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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

私は黒雪君の案内で結月ちゃんとバトンタッチしたところに着くと結月ちゃんは血を流し地面に跪いて居た

鏡華

あら…私の後輩を……

少し遠いところでひとり呟くと私より遅かった黒雪君が何故か魔人「スピネリア・ツァルリーノ」の影から現れた

黒雪

待たせて悪かったな

結月

その姿はどうしたんだ…?

結月

まさかお前…

黒雪

そのまさかだよ、お叱りは後でちゃんと受けるさ…

黒雪

でも、お前が体張ってんのに主人の俺が張らない訳にはいかないだろ?

結月

バカ、式神使いは普通「後衛」に立つもんだ

黒雪

え、そうなの?

スピネリア)問答は終わったか?お二人さん

黒雪

あぁ、終わったよ

黒雪

そろそろ終わりにしようぜ、魔人さん

黒雪君が笑って言うとスピネリアは笑って「Good!」と言い「2人がかりで構わないよ、その方が面白そうだ」と言った

鏡華

(舐めプ…か、笑あいつ終わったなぁ…負ける癖に笑)

黒雪

2人でいいんだってよ、結月さん

結月

舐められてますな黒雪さん…

結月

だが、私一人じゃああいつには勝てない…

黒雪

勝つにはお前の力が必要だ

二人)手を貸せ、相棒

スピネリア)出し惜しみはナシだ、全力でやり合おう

スピネリアはそう言って二体の魔法人形を横に配置

黒雪

(魔法人形…そりゃあストックしてるわな)

黒雪

(邪魔されるのは面倒だ、時間もないし速攻で壊す)

鏡華

(心配しなくてもいいか…1回、逃げるみたいだし)

因みに…何故逃げるだとか負けるだとか知っているのかと言うと今私の手に納まっている書物、「未来書」

安直極まりないが効力は気色悪い位に正確…因みにS級武具で保管者兼所有者は私

鏡華

のんびりサボってもおkかなぁ…

因みに所有者兼保管者になったのは…約1年前 隊長になったその時に貰ったものだ、上層部からは「君が使えば良い未来になりそうだ」と、言う事らしい

書物を閉じてのんびりタバコを吸っているとスピネリアがゴキブリみたいに逃げた

鏡華

お〜、逃げ足早いもんだなぁ…

黒雪

あのハゲ逃げやがったぞ!

結月

ちょっと待て!互いの手札を知っておきたい

黒雪

!!それもそうだな…鏡華さん!

鏡華

うーぃ(早いなぁ…)

タバコの火を消し後ろから黒雪君を抱き締める

鏡華

んで…手札?だっけ

結月

ですね、コイツ…体に影を纏って…はぁ……

鏡華

肉体も霊体も…ましてや時間やらも飲み込んじゃう影を…ねぇ?笑

黒雪

し、仕方ないじゃないですか!

結月

セーブしながら何分だ?

黒雪

五…ぐらいだな

鏡華

え?秒?笑

黒雪

分ですよ!

結月

そうかそうか時か!結構持つな!

黒雪

分だって!

鏡華

まぁでも長い方かもねぇ…そういうのって神と同じようにパクって行かれちゃうから笑

結月

死んだら鏡華さんに弔いを任せるんだな

鏡華

おう!安心してくれよ!ちゃーんとその身体に風穴開けてやっから!

黒雪

鏡華さんって…行動力の塊ですよね…(訳 絶対開けられる…)

鏡華

優しいじゃろ

結月

いやぁ…火葬じゃないからもしかしたらキョンシーとかになるかも…

鏡華

確かに!そりゃ考えてなかったわ!手足吹き飛ばすか!

黒雪

そんな明るい声でロケラン出さないでくださいよ…どっから出したんですか

鏡華

それは秘密〜、結月ちゃんの怪我はどう?まぁ手酷くても治すつもりは無いけど…

黒雪

は、はぁ!?

鏡華

私は甘やかすために来たわけじゃないの、言ったでしょう?砦になるって…保険だって…

鏡華

勝てたら褒美としてもちろん怪我の手当はしてあげる、それに負傷して勝つってのは結構気持ちがいいものもよ?「相手は自分より万全なのに…自分より弱いのに自分が勝っている」「格上に勝った」ってね笑

黒雪

そ、それはそうかも知れませんけど…

鏡華

さ、準備しないと「第二ラウンド」始まるよ笑

そう言うとビルの合間を縫うように薔薇のようなトゲが着いた茎が生え始めた

鏡華

あーあ〜…笑

黒雪

な、なんだ…あれ

ビルの上には蜘蛛みたいな怪異

鏡華

あれは…怪異堕ちだよ

鏡華

悪魔とは別物…ただの怪異だよ

黒雪

うそ…だろ

鏡華

少しは会った事があるんじゃない?そーゆー人に…

鏡華

自分の弱さに付け込まれて…怪異に操られてしまった可哀想な人…

黒雪

!!

鏡華

人としての理性云々を全て悪魔に捧げてしまって怪異に堕ちた可哀想な人だから、救ってあげな

抱き締めるのを辞めて二人の背中を優しく叩く

鏡華

人を殺すことに躊躇あるかも知れないけど…あれは怪異だよ

黒雪

ッ…

結月

主!

