主
主
主
主
主
ここは『すまない病棟』
様々な奇病を持っている患者が入院している所だ
その中に今日も元気な先生が2人
すまない先生
アリス先生
アリス先生
そう、彼らの名前はすまない先生とアリス先生
7年前からずっとこの病棟で過ごしている
そして2人はどちらとも元奇病持ち
ここに来る先生達は皆、元奇病持ちじゃないといけないのだ
それは奇病持ちに対する差別を無くすためだと言われている
すまない先生は元涙石病
アリス先生は元天使病である
すまない先生はたまに症状が発症するが、アリス先生は完治していて発症することはないらしい
そんな仲のいい2人の先生達とは別に、新しい先生が来ることに
すまない先生
アリス先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
すまない先生
こんにちはー!
すまない先生
アリス先生
2人の元へ来たのは左目に包帯を巻いていて、瞳が赤い可愛らしい女性だった
サリン先生
サリン先生
笑顔で頭を下げる仕草はとても素敵だ
アリス先生
アリス先生
すまない先生
サリン先生
これから始まる病棟での生活に3人はドキドキが止まらなかった
すまない先生
すまない先生
サリン先生
サリン先生
すまない先生
すまない先生
アリス先生
サリン先生
サリン先生
サリン先生
すまない先生
アリス先生
サリン先生との仲が少し良くなったところですまない先生が口を開く
すまない先生
アリス先生
サリン先生
すまない先生は左の通路に、アリス先生とサリン先生は一緒に右の通路に歩き出した
そして1号室と書かれた扉の前に立つ
サリン先生
アリス先生
アリス先生
そう言ってアリス先生は水色のカルテを差し出した
サリン先生
カルテ 名前 Mr赤ちゃん 12歳 病名 怪力病 症状 普通の人とは比べ物にならないくらいの怪力になる病気。少し力を入れただけで壁や床を破壊してしまう。だから人には力いっぱい抱きつくことができない。力を制御することが出来る手袋をいつもしている。手袋があれば多少の力なら抑えることが出来る。 しかし、本人の体は怪力とは違って普通の人と同じ為、無理をし過ぎると体が耐えきれず死んでしまう可能性もある。病気が原因で体の成長が赤ちゃんで止まっている。心は成長していく。治療法は見つかっていない
サリン先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生はスライド式のドアをゆっくりと開け、サリン先生と共に病室の中へ入っていった
サリン先生
病室の中に入ると少し消毒の臭いがした
窓が開いていて、天気がいいせいか風が心地よい
そして、風に揺られて薄い白色のカーテンがふわふわと浮いているので神秘的な印象を与える
サリン先生
アリス先生
アリス先生
Mr赤ちゃん(怪力病)
ベッドには背の小さい赤ちゃんが座っていた
Mr赤ちゃん(怪力病)
アリス先生
Mr赤ちゃん(怪力病)
Mr赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんは興味津々でアリス先生に訪ねた
アリス先生
アリス先生
サリン先生
サリン先生
サリン先生
Mr赤ちゃん(怪力病)
サリン先生
赤ちゃんはニコニコと笑っている
笑顔が可愛らしく、早く病気が治りますように、とサリン先生は願うのだった
Mr赤ちゃん(怪力病)
サリン先生
アリス先生
サリン先生
Mr赤ちゃん(怪力病)
アリス先生
サリン先生
サリン先生
Mr赤ちゃん(怪力病)
Mr赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんはビシッ、と頭に巻いてある包帯を指差す
サリン先生
アリス先生
サリン先生
サリン先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
アリス先生はニッコニコで話している
明るくて、まるで太陽のような人だ
サリン先生
じゃあ…とサリン先生が続ける
サリン先生
Mr赤ちゃん(怪力病)
アリス先生
アリス先生
2人は2号室へ向かう
病室の扉を開けると風に吹かれて白色の羽が此方に向かってくる
サリン先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
