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渋谷
･･･････
朱音
ﾃｸﾃｸ
俺の名前は渋谷大智
同期の後を追っとる、武闘派の極道や
馬渕と似鳥から聞いたが、朱音は用事って言うとるらしい
俺はその用事とやらが気になって朱音の後を追ってるっていうわけや
渋谷
（どこに行ってるんや‥？
朱音
‥‥（後ろになんかおるなぁ
朱音
（まあ別にええや
朱音
（いやよくないわいやええわ←どっちやねん
朱音
（とりあえず”いつもの場所にいくか‥
渋谷
‥‥
戸狩
おい渋谷ぁ
渋谷
と、戸狩の兄貴！？
戸狩
お前こんなところで何しとんねん
渋谷
👈🏻（朱音
戸狩
…あいつの後追ってんのか
渋谷
そうです
戸狩
俺も参加してええか？
渋谷
ええですよ
朱音
ﾃｸﾃｸ
戸狩
それにしても、あいつはどこに行ってるんや？
渋谷
それを確かめるんですよ
戸狩
あそうか
朱音
ｶﾞﾁｬｯ、ﾊﾞﾀﾝｯ
戸狩
…ここって確か…
渋谷
倉庫…ですよね？
戸狩
やけど箱とかなんも置いたない
渋谷
こんなところに用事って…
戸狩
あ、ちょっとドア開いとる
渋谷
覗いてみましょか
戸狩
せやな
朱音
‥‥（床に座る
私は桜井朱音
朱音
（やっぱりここが一番落ち着くな…
人気のない倉庫に座る武闘派の極道や
朱音
ﾊﾟｶｯ（ペンダントを開く
私はポケットから青く燻んだ一つのペンダントを取り出し、蓋を開ける
そこには、顔が焼き立たれた家族写真が目に入る
ただ、小さな一人の少女だけは顔がはっきり映っている
朱音
…皆は、私のこと覚えてくれてるんかな、…
朱音
私は、あの日から”忘れたことは一度もあらへんよ…
朱音
あの…残酷な光景は、今も目に焼き付いてる‥
朱音
できることなら、もっかい会いたいなぁ…
朱音
大丈夫や…安心して…
そう言って私は胸元でペンダントを握りしめる
朱音
皆の絶望や怒りは…私が継いでいくから…（無表情
私はそう言って、一瞬表情を消す
朱音
…そろそろ戻らなな
渋谷
･･･････
戸狩
･･･････
俺と戸狩の兄貴は扉の前で固まっとった
渋谷
なんか取り出したんは分かりましたけど…なんなんでしょうね
戸狩
位置的にもそれは分からんやろうな
戸狩
っていうかあいつ…
渋谷
組の門の前でフラついとったから、カシラが拾ったらしいですけど…
戸狩
まあ…無駄な詮索はせんとこっか
渋谷
そうですね
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