ドストエフスキーの家にある礼拝室へおとずれた。
そこで敦は白いタキシードを着て、白いベールを被る。
今度こそは互いの瞳の色をした指輪を用意して。
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
フョードル・ドストエフスキー
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
中島敦
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
シグマ
シグマの怒鳴り声が参列席の方から聞こえる。
やってしまったと頭をかくゴーゴリに、
ドストエフスキーは呆れた様子で見つめる。
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリ
フョードル・ドストエフスキー
ドストエフスキーと敦は向かい合う。
そして、互いに指輪を交換する。
敦の薬指の指輪には、紫色に煌めく宝石があった。
ドストエフスキーの薬指には、紫色と黄色に煌めく宝石があった。
そして、もう一度、誓いのキスを交わした。
ゴーゴリとシグマの拍手が礼拝室に響き渡る。
ふと、ドストエフスキーが敦に呟く。
フョードル・ドストエフスキー
少し攻めた質問をするが、
敦はキョトンとして
中島敦
中島敦
ドストエフスキーは、嬉しそうに微笑んだ。
フョードル・ドストエフスキー
敦は、妙なやつに好かれた。
共喰いを経て、
あの魔人はもう死んだとばかり思っていたのに。
ようやく探偵社の平穏がおとずれたとそう思っていたのに。
甘かった。つめが甘かった。
あの魔人が簡単に死ぬはずがなかった。
あの謎多き魔人が素直に、あっけなく死ぬはずがなかった。
今、探偵社は少し歪だ。
みんながみんな、互いに遠慮している。
鏡花なんて、敦がいないせいで、まるで廃人みたいな虚な目をしている。
太宰はポートマフィアと探偵社を行き来して、
太宰とは思えないほど疲れ切った顔をしている。
国木田も心なしか疲れ切って、……いや、責任を感じているんだろう。
国木田の眉のしわが日に日に濃くなっている。
谷崎兄妹も心なしか寂しそう……で。
賢治も賢治らしくない。気分を悪くさせないよう、気を遣っている。
与謝野さんもつまらなさそうだ。
いつも夕日ばかり眺めている。
社長も、
大切な社員のため、敦の居場所を見つけ出すため、捜査を続けている。
だけど、社長。僕は敦の居場所を知っている。
でも、言えない。言ってしまったら、また……
太宰治
江戸川乱歩
僕は太宰を手招きして呼ぶ。
太宰はゆらりゆらりとこちらへやってきた。
そっと耳打ちをするように
江戸川乱歩
江戸川乱歩
太宰は僕をじっと見つめる。
そして、ふっと鼻で笑った。
太宰治
声をはばかって、太宰は嘲笑する。
太宰治
太宰治
江戸川乱歩
江戸川乱歩
太宰治
太宰治
太宰治
江戸川乱歩
太宰治
太宰治
江戸川乱歩
日本ではなく、
ロシアへ身を移したのだろう。
探偵社が簡単に来られないように。
泉鏡花
江戸川乱歩
泉鏡花
江戸川乱歩
泉鏡花
鏡花は踵を返す。
鏡花の目は、あの可愛らしい少女の目をしていなかった。
35人殺しと呼ばれた、かつての
鏡花の目をしていた。
いや、それは鏡花だけでない。
探偵社一同が、鏡花と同じ目をしていた。
フョードル・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
ドストエフスキーの声が、誰もいない礼拝室に響く。
フョードル・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
薬指をゆっくりと見つめる。
フョードル・ドストエフスキー
ゆっくりと笑みを浮かべた。
罪と罰の花嫁
……
……
罪の花嫁
完
コメント
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スゥ…皆さーん、これが神作の例です!テスト出ますよ((
うわぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!最高最高最高最高!!!!!!マジで大好きです!!!!!!マジで将来作家になれます!!!!!!本当に最高です!!!これぞメリーバッドエンド…
うfffffffooooo((((((🤛