病室を見回すとあちらこちらに白色の羽が落ちている
もしかして…と私は勘付いた
サリン先生
アリス先生
アリス先生
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
病室の床には真っ白い羽が生えている金髪の少女が座り込んでいた
ノエル(天使病)
ノエル、という少女は涙目で訴えてくる
アリス先生
アリス先生
アリス先生
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
アリス先生
ノエルはアリスの言葉にホッとしている様だ
ノエル(天使病)
ノエルは不思議そうな顔でこちらを見た
サリン先生
サリン先生
ノエル(天使病)
サリン先生
ノエル(天使病)
サリン先生
サリン先生
本当の事だ
ノエルは水晶のような透き通った水色の瞳をもっている
ノエル(天使病)
ノエルはケラケラ笑う
笑っている顔が可愛くて、『天使のような笑顔』とは正にこのことだと思った
アリス先生
サリン先生
ノエル(天使病)
ノエルは病室を出る時、綺麗な手を降ってくれた
手を振り返しながら私達は3号室へ
3号室に行くための廊下を歩いている時、私はさっきのノエルについてアリスに話した
サリン先生
アリス先生
そう質問するとアリスは難しそうな顔をして口を開く
アリス先生
アリス先生
サリン先生
きっとアリスはノエルを心配させないようにと嘘をついたんだろう
アリスは本当に医師の鏡だな
サリン先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
ハァ…とアリスがため息をつく
アリス先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
アリス先生
どうしたものか…と考えているアリスに私は1言
サリン先生
サリン先生
アリス先生
アリスの顔がパァッと輝く
少し大きな声を出したせいで結構廊下に響いた
サリン先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
色々話している内に3号室の扉の前についた
アリス先生
サリン先生
そうしてアリスは3号室の扉をゆっくりと開けた
アリス先生
アリス先生
扉を開けると太陽の光に浴びながら服についているほこりをコロコロで取っている少女の姿が見えた
ミーシャ(猫化病)
ミーシャ(猫化病)
アリスの声に気がついて振り向いた少女の頭には猫の耳らしき物が生えていて尻尾も生えている
サリン先生
アリス先生
アリス先生
ミーシャ(猫化病)
ミーシャ(猫化病)
ミーシャ(猫化病)
ミーシャは尻尾の毛を撫でて、笑いながら答えた
アリス先生
ミーシャ(猫化病)
ミーシャ(猫化病)
アリス先生
ミーシャ(猫化病)
ミーシャの尻尾がゆらゆらと揺れている
私に興味を持ってくれたということだろうか
サリン先生
サリン先生
アリス先生
ミーシャ(猫化病)
ミーシャ(猫化病)
アリス先生
サリン先生
ミーシャ(猫化病)
ミーシャは尻尾をブンブンと揺らし、本物の猫のようにはしゃいでいる
アリス先生
サリン先生
ミーシャ(猫化病)
アリス先生
サリン先生
そして私達は3号室を後にして4号室へ
4号室の扉を開けると、ベッドの上に少女が座っていた
真っ白い純白の色のシーツの上には赤や黄色、青色の花が散らばっていた
サリン先生
花吐き病か…あの花に直接触れてはダメね
アリス先生
マロ(花吐き病)
可愛らしい声と、目の中にある花の光が特徴的な少女
きっとさっきまで花を吐いていたのだろう
早く薬が見つかったら良いのにね…
アリス先生
アリス先生
マロ(花吐き病)
アリス先生
アリス先生
マロ(花吐き病)
サリン先生
サリン先生
サリン先生
マロ(花吐き病)
マロの顔がパァッと輝く
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
そう言ったあと、何故かマロは私の顔を覗き込んできた
サリン先生
マロ(花吐き病)
マロ(花吐き病)
なるほど、マロは私の心配をしてくれてたのか
サリン先生
サリン先生
マロ(花吐き病)
ふうっ、と胸に手を当ててマロは安堵の表情をした
アリス先生
サリン先生
マロ(花吐き病)
マロに手を振りながら私達は5号室へと向かう
ブーブー!
