氷雨
鬼人…狩り?
???
そう。あなたは、鬼人を狩る。
だから、鬼人狩り。
だから、鬼人狩り。
陸斗
お前…なんなんだよ!
???
私?私は、鬼人。「アノカタ」の計画を進めなくちゃね。だから、巫女の生き血が必要なの。
氷雨
巫女の生き血…誰の巫女の生き血を取るの?
???
そうねぇ。あなた達の友達とか…かしら?
氷雨
!
陸斗
ふざけんじゃねぇぞ!
氷雨
…それなら。
???
ん?
氷雨
それなら、私は今ここであなたを退治する。
???
いいわね。その意見、聞いてあげる。
陸斗
やめろ!氷雨!
氷雨
邪魔しないで、陸斗。聖奈を守るためにはこうするしかない…
陸斗
お前にコイツの勝ち目なんてない!
氷雨
っ!
???
それなら…また今夜の夜に会いましょうか。鬼人狩り様。
氷雨
(…どうすればいい?聖奈を守るには。)
お母さん
おかえり。
氷雨
お母さん。
お母さん
何?
氷雨
私に…「能力開花」をして。
お母さん
…ダメよ。
氷雨
…なんで。
お母さん
あなたに今の能力は、重すぎる。あなたの体が持たないわ。
氷雨
わかってる。わかってるけど…!
お母さん
…なんで今、能力が欲しいの?
氷雨
「鬼人が出てきた。」これなら、わかるでしょ?
お母さん
もうそんなに経つのね…
氷雨
私は聖奈を守りたい。お母さん、お願い。今夜が鬼人が聖奈を攫っていくの。だから…
お母さん
あなたに能力の制御ができるの⁉︎
氷雨
!
お母さん
ごめんなさいね。ちょっと時間があるなら、昔の話をしましょうか。