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鬼本 緋
この嗅ぎ覚えのあるヒスイラン、あぁ、朝か
俺は朝が嫌い
朝が得意な人を未だに見たことがない
大体の人が夜型だろ
鬼本 緋
くだらない事をいつものように考えてる
虚しいだろ?
鬼本 緋
いつものようにここリビングの空気は居心地が悪い
母は座ってスマホをいじり、父も仕事の準備をしながらスマホ。
お前らスマホ中毒だわもう
鬼本 緋
一応親に聞こえる程の声を響かせ、玄関の鏡で寝癖をささっと直し俺は家を出た
そういえば、あいつどこいったんだろ、最近見てないような気がする
ま、いいや
鬼本 緋
先生「あれ、君は転校生かな?ここは鉄木学園、これからよろしくね~」
鬼本 緋
???「あ、兄貴じゃん」
鬼本 黄
鬼本 緋
こいつは俺の弟、 鬼本 黄
一応兄弟という関係性な上、沢山会ってこう話していると思われがちだが、謎にこいつは日常で会わない
鬼本 緋
鬼本 黄
なんで会わないのか、俺も不思議に思っている
確かに今まででは黄と違う学校で通学路も乗るバスも違うわけだが、流石に同じ家に住んでいるわけで。
1ヶ月に一回程会うぐらいで、下手すりゃ3ヶ月会わない事だってある
連絡はまぁまぁ取るくらい。いやほんと、お前何してんだよいっつも
鬼本 黄
はいはい、となだめながら俺は教室へ向かった
鬼本 緋
鬼本 黄
どうやら学校側の都合上で俺と黄はクラス一緒になったらしい、こいつ一応俺より一歳年下なんだけど?はぁ、やっぱこういう大人の都合ってやつ、嫌い
先生に教室に入るよう指示を受け俺らは、ザワザワとしたいかにも普通な教室に足を踏み入れた
梅好き
梅好き
梅好き
梅好き