A君
あの、

私
なに?

A君
もし良かったら、、、
付き合って下さい!

私
ありがとう。
でもごめん。

私
私、諦めきれない人がいるの。

A君
そっか笑

A君
なんかごめんね!

私
ううん!

A君
じゃあ、部活行くね、

私
うん!頑張って!

友達
ねー?!

私
え?

友達
また告られたの?

私
ああ...聞いてたの?

友達
あんたもう告白されるの何回目?!

私
えっと...

友達
もう中学になってから
半年で3人目でしよ?

私
うん、

友達
あんたは本当にモテるね!

私
え、、、

私はすごくモテる。
でも私にはどうしても諦めきれない人がいる。
私
ねーねー!

K
なに?

私
今日一緒に帰らない?

K
なんで?

私
え、、、

私
なんでって言われても...

K
理由がないなら無理

K
それに俺いつも誰と
帰ってるか知ってるよね?

私
友達

K
断るのめんどいし。

私
そっか。

私
じゃあまたね!

K
ああ。

Kの友達
おい!

K
なんだよ?

Kの友達
なんで断ったのさ!

K
え、別に

Kの友達
アイツと帰りたいやつは
お前の周りにいっぱいいるんだぞ?

K
それが?

K
俺、全然女子に興味ないし。

K
恋愛感情を抱いたこともない

K
もし一緒に帰ってほかの男子に
変な嫉妬されてもめんどいし。

Kの友達
ああ...

Kの友達
本当は俺がアイツと帰りたいよ!

K
勝手にすれば

私
ねー!

K
なに?

私
今日さ、一緒に帰らない?

K

K
めんどいって昨日言ったんだけど

私
そう、だよね...

K
じゃ。

私
うん...

友達
あんた誰とも付き合わないね。

私
うん。

私
だって好きな人じゃないと
付き合いたくないから。

友達
え、

友達
もしかして

友達
好きな人いるの?

私
...いるけど?

友達
ええええええ!!!!

私
そんな驚かなくても、、

友達
誰よ?!

私
......K

友達
うーわまじか

私
なに?

友達
アイツは...

友達
恋愛感情持ったことないんだよ。

私
え、、、

友達
だから...

友達
ちょっと失礼だけど

友達
やめた方がいいんじゃない?

私
うん、、、

私
うーん。

私
そっか、

私
だからあんなに冷たかったんだ

私
んー!

私
なんであんなに高いところに、、!

私
画鋲なんかついてんの!

友達
ごめん、

友達
その高さじゃ私も取れない。

K
取ってあげよっか?

背の高いKは背後からそっと近づいてきて
画鋲を取ってくれたのだ。
だがその時、背後にいたKは
私の肩に手を置いて取ってくれた。
思わず顔を見上げた私に
笑顔を見せた。
それがKを好きになった理由だった。
私
部活も同じだし。

私
背も高いし。

私
私にとっては素敵な人なのに。

Kの友達
お前いい加減アイツと帰ったら?

K
なんでよ。めんどくさい。

Kの友達
1回でいいからさ!

Kの友達
アイツとお前が帰ってる
とこ見たいんだよ!

K
はぁ。

K
まあ、1回帰ってみっか。

私
ねーねー!

K
はいはい

K
一緒に帰らない?でしょ。

私
うん!

K
今日は特別ね。

私
え!?

私
やった!本当に?!

K
ああ。

私
(やっば//)

私
(Kいい匂いする、、)

私
(顔赤くなってないかな?)

K
(あれ?)

K
(なんかドキドキする)

K
(緊張してるのか?)

K
(もしかして、、)

K
(これが恋...?)

その後2人はほとんど無言で帰った。
私の家に着いて
私
あ、ありがとね!

K
あ、ああ。

K
また明日な。

私
え、!

私
ま、また明日!

私
(久しぶりに見たあの笑顔、、)

私
(Kに恋した時に見たあの笑顔、、)

私
(やっぱりかっこいい、、、)

Kの友達
なあなあ昨日はどうだったんだよー?

K
ああ。

K
俺、、恋したみたい。

Kの友達
え?!

Kの友達
なんで急に?!

K
なんかドキドキして

K
緊張したみたいになって

Kの友達
うんうん!

K
なんか話したいのに
全然言葉が思いつかなくなって

K
これって恋なのかな?

Kの友達
うん。恋ですね。

Kの友達
バリバリそうだよ!

K
やっぱり、、これが恋か、、

Kの友達
絶対両思いだよ、

Kの友達
告白しろって!

K
いやいや、

K
まだ会って半年だろ?

K
それにまだ恋って確定したわけじゃないし

Kの友達
まあ、そうだけどな〜

Kの友達
もじもじしてる間に
取られないようにな!

K
............

クラスの男子
ねーねー!

私
なに?

クラスの男子
今日の昼休み俺と遊ばね?

私
何すんの?

クラスの男子
それは来てからのお楽しみだよ?

私
え、何それ怖い

クラスの男子
まあまあ!いいから来てよ!

私
え、、あ、うん。

K
(あれ...)

K
(なんで俺...アイツのこと見てたんだ?)

K
(それに俺、なんか男子にイラついてる...)

K
(なんでだ?)

Kの友達
おーい?

Kの友達
どうしたー?

K
え?あ、なに?

Kの友達
話聞いてろよー!

K
ああ、ごめん。

Kの友達
もしかして、、

Kの友達
アイツの事見てた?!

K
大声で言うなよ...

K
(良かった、アイツこっち見てない)

Kの友達
ああそっか!

Kの友達
アイツと男子が話してる
のに嫉妬したんだ!

K
なんか、、そうっぽい

Kの友達
あ、本当に?!

Kの友達
お前完全に恋したな。

K
やっぱりか。

Kの友達
今日はお前から
帰るの誘ったら?

K
............

K
そうしてみる。

Kの友達
おお!

Kの友達
今度はなんか喋ろよ!

K
ああ。

K
なあ

私
はい!

K
今日、、一緒に帰らない?

私
え?!

私
いいの?!

私
やったぁ!

私
でもなんで?

K
いや...

K
ちょっと聞きたいことがあって、、

私
うん...?

K
あのさっ!

私
うん?

K
昼休みに男子と何してたの?

私
え、、

私
私が好きなバレーで遊んでただけだよ?

K
そっか、

K
(俺も...したかったな...)

私
どうしたの?

K
あ、いや。

K
ちょっと気になっただけ。

私
そっか。

Kは気付いたら
小走りで私の後ろに行き
抱きついていた。
私
、、、え?

私
K?

私
ど、どうしたの?

K
お、おれ

K
お前の事好きになった

私
え、、だって

私
好きになった事今までなかったんじゃ。?

K
お前の笑顔が好きになった

私
え、、、

K
だから...

K
お前の隣にいたい
