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もう銀木犀さんと不葉さんが今の姿で会話することはないのかな……って思ってたから最期に不葉さんが意識を戻して会話出来たのが本当に嬉しかった😭✨ おおお!!新しい女王様は雪華さんなんだ!!!雪華さんならもっと素敵な国になりそう!!! 最後の「調停者」さんと不葉さんの会話がめちゃくちゃ好きなんだけど、不葉さんにとって「転生」は嫌かな、って思ってたけど快く承諾してて銀木犀さんと出会えたからこそ新たな
月華を刺した直後、魂が浮かんできた
それを捕まえて月下美人へと昇華する
銀木犀
銀木犀
不葉を殺すだけ
……でも、もう少しだけ
もう少しだけこのままで居よう
部屋には死体がいくつもあるというのに
部屋の匂いは嗅いだことのある優しい香りがしていた
いつぞやか私が、不葉に贈ったプレゼントだと理解する
あの日以降、ずっと付けていないとこれほど部屋には充満しないだろう
相当気に入ったらしい
銀木犀
思えば、ここに初めて来た時は
こんなに感情移入することになるとは思ってなかった
スノードロップから聞いていた話のせいか
はたまた私個人の偏見なのか
今となっては理由すら分からないが
確実に言えることがあるとするならば
私は「不葉」を可愛がっていた
私の可愛い眷属が苦しんでなかったら
こんな感じなのかなという妄想はしていた
同時に、助けてあげられなかった分の罪滅ぼしを不葉にしていたのかもしれない
もう全部、分からないことだらけだ
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
答えは帰ってこない
自分で眠らせておいてなにが起きて欲しいだ
自分勝手にも程がある
部屋にはただ1人の声しか反響せず
お前は1人だと言われてる気分になる
……でも
眷属も大事
銀木犀
銀木犀
銀木犀
ゆっくりと立ち上がり
術の詠唱を始める
この時のためだけに
作った術を
取り繕った声で
発するのだ
銀木犀
術を発動させて
つん、と不葉を触る
そうすると、発動する
"陰りの段位"唯一の慈悲の術が
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
不葉
銀木犀
不葉
銀木犀
不葉
不葉
銀木犀
不葉
不葉
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
不葉
不葉
不葉
不葉
不葉
銀木犀
銀木犀
不葉
不葉
不葉
不葉
不葉
不葉
銀木犀
銀木犀
息を吸って、吐く
吸血鬼、陰りの段位
この2つの要素が合わさった人にしか使えない術を
彼女は自分の寿命と交換で使った
銀木犀
唱えた直後、不葉の魂が浮かんでくる
それを捕まえ、月下美人と繋ぎ合わせる
それを液体状にして、瓶に詰める
銀木犀
銀木犀
銀木犀
あれから数日間、休む暇もなかった
不葉と月華は死んで
私は新たな女王を任命しなくてはいけなくて
新たな女王に「雪華」を選んだ
そして、今日
私は元の世界に帰る予定である
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
雪華
銀木犀
雪華
銀木犀
銀木犀
雪華
雪華
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
雪華
雪華
銀木犀
銀木犀
雪華
銀木犀
雪華
雪華
雪華
銀木犀
銀木犀
雪華
雪華
雪華
銀木犀
銀木犀
銀木犀
それだけ言うと、私はこの世界から去った
雪華
雪華
雪華
雪華
不葉
不葉
「調停者」
「調停者」
不葉
「調停者」
「調停者」
不葉
「調停者」
「調停者」
不葉
「調停者」
「調停者」
「調停者」
「調停者」
不葉
「調停者」
「調停者」
「調停者」
不葉
不葉
不葉
「調停者」
「調停者」
「調停者」
「調停者」
「調停者」
「調停者」
第30話・夜 世界、金木犀の香りに酔う