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画面の前で淡々と話すいむ。 その声の裏には、言葉にできない思いが潜んでいた。
いむ
誰にも見せないその瞳は、どこか遠くを見つめている。 やがて、部屋の隅から静かな声が聞こえた。
ほとけ
いむ
いむは驚いて顔を上げる。 そこにいたのは、自分とよく似たもう一人の存在だった。
ほとけ
いむ
ほとけ
いむ
その言葉は胸に突き刺さった。 口に出せずにいた感情が、今、目の前で語られている。
ほとけ
いむ
ほとけ
いむは小さく息をつく。 静かな祈りの声が、心の奥に響いた。
いむ
ほとけ
その日、いむの胸には、静かな灯火がともった。 誰にも見えない“祈り”が、彼を包み込んでいた。
【第三話 了】