それから2人は
2日間口をきかなくなった
こっから少しの間、克樹と雫の心の中の言葉です。
克樹
どうして教えてくれなかったんだ
克樹
俺が初めて好きになった初恋、それは一目惚れだった、雫だった
だからこそ、彼女の病気をとても心配していた。なのに…
雫
はぁ、まだちょっと苦しいなぁ
克樹あんなに怒ってどうしたんだろう?でも、私の本当の病気はまだ知られていないからいいか
ここからはちょっと、看護師さんと医者の話になります
看護師
先生、雫さんは体調が急変して悪化しているんでしょうか、大丈夫なんでしょうか
医者
うん、彼女の病気は治療方法はまだ見つかっていない、それにさっきの発作で普通なら、あと2.3年は生きられたのに今になっては余命3ヶ月といったところか
看護師
そんな雫さんはまだ14歳なんですよ。本当にどうもならないんですか?
医者
残念ながら私達には何もすることができない。あとでこのことを雫さんにあなたから話してあげてください
看護師
分かりました
タッタッタッタッタ
⬆看護師さんが、雫さんの病室
に走っているところ
看護師
雫さん、ちょっとお話があります
雫
はい
克樹
(どうしたんだ?)
今からの看護師と、雫の声は克樹には聞こえていません
看護師
雫さんちょっと残念なお話があります。
雫
はい、どうぞしたんでしょうか?
看護師
さっき発作がありましたね
その時に病状が悪化してしまいました。そのせいであと2.3年は生きれたものの余命3ヶ月となってしまいました。
雫
そうですか
看護師
それでは、私は失礼します
克樹
(もう話終わったのか?)
雫
はぁ
克樹
どうしたんだ?
雫
あっ、えっ、ううん何でもない
克樹
また嘘つくのか
雫
えっ
克樹
この前の発作も胃が荒れてるだけじゃあんな風にはならない
雫
そうだよね。嘘ついてごめん
克樹
そう思うんだったら、本当の事を言ってくれ
雫
えっ、それはちょっと無理かな
克樹
教えてくれ、俺は雫が心配なんだ
雫
でも
克樹
この際だから言わせてもらうけど、本当は俺初めて雫に会った時から好きだったんだ一目惚れだったんだよ
雫
そんな
雫
嘘だよね?
克樹
ほんとだよ、俺は雫が好きだ
雫
嬉しい、初めて告白された、好きだと言ってくれる人がこの世にいたなんて
雫
私も本当は
克樹
本当は?
雫
好きだったのかもしれない
克樹
じゃあ、俺と付き合ってくれ
雫
いや、それはできない
ごめんなさい
克樹
なんでだよ
俺たち両想いなんだろう
だったら
雫
ごめんなさい
いいところで、第3話を終わらせてもらいます
次回、第4話お楽しみに