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翌朝
俺は目を覚ました瞬間、まず自分が無事であることに安心する
名前を呼ばれる夢も見なかった
それだけで、「今日はいい日だ」と思えてしまう自分が怖い
食堂に向かうと、すでに何人かが集まっていた
ナイルはいつも通り、陽気にパンを齧り、
アミナはみんなにスープを配り、
ルーフスは不機嫌そうに席に座っていた
マカナは、今日も静かだった
カルロ
声をかけると、アミナが微笑む
アミナ
カルロ
その時
キィンと金属が擦れるような高い音が響いた
その音で、空気が一瞬で変わった
ナイルがパンを置いた
ナイル
カルロ
聞き返すよりも先に、食堂の中央に光の輪が浮かび上がった
カラフルで玩具のようなエフェクト
子供向けゲームの演出そのものだった
次の瞬間
ロラン
元気すぎる声と共に、一人の少年が、輪の中から飛び出した
水色のマッシュヘアにオッドアイ
明らかにサイズの合っていない白衣を引きずっている
見た目はどう見ても、7、8歳くらいの子供だった
ロラン
少年は満面の笑みで、ぐるりと周囲を見渡す
誰も答えない
ロラン
首を傾げてから、ぱっと表情を明るくする
ロラン
ロラン
カルロ
ロラン
ロランの視線が、真っ直ぐこちらを射抜く
ロラン
カルロ
ロラン
カルロ
ロラン
ロランは無邪気に笑った
だが、その直後
ロラン
カルロ
その一言で、空気が凍りつく
ナイル
ナイルが低い声で制止する
ロラン
ナイル
ロランはきょとんとしてから、あはは、と笑った
ロラン
ロラン
ロラン
その言葉に違和感を感じる
ロラン
その「ずっと」が、なぜか恐ろしく感じた
カルロ
思わず、口が動いた
ロラン
即答だった
ロラン
カルロ
俺は言葉を続けようとして、止まる
カルロ
カルロ
ロランは少しだけ黙った
ロラン
ロラン
カルロ
ロランは、食堂の奥を指差した
ロラン
その言葉に、アミナが僅かに手を振るわせ、ルーフスが歯を食いしばった
ロラン
ロランが手を振る
ロラン
光の輪が、再び輝く
ロラン
次の瞬間、ロランの姿は消えていた
沈黙が、食堂を支配する
カルロ
俺が呟くと、ナイルが苦笑いした
ナイル
カルロ
ナイル
アミナ
アミナ
ルーフス
その言葉が、胸に刺さる
カルロは思った
あの少年は敵なのか?
それとも、壊れているだけなのか?
どちらにせよ、この世界の中心にいるのはあの笑顔だ
そして、あの笑顔がある限り、
ハッピーエンジョイランドは終わらない