5号室へ向かっている途中、突然アリスの腕に巻いている腕バンドが振動した
サリン先生
アリス先生
そして腕バンドが話しだした
重症棟1号室、重症棟1号室
と繰り返している
アリス先生
アリス先生
ダダダ
アリスはダッシュで何処かへ向かう
私もアリスを見失わないようにダッシュでついて行った
アリス先生
サリン先生
サリン先生
ついたのは頑丈な扉の前
右には1号室、と書かれている
アリス先生
アリス先生
そう言ってアリスから渡されたのは丈夫な防護服
アリス先生
アリス先生
防護服を着た私達は頑丈な扉を開け、部屋の中に入った
サリン先生
部屋に入ると防護服越しでも伝わる凄い暑さ
防護服が無かったらどうなっていただろう
というかここに居る患者は大丈夫なのだろうか
アリス先生
Mrレッド(発火病)
ベッドには横たわって苦しみ、もがいている少年がいた
名はレッドらしい
アリス先生
アリスは私の右隣にある冷蔵庫を指差した
サリン先生
私は急いで冷蔵庫を開け、注射器を取り出してアリスに渡した
アリス先生
アリス先生
アリスは慣れた手つきでレッドに注射器を刺し、大丈夫、大丈夫と声を掛けている
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
どうやら薬の効果が効いていて症状が落ち着いたようだ
Mrレッド(発火病)
アリス先生
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
アリス先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
アリスの目からは一筋の涙が流れる
優しいアリスの事だ、きっと患者が苦しんでるのを見て耐えられなくなったんだろう
まだ出会って少ししか時間が経っていない私でも、アリスは優しい人間だと確信できる
サリン先生
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
アリス先生
アリス先生
Mrレッド(発火病)
アリス先生
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
サリン先生
急に私に話を振られて少し戸惑ってしまった
サリン先生
サリン先生
Mrレッド(発火病)
Mrレッド(発火病)
赤色の髪と瞳を持ったレッド
何だかいたずらっ子っぽそうな顔をしている
偏見だが
サリン先生
アリス先生
サリン先生
サリン先生
Mrレッド(発火病)
症状が落ち着いたレッドを後に、私達は熱い部屋を出た
アリス先生
サリン先生
何だかバタバタしていて私達は少し疲れている
さっきまで熱い部屋にいたから廊下がとても涼しく感じる
防護服を脱いだら逆に寒くなるほどあの部屋は熱かった
サリン先生
アリス先生
アリスはポケットからもう1つの腕バンドを取り出し、私にくれた
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
アリスはささっと私に腕バンドをつけてくれた
アリス先生
アリス先生
サリン先生
サリン先生
アリス先生
少し話をしていると何処からかダダダ、と足音が聞こえてきた
すまない先生
サリン先生
アリス先生
こっちに向かってきたのはすまないだった
腕バンドが振動したからここへ来たのだろう
すまない先生
すまない先生
すまない先生
サリン先生
アリス先生
すまない先生
ところで…とすまないは私達を見る
すまない先生
アリス先生
そう言ってアリスは私の腕にしがみつく
サリン先生
アリス先生
すまない先生
すまない先生
サリン先生
すまない先生
レッドが無事だと分かったすまないは凄いスピードで下に戻っていった
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
私達はまた防護服を来てブルーの部屋に入った
部屋の扉を開けるととてもひんやりとした空気が体に触れる
サリン先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
そんな過酷な環境に耐えれるって凄いな、と思いながら私はブルーの元へ
アリス先生
サリン先生
ブルーは可愛い寝顔ですやすやとねていた
青色の髪で、きっと青い目をしているんだろうな、と思う
アリス先生
サリン先生
アリス先生
ブルーの診察が終わり、私達は部屋を出た
部屋を出ると体が熱くなった
さっきまでとても寒い部屋にいたからだね
サリン先生
アリス先生
私達は防護服を脱いでハンガーに掛けた
アリス先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
私たちの間に少し、しんみりとした空気が流れる
アリス先生
サリン先生
アリス先生
サリン先生
アリス先生
アリス先生
サリン先生
なんでだろう、と私は思っていた
そういうことか、頭いいな
アリス先生
私達は重症棟を後にし、5号室へ向かった
主
主
主
主
主
主
主
コメント
10件
うわぁ!すごく面白いです! 奇病に対しての偏見を無くそう、?みたいな考え方が素敵ですね! サリン先生、アリス先生、すまない先生と何人かの患者たち…これは面白い展開になりそうですね! 続き楽しみにしています!
オリキャラいっぱいだ!!頑張って覚えないとな…先生の選び方とか冷蔵庫がある事とか考えられてるな…あれ?←(考えてない人) 奇病見た事無いのばっかりだった!大体奇病って作品で被ること多いんだけど…今の所全部見た事ないな… ってか夢羽保険←(?)なくても全然行けるよ!やっぱ上手くなってるのよ、小説は…(誰目線じゃオラ) 続きは無理せず頑張れ!タップ数が多い程テキトーになる可能性は大きくなるよ!
オリキャラちゃんもいっぱいいるんだね! それに奇病に対する偏見を無くすために医者も奇病持ちを選んでるって配慮がすごい! 僕そこまで考えが行き渡らないなぁ…… いつも素晴らしい作品をありがとうございます!