杏
わぁー!綺麗な部屋だね
杏は自分のぐちゃぐちゃな部屋と比較していた
湊
当然だろ。ポテチが落ちている汚部屋とは比べんな
杏
私のこと言ってんの?
湊
普通にありえねーから。ったく女捨てんなよ
杏
失礼ね。アンタは顔に似合わないその性悪さをなんとかしなさいよ
杏は腕を組んだ後にベッドの上に座る
湊
(マジで大丈夫かこいつ。彼氏とはいえ警戒心無さすぎね?)
湊
...お前状況分かってんの?
杏
何が?
湊
男の家に女が急に来て、男の部屋に入って普通にベッドの上に座る。それをなんていうか
杏
だから?寛ぎたいじゃん
杏はふと天井を見たあと、湊の顔を見つめる。そして笑う
杏
あーなるほど。私を襲うってこと?ないない。声も顔も女の子みたいで男らしくないアンタが襲う?ありえないって
湊
...
杏
ほらもっと筋肉とか付けなさいよ。力が無さそうでこっちが丁重にあつ..
湊が急に、杏の腕をつかみベッドの上に押し倒した
杏
ちょ!ふざけないでよって!
杏は湊の腕を振り解こうとしたが
杏
(え、何これ...湊ってこんなに力あったの!?)
湊
だーれーがー貧弱ってぇ?
湊は怒った顔で杏との距離を詰める
湊
振り解けないだろ?そりゃそうだ。いくら女の顔をしたって俺は完全な男だ。背もあるし、細くてもちゃんと力がある。単にあまり男を見せたくなかっただけ
杏
みせたくなかっ...た?
杏は湊へ少し恐怖を抱いていた
湊
だってお前が...男性恐怖症だから。男の匂いぽいのが苦手だから俺と付き合っているって言うから
杏
あ...
湊は杏から離れしゃがむ
湊
分かった?馬鹿にされるとこっちも腹が立つの。色々我慢してんだから
杏は急々とベッドから離れる
湊
手も繋がない恋人って中学生でもありえないからな
杏
...ごめん
湊
まぁ分かれば良いけど。俺は別にその...そうゆうのはまだ先で良いから。お前の中身が好きだから付き合っているし
湊
こっちも悪かった
湊は立ち上がり、杏の頭をそっと撫でた
湊
まーそうゆうこと。警戒心はちゃんと持てよ。ほら、居間でケーキ食べるぞ。はやく来ないと全部食うぞ
杏
え、ちょ、!
湊の後ろを杏は慌てて追いかけた






