TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
“アオ”が似合う君

一覧ページ

「“アオ”が似合う君」のメインビジュアル

“アオ”が似合う君

14 - 第14話 愛しい人

♥

312

2022年04月25日

シェアするシェアする
報告する

莉羽

こんにちは!

莉羽

莉羽です!

莉羽

“アオ”が似合う君

莉羽

第14話 愛しい人

莉羽

早速本編へどうぞ!

これはnmmnです ご本人様とは関係ありません

苦手な方は見ないでください

震える君を寝室に連れてくる

ここにいればリビングに置いてあるスマホの音も聞こえないはず

さとみ

狭いしちょっと散らかってるけど.....

ころん

全然大丈夫だよ、ありがとう.....

音が聞こえないから少し君も安心したみたいだ

さとみ

ベッド自由に使っていいからな

そう言って部屋を出ようとする

ころん

え、さとみくんはどこで寝るの.......?

さとみ

ん?床に適当に布団引いて寝ようかなって

ころん

えっ、そんな、悪いよ.....

さとみ

気にすんなって

さとみ

ただでさえ慣れない環境で寝にくいかもしれないのに、床で寝るとか余計に寝にくいだろ?

ころん

でも....

さとみ

いーの!

さとみ

じゃあ俺布団取ってくるから.....

そう言って部屋を出ようとした俺の服が引っ張られた

さとみ

......?

振り返ると君が俺の服の裾を掴んでいた

さとみ

どした....?

ころん

えと.......

ころん

その、やっぱり僕だけベッド使わせてもらうのは悪いから、その.....

ころん

い、一緒に、寝ない......?///

さとみ

えっ.....

さとみ

それは、えっと、俺も一緒にベッドで、ってこと.......?

ころん

うん...........///

衝撃だった

まさか君がそんなことを言い出すなんて

ころん

それならどっちの意見も叶うかなって......

ころん

それに.......

君が少し俯いて、俺の服を握る手に少し力が入った気がした

さとみ

それに...なに...?

ころん

そばに、居て欲しい......

さとみ

......!?

ころん

やっぱり、不安なの......

ころん

怖いの.......

ころん

でもさとみくんが近くにいてくれたら、安心できる気がするから........

ころん

....ダメ....かな....?///

さとみ

っ.......///

さとみ

わかっ...た.....///

さとみ

狭くない....?

ころん

うん、大丈夫.......

シングルサイズのベッドに二人で向かい合って横になる

電気はもう消したから君の顔はあんまり見えないけど

静かな部屋の中で

君の呼吸、体温が直ぐ近くにあって

鼓動が早速くなっているのが分かった

ころん

........ねぇさとみくん....

さとみ

.....ん?

ころん

ありがとう......僕のために色々してくれて......

さとみ

当たり前だろ....?大事な“親友”のためなんだから

ころん

親.....友.......そっか......ふふっ

ころん

やっぱり、さとみくんが近くにいてくれると安心するね

さとみ

....なら良かった.....ニコッ

ころん

ころん

さとみくん.......

さとみ

なぁに、今度はどしたの?

ころん

ぎゅ........ってして.....欲し..い..../

さとみ

え......?!

ころん

さとみくんが抱きしめてくれてる時、すごく、安心するの......

ころん

だから.........

突然君がそんなことを言い出すから、うまく頭が回らなかった

とにかく驚いた、けどそれ以上に

すごく嬉しかった

だから

さとみ

............ギュッ

ころん

.....!

さとみ

ギュゥッ.......ナデナデ.......

ころん

..........やっぱり

ころん

安心する..........

ころん

ありがとう........

さとみ

...........ねぇ、ころん

ころん

.....?

さとみ

俺のこと、好き?

つい、そう聞いてしまった

少しの沈黙の後、君は静かに答えた

ころん

.......好きだよ

ころん

.......でも......今は.....まだ.....

さとみ

...うん.....わかってるよ

さとみ

ごめんな.....?ナデナデ

ころん

........うん.....

ころん

いつかちゃんと話すから.......

ころん

それまでは、“親友”でいてほしい......です.....

さとみ

うん........

さとみ

さとみ

じゃあそろそろ....寝ようか....

ころん

そう....だね...

さとみ

おやすみ、ころん

ころん

うん、おやすみ、さとみくん........

どれくらい時間が経っただろう

俺はなかなか寝付けずに居た

さとみ

(“親友”......か......)

さとみ

(まぁ....そうだよな....)

俺の腕の中で小さく寝息を立てている君の髪を撫でて考える

全部分かってた

俺たちは、“親友”

俺は君が好きだけど

今の君にそんな余裕はない

でも少し期待してしまったんだ

君が俺をこんなにも信じてくれるから

頼って、甘えてくれるから

だから、あんなことを聞いてしまった

君を困らせるだけなのに

君の優しさに甘えてしまった

でも、この感情を消すことはできない

俺はやっぱり君が好きだ

誰よりも可愛くて、愛おしくて、守りたい

いつか君の“恋人”として、君の隣にいられたら

君を守ることができたら

さとみ

........大好きだよ....ころん....

さとみ

愛してる...誰よりも....

さとみ

絶対に守るから.......ギュウッ....

そう小さく呟いて、愛しい君を抱きしめた

“アオ”が似合う君

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

312

コメント

1

ユーザー

続き楽しみに待ってます!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