溢れてくる

床に崩れ落ちた

情けない声で

あの人の名前を呼び続けた

ねぇ…

〇〇…聞いてる…?

俺…〇〇のことが

大好きだよ。

今更言ったってもう遅い

〇〇に会いたい…

〇〇にこの気持ちを伝えたい

だけど…

もう遅いんだよな…

泣きながら俺は

ずっと

ずっと

後悔していた

だってもう〇〇は

いないから…

この気持ちを

伝えられなかったから

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