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ソファで横になっている冬くんの 寝顔は昔よりずっと大人びていて、
どことなく初の知ってる 冬くんじゃなかった。
同棲し始めて最初で最後の朝ご飯を ラップをかけてテーブルに置いておく
何だか寂しい気持ちが胸を満たしていた
初
初
返事は分からない
人は簡単に嘘をつくから
でも
冬くんが紡いだ言葉は、 全部全部信じてた。
早朝の空気は澄んでいて
呼吸がしやすかった
初
初
初
_________________。
初
初
初
初
2018 / 3 / 4 a .m .7:00
1人の命が海に溶けていった。
朝起きたらもう初はいなかった
初めてだろうか、
テーブルに朝ご飯が置いてあった
少し歪な手紙と一緒に、。
冬くんへ 朝ご飯、はじめて作ったから、 美味しくなかったら捨てといて、。 冬くんが初の事、 本当に好きなのかわかんなかった。 だから、何度も死のうとして心配かけて ごめんね。 ねぇ、教えて。 君は私を愛してた、? 私は世界で1番愛してたよ。 もう、さよならだね、笑 ◯◯海で待ってます、 初より、
冬
昔から知ってる
初の少し雑なのに読みやすい字
俺がそう言ったらニッコリ微笑んで 喜んでたの、よく覚えてる
冬
2022 / 3 / 4 a .m .7:00
冬
冬
海には誰もいなかった
冬
冬
冬
海に1人の泣き声だけが溶けていった。
コメント
12件
え、は、え?( ちょ、初ちゃん?!?! 「またね」ってなんだろ...? 「海に溶けていった」とか表現良すぎて43タップとか思わなかった(
43タップとか短すぎて鬱。 ( 誰か、誰か気付いてくれ。 ( 黙 ただの恋愛小説じゃないんだよ。