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優璃
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
目の前の現実に理解が追いつかない。この棺全部に、私が…?
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
優璃
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
優璃
そう思った矢先、
優璃
わたしは、激しい眩暈に襲われた
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎
視界がどんどん暗くなる中、女の気配が消えた。
やがて、立つこともままならなくなり膝をついた
優璃
旅立ちの時間よ
優璃
優璃
さあ あの終点へ
優璃
優璃
自らの手で あの結末へ辿り着くといい
優璃
優璃
ほら その眼差しは
優璃
常に君に向けられている
優璃
私は⬛︎⬛︎り
あ⬛︎男を⬛︎す
それ⬛︎⬛︎は 死⬛︎
虚無は 私たちを 平等に 覆い尽くす 光のない 無へと
優璃
私はもう迷わない
優璃
たとえ無意味だとしても 私は足を止めない
優璃
私は母上の形見、『彼岸』を永遠の無へと振る
その赤黒い斬撃は ただ一直線に
無の境地へ曲がることなく向かひ
やがて眩い 光を 虚無を 照らした
虚無を 照らした