白雪王子

俺は卒業までの 約一年半。 もの寂しくて…切なくて… 暗い… そんな日々を過ごしていた。

だって、 急にいなくなっちゃうんだもん。

俺の愛し、 大好きな人が…

時は経ち，現在。

俺は、就職した。 会社員として、働いてる。

会社に恵まれ、人に恵まれ、 何不自由ない生活を送っていたんだ

頭の片隅に残る1人の人物が ずっとずっと気になっているけど…

俺は今、 とある女性の方とお付き合いをしている。

ﾁｭｯ…

そう、俺たちは付き合ってるから、 愛を伝え合ったりもした。

このまま結婚、すんのかな…なんて考える日々も多くなった。

この世界のどこかで、 愁斗が笑顔で生きてさえいてくれれば… 俺はそれ以上願わないと、 いつの日からか思えるようになってきてたんだ…

そしてまた時は経ち 1年後…

ハナside ひでくんともうすぐ結婚、 できるかもしれない。 でも気になることがある。

ひでくんは最中も、 日時の生活でも ふと自分の世界に入り込んで 黙り込む時がある。

さっきのキスの後も、 私はキス待ちだったけど、 ひでくんは何か考えてた。

それだけ…気になるの。

なんなんだろう.

次の日

🚪ｶﾞﾁｬﾝ

ｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ｯ…

ない…ないｯ…

ﾝｯ…こわｯ…あだｯ…泣

だれｯ…あだｯ…(うずくまる)

ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…

ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ないっ…どこｯ…

ﾋﾞｸｯ…あめてｯ…あだｯ…

まるで野良犬が 俯いて目も合わず、 人間に怯えるかのような表情をしていた…

ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…

だれｯ…だれなのｯ…こわｯ．、

あだよｯ…

ジタバタする愁斗に しがみつくように抱きつくひで。

両脇下に腕を入れ、 ホールドするかのように、 抱きしめたんだ。

ﾋﾟﾀｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…

名前を言った瞬間、 荒く呼吸しながらも 少し落ち着いたかのように見えた

俺は愁斗と共に地面に座り、 愁斗をハグしながらそう聞いた。

俺がもう水を渡してるのに、 地面を叩いて、 俺の足を叩いて、 体をトントンして、 やっと腕にたどり着いて、

そしてやっと水を掴めて、 やっと飲めた。

俺らは2人で目を合わせてしまった…

俺たちは2人で、見てることしかできなかった。