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もうやだ

ヒナノ

あははっ!

嫌い

ヒナノ

もう学校来んな!
学校が汚れる!

周りの人

クスクス

こいつらも

ヒナノ

じゃあねーw

こんな世界も

サクラ

くっ…

大嫌いだ。

私はいじめられている。

理由は「キモイから」

で、今私はいじめられて放置されている。

痛くて動けない。

サクラ

最悪。

道路の真ん中。どしゃ降りの雨。

顔は多分ぐしゃぐしゃなんだろな。

サクラ

誰にも会わないといいけど。

ねぇ、

なんで?

そこの君。

笑わられるやつ?

なら聞きたくない。

大丈夫?

サクラ

え?

顔を見てみるとこの学校の人みたいだ。

サクラ

あ、あ

ほんと大丈夫?

立てなさそうだけど.........

サクラ

立てないです.........

だよね。

その人は手を貸してくれた。

サクラ

ありがとうございます。

ていうか

サクラ

いたた

あっ、酷い傷だね。

俺は

ヒロ

ヒロって名前。

ヒロ

家に帰って手当てしてもらいな!

サクラ

それができたらいいんですけど、

サクラ

家に人がいなくて.........

ヒロ

えっ

サクラ

仕事してて。

ヒロ

そっかぁ

ヒロ

じゃあ俺ん家来なよ

サクラ

えっ??

ヒロ

お母さん居るし、手当てしてくれると思う。

サクラ

そんな、こんなの慣れてるし。

今ヒロさんが「ん?」って顔した。

言っちゃった。

ヒロ

いじめられてるの?

ヒロ

その顔はそうなんだ。

うぅ

ヒロ

歩けそう?

サクラ

なんとか。

ヒロ

傘入りな。風邪引くよ。

サクラ

っ?

それって相合傘じゃん!

仕方ない、けど!やっぱ、恥ずい.........

家に着いた

ヒロ

たっだいまー

おかえりーって、

その子どうしたの!?

サクラ

あ、あの!

サクラ

違うんです。

サクラ

助けてくれたんです。

やば.........

え?

ヒロ

道て倒れてて。

ヒロ

家に誰もいないっていうから……

そういうこと?

ごめんね。

私はヒロの母。

ユキノ

ユキノ。

ユキノ

ひどいけがね。

ユキノ

こっちにおいで。

私は言われるがままに部屋へ連れてかれた。

手当てをしてもらった。

消毒をして、絆創膏やガーゼを貼ってもらってしまった。

サクラ

え、ええと

サクラ

ありがとうございました。ユキノさん。

ユキノ

あら、呼び捨てでもいいのに。

ニコッとしてくれた。

ユキノ

親はいつ帰ってくるの?

サクラ

分かりません。

ユキノ

サクラ

忙しいと職場に泊まったりとかするんで。

ユキノ

ご飯とかは?

サクラ

そこら辺で食べるか、作るか、ですかね。

ユキノ

じゃあ、今日はここに泊まってかない?

サクラ

えっ!?

ユキノ

決まりねっ!

サクラ

で、でも迷惑になるじゃないですか。

ユキノ

どうして?

ユキノ

家に帰っても誰もいないんならいいじゃない!

なにも、言えない……

サクラ

はい。

私は頷いた。

私の好きなカレーもつくってくれて、

途中からお父さんが帰ってきてトランプもした。

楽しかった。

お母さん

サクラ!

サクラ

お母さん!

お母さん

すいません。

お母さん

なにか迷惑かけませんでした?

ユキノ

逆にいてくれて良かったです。

お母さん

そ、そうですか。

お母さん

ありがとうございました。

サクラ

お世話になりました。

ユキノ

また来てね。

ヒロ

また、学校で。

サクラ

ありがとうございました!

次の日の土曜日の朝に

私は家を出た。

お母さん

はあ。あんた迷惑かけたでしょ。

サクラ

そうかもだけど、楽しかったよ。

サクラ

手当てもしてくれたし。

サクラ

そういえば、いじ、

お母さん

いじめなんてされてないんでしょ?

