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2038年2月28日
瑛治
今は学校から帰ってるところ。
またいじめ。
今日は、靴を蹴り飛ばして遊ぶゲームをしてるかと思ったら、
それを僕の頭に、思いっきりぶつけてきた。
瑛治
瑛治
瑛治
瑛治
瑛治
ここで、いつもの道に着いた。
懐かしい気配を感じた。
瑛治
瑛治
僕は、もう考える暇もなく、路地裏に駆け込んだ。
古い扉を、約1ヶ月ぶりに開ける。
キィ……
瑛治
パタン
入ると、Aー1436はいた。
でも、誰かと向かい合って、何かを話しているようだった。
瑛治
瑛治
Aー1436
Aー1436
Aー1436
Aー1436
瑛治
ふとAー1436の後ろを見ると、
Aー1436の背中からロボットがこっちを覗いていた。
瑛治
瑛治
Aー1436
Aー1436
Aー1436
Aー1436
Aー1436
瑛治
僕は、まだ僕のことを見ているCー8450の近くに寄ろうとした。
でも、その子は僕を避けるかのように、そっぽを向いた。
瑛治
瑛治
Aー1436
Aー1436
瑛治
瑛治
瑛治
すると、またCー8450は僕の方をちらりとだけ見て、
走り去って行った。
Aー1436
Aー1436
Aー1436
Aー1436
そして、Aー1436はCー8450を追いかけて行った。
ロボット
ロボット
気がつくと、僕はぼーっとしてて、
いつの間にか1ヶ月前くらいに見送ってくれたロボットたちが、僕の周りに集まっていた。
瑛治
瑛治
ロボット
ロボット
瑛治
瑛治
いつぶりだろう。
こんなに笑ったのは。
相手はロボットなのに。
人間と、姿も、頭脳も、ほとんど違う。
でも、そこにどこか温かさがある。
僕は、ロボットたちとしりとりをした。
とても楽しくて、ずっと笑った。
早くるいも連れてきたいな……
瑛治
瑛治
瑛治
ロボット
ロボット
ロボット
瑛治
瑛治
瑛治
ロボット
ロボット
瑛治
僕はまた、古い扉を開けた。
今回は、お見送りにAー1436はいなかったけど……
ロボットたちに手を振って、僕は人間の世界に戻った。
でも、1つだけ気がかりなことがある。
Cー8450……
君は…なんで僕を避けたの…?
僕を見つめる目は、少しだけ寂しそうで、
どこか…親近感が湧くような…
なんなんだろう……
なんとなくだけ納得して、僕は帰路に着いた。
家に帰って、
また父さんに殴られたことは、言うまでもない。
また部屋に戻って、るいに電話をかけた。
でも……
「おかけになった電話番号はおでになりません」
というアナウンスが、僕の耳に入ってきた。
瑛治
瑛治
とりあえず、留守電だけ残しておいた。
瑛治
瑛治
Robot Worldにて
Aー1436
Aー1436
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来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
来夢
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