はる
私がいなくても
はる
家の人は、困らない
はる
だって
はる
まるで私が昔からいないかのように
はる
私の話を無視するんだ
はる
ご飯になっても呼んでくれない
はる
私の体は、今
ほっそりとしている
ほっそりとしている
晴真
俺たちをおいてあいつのところに行くのか?
碧
はる…
はる
私は、君たちが居るからまだ行けないんだ
晴真
はるおいてかないで
碧
まだいきていて
はる
生きているという実感がない
はる
私は、また昔に戻ってしまうのだろうか
僕とよんでいた時代に 絶望して また人に迷惑をかけるんじゃないか
僕
ホントは、誰かに助けて欲しいんじゃないの?
はる
私は、あの頃には戻りたくない!
僕
でも君は、戻っちゃうんだ
僕
あの絶望の世界に
僕
のみ込まれるんだよ
はる
っ…………
僕
お前に友達などいない
僕
ずっと昔から分かっていただろう
はる
え…
僕
みんなに嫌われてから死ぬんだって
僕
だから、僕らは、人に嫌われることをして
はる
みんなに嫌ってもらうために
僕
僕らがしんで誰も悲しい思いをしないように
はる
私は
はる
…………
はる
死にたいの?