黒雪

…分かった、だがサイズのデカさと言うバフは強力だ…二、三十秒位…足止め頼んでいいか?

結月

主に頼まれたら断れないものよ笑

結月

1分ぐらい足止めしてあげようか?笑

黒雪

余裕だな笑

黒雪君は姿を変え怪異の攻撃を躱し先程の戦闘で吹っ飛んだ刀を回収

鏡華

枯れるか咲くか…どっちかな

そんなことを呟きながらこちらにも飛んで来た攻撃を撃ち落とす

鏡華

(私に構ってていいのかなぁ…まぁいいか)

スピネリアが私にちょっかいを掛けたのは高確率で私の「神聖魔法」を警戒しての事だろう

鏡華

残念だったな笑私は今回無害だ、そこの可愛子ちゃんたちに負けたなら……な笑

黒雪君が武器を手に入れると同時に結月ちゃんが拘束術を発動

鏡華

お〜(よく見えるなぁ……あの頭の上にあるのって…多分だけど薔薇?だよな)

そんな事を思っていると黒雪君の攻撃……「二百由旬の一閃」が発動

花弁ごと胚珠を切り捨てた

鏡華

ばっかだなぁ笑私を警戒するからだ笑

黒雪君は技の反動で地面に崩れ落ちスピネリアは地面に落ちてきた

黒雪

はぁ……はぁ……(技の反動がッ…これ以上は無理だな……)

スピネリアはまだ生きているのか浅く呼吸を繰り返している

結月

!!まだ生きて_

黒雪

よせ、結月

結月

だが_

黒雪

あいつにもうヤンチャする元気はねぇよ

結月

お前…あいつはお前と小夜を殺そうとしたんだぞ!

鏡華

そーだねぇ、黒雪君、優しさだけで人が満たされると思う?人の道…外れないと思う?

黒雪君を立たせてそう言うと黒雪君は顔を暗くさせた

鏡華

君に人殺しはさせないから安心してよ

そう言って銃を構えると色彩の1人……青柳 心弥(あおやなぎ しんや)本名は……確か常磐だった気が…

まぁいい、目の前の彼は常磐を裏切った輩、撃ち殺してやろうと銃を構えると彼は笑った

青柳)ストップストップ笑僕はただ仕事をしに来たんだ

鏡華

その仕事次第で私が動くぞ、青柳

青柳)ここに来た理由は負けたヤツの処分だ

鏡華

処分…そういう事ね

黒雪

はぁ…?どういう事っすか

鏡華

アイツらは犯罪者だ、私達……君らからしたら巫山戯るなって思うかもしれないけど…善人の常識は通用しない

鏡華

お仲間はお仲間……そんな綺麗なものじゃない、アイツらのお仲間は汚れた関係…利害のみしか繋がってない奴ら

青柳)あぁ、黒雪クンは心の中で安らかに殺してやりたい……なんて思っているかもしれないけどこの先そんな物を持ってたって意味は無いよ笑

鏡華

彼の言う通りだよ、犯罪者は無慈悲に殺して行かなければ溶岩の道はすすめない…怖いなら帰りなさい

黒雪

それは…ッ

鏡華

アンタは早く自分の仕事を終わらせなさい

黒雪君の目を隠そうとしたら黒雪に止められた

鏡華

!!

黒雪

覚悟を決めるんです…自分も何人も人を殺して来ました……魂ですけど…

鏡華

…そっか

バシュッ

スピネリアは何かを言おうとしていたが青柳はその前にスピネリアを殺害

鏡華

終わったんなら帰れよ〜

そう言って帰ろうとしたら後ろから発砲音が聞こえ青柳の方をむくと目の前には弾丸があった

鏡華

ちょッ!

手に持っていた銃で弾丸を防ぐ

鏡華

アンタ…私に喧嘩売るのか……

青柳)お前と天原光一は厄介だからね、どっちか消しておきたいんだ

鏡華

ふーん…なら、お望み通り_

喧嘩を買ってやろうかと思った時「双方、武器を収めなさい」と言う声が聞こえ声がした方を向くと底には紫さんの式、藍さんが居た

青柳)おいおいおい!何で八雲んとこの式がいるんだよ!

黒雪

藍さん……

藍)常磐を裏切り色彩に寝返り……

青柳)悪いな、常磐の名はもう捨てたんだ、今は青柳を名乗らせて貰っている

藍)では青柳、今ここで帰れば危害は加えません

青柳)あぁ、そうさせてもらう

青柳)そうそう、黒雪クン……稲月悠夜には気を付けてね

青柳)僕からの忠告ね、それじゃあね

青柳はそう言ってこの場から離れた

黒雪

藍さん……

藍)紫様がお待ちです、行きますよ

鏡華

それより……結月ちゃんお疲れでしょ、先帰ってても……

結月

あぁ、そうさせてもらう

結月

流石に疲れたからな

結月

それより小夜のこと、任せるぞ

黒雪

言われなくとも分かってる

結月ちゃんは消え何故か私まで紫さんの所に連行された(私かわいそ〜)

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