LAN
その日は朝から機嫌が悪かった。普段なら流せるのに、会議中、いつものように好き勝手喋るメンバーにイライラしてしまった。
いるま
雨乃こさめ
いつもなら可愛いと感じるいるまとこさめの煽りにも。
すち
みこと
マイペースなすちとみことのやり取りも。
暇72
なつの言ういつものこと、に苛立ちが止まらなかった。
気付いたらバン、と机を叩いていた。
みこと
LAN
雨乃こさめ
こさめの言葉も無視して、おれは走ってその場から逃げた。皆のおれを呼ぶ声が聞こえたけど、無視した。
LAN
こんな構ってちゃんみたいなこと…。だからメンヘラって言われんだよな〜…。勢いのまま飛び出してきたけど、どうしよ…。
男性
悩んでいると同じように悩んでいるであろう人の声が聞こえた。
LAN
男性
LAN
男性
どうせすることもないし、おれはその人の道案内を買って出た。
男性
LAN
男性
…友達、か。
LAN
男性
LAN
誤魔化そうとして、その人に手を握られた。
男性
LAN
出会ったばかりの人に、何故話そうと思ったのかはわからない。でも、誰かに甘えたかったのかもしれない。
LAN
男性
え、と思ったときには遅かった。後ろからハンカチを押し当てられて、意識が遠のく。
あ、これ、やば―――。
LAN
男性
目が覚めて一番に視界に映ったのは、道に迷っていた男性だった。知らない場所に拘束された両手。…馬鹿だなぁ、おれ。こんな簡単な罠に引っかかるとか…。
LAN
男性
LAN
男性
くいっと顎を持ち上げられ、無理矢理男と目を合わせられる。
男性
LAN
男性
LAN
男性
…愛して、か。それもいいかもしれないな。どうせおれはメンバーには必要とされてないだろうし、このままこの男と此処で過ごすってのも―――。
???
おれの意識が闇に落ちそうになった時目の前男に銃が撃たれる。
LAN
いるま
目の前の男が倒れ、心配そうにおれを見つめるいるまが目に映る。
LAN
いるま
いるまはそう言いながらおれの拘束を解いていく。
LAN
いるま
拘束を解かれて、いるまがおれに手を差し伸べても、おれはその場から動けなかった。
いるま
LAN
いるま
LAN
頭上からはぁ、といるまの溜息が聞こえて、ビクリと肩が震える。しかし、その直後、いるまに抱き締められた。
LAN
いるま
LAN
いるま
ぎゅ、といるまの抱き締める力が強くなる。
いるま
LAN
いるま
嬉しいのに信じきれなくて、でも体は正直で涙が溢れる。
いるま
いるまの言葉は嬉しいけどおれは何も言えずにいた。
いるま
そう言っているまの唇とおれの唇が重ねられた。
LAN
驚いて抵抗できずにいると、いるまの舌が口内へ滑り込んでくる。
LAN
ゾクゾクとした快感が体を駆け巡って、自分のものとも思えないような声が漏れる。
いるま
LAN
いるま
LAN
いるま
今度は差し出された手を握れた。
そのまま家に帰ったら、皆に滅茶苦茶安心された。
みこと
すち
暇72
雨乃こさめ
LAN
おれの質問に皆は笑顔を浮かべる。
いるま
LAN
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いるま
雨乃こさめ
すち
みこと
いるま
コメント
7件
はぁ…桃君…可愛いなぁ メンヘラ大好きなんだよ♡六奏のみなさんうかうかしてたら俺がさらっちまうぞ〜w ((もしもしpolicemanですか?捕まえてください
私)みなさーん!いるまくんLANくんにキスしてましたー!((((((((((殴やめろやめろ