-翌日-
zm
ふいー!
朝の食堂
ゾムさんが元気よく中へ 入っていく
偏頭痛があまりに酷かった私は
あの後 強制的に眠らされて
気付いたらすっきりした朝を 迎えていた
点滴治療を しんぺい神さんが行ってくれたので
喉の乾きもなく 異常も特には出なかった
朝起きたら ゾムさんが私に飛びかかってきて 色々と心配された
ゾムさんも念のため どうやら夜を病室で過ごしていた らしかった
その後 身支度を整えて
軽く しんぺい神さんにお説教と症状を 詳しく教えられた
定期検査に来ることと
指定された薬を毎日飲むようにと
あとは
ゾムさんと同じように 薬を常時持つようにと指摘された
em
(本当に私大事にされてるな笑)
ゾムさんだけかと思ってた
あんなに過保護に育てられてるのは
でも
そんなことなかったんやな
私も食堂の中へと足を踏み入れる
皆の目線が少しだけ怖く感じたが そんなのを反対に皆は心配な声を 上げてくれた
ut
エミさん、!
ut
元気になったんか?
em
…え
em
あ、はい!
em
元通りですよ!
sho
とか言って
無理してたり…笑
無理してたり…笑
em
大丈夫です!
em
もう
em
迷惑かけないように
するんで…笑
するんで…笑
rb
笑
皆がクスクスと笑い始めた
何かおかしなことを 言っただろうか?
そう思ったとき
ゾムさんが近寄ってきた
zm
あんな
zm
エミさん
zm
迷惑はたーくさん、!
zm
かけてええんやで…?
zm
弱音は誰だってあるんや
zm
迷惑じゃないしな!
そう言って 頬をぎゅむっと包み込んでくる
zm
エミさんは家族やし!
クスクスと笑う彼に 最初は驚いてばっかだったけど
気が付けば 私も笑っていた
ーendー