サクラ

違う!されてるの!

お母さん

学校に否定されたのよ?

めんどくさい事が嫌なのだろう。

頑なに認めない。

サクラ

なんでこんなに辛いのに、

サクラ

分かってくれないの!?

お母さん

面倒な事増やさないで。

サクラ

もういい!

お母さん

待ちなさい!

私は走って帰った。

それで学校に早く行った。

それから私は進級した。

ずっといじめられたままだ。

サクラ

私のクラスはっと。

名簿を見る。

サクラ

ウソ!

そこにはいじめ主犯の名前が。

サクラ

いや、いやいやいや!

顔を覆ってたっていると、

ヒロ

同じクラスじゃん。

サクラ

え?

後ろから声がした。

名簿をもう1回見ると名前が本当にあった。

ヒロ

よろしく。

爽やかな笑顔を見せてくれた。

胸がざわついた。

ヒナノ

えいえい!

サクラ

あぁ、

ずっとあの日から同じ。

助けて。

ヒロ

いい加減やめろよ。

ヒナノ

は?……って!

ヒナノ

ヒロ!

いつも人目のつかないところでされていたから、

生徒などには気づかれなかったのだ。

ヒロ

ふーん。こんな事やってたんだ。

ヒナノ

ち、違うの!

ヒロ

なにが?

ヒロ

動画撮ったから。

ヒロ

拡散しちゃおー

ヒナノ

や、やめて!

ヒロ

お前はサクラにそれ以上の事をしたんだぞ?

ヒロ

どの口がそれ言ってんの?

ヒナノ

うっ……

ヒロ

今日はいいよ。

ヒロ

でも次やったら.........

ヒロ

な?

ヒナノ

ご、ごめん。

ヒロ

俺じゃなくてサクラにあやまれよ。

ヒナノ

いや!

ヒロ

じゃあ先生に見せてくるから。

ヒナノ

あ!

私は黙っていることしか出来なかった。

その後

先生

大事な話があります。

先生

このクラスでいじめがあります。

周りはうつむいている。

先生

このようなことは絶対、

先生

絶対あってはならないことです。

先生

名前は出しません。

先生

が、いじめに関わった人は

先生

後で来なさい。

それから

ヒナノ

本当にすみませんでした。

みんな

すみませんでした!

みんなが謝ってくれた。

クラスメイトにきくと、ヒロが

裏で「謝れ」とはたらきかけたらしい。

これでクラスの雰囲気はぐっと良くなった。

これも全部ヒロのおかげ。

私はいつしかヒロに恋心を抱くようになった。

サクラ

あー!!

サクラ

雨降ってる。

サクラ

なのに傘、忘れちゃった.........

ヒロ

なにやってんのー?

サクラ

あ、ヒロ!

ヒロ

もしかして、傘忘れた?

サクラ

う、ん……

ヒロ

じゃあ、傘入りなよ。

サクラ

は?

ヒロ

は?ってなんだよ!

ヒロ

こっちは親切で.........

サクラ

ありがとう。

サクラ

入れて?

ヒロ

.........うん

この世界は本当は輝いていた。

とてもいいことがたくさん。

サクラ

ねぇ、ヒロ。

ヒロ

サクラ。

サクラ

な、なに?

ヒロ

先に言っていいよ。

サクラ

じゃあ一緒に言お!

ヒロ

おう。

「「好きです」」

今は相合傘じゃない。

「愛合傘」だ。

この作品はいかがでしたか?

20

コメント

10

ユーザー

あの悪いんだけど…ね? うちらの学年にひなちゃんとひろくんがいるじゃん…だからさ、もうサクちゃがひろに恋をしたとしか考えられなくてね…。。。え、逆に違うのお!?

ユーザー

スピカちゃんすごいね、、、 これからもがんばってね!

ユーザー

こっちまでドキドキするわー

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