コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
とある冬の日。 優菜が普段学校に着くのはギリギリではないし、友達もいない優菜は1人で本を読んだり、授業の予習をしたりして時間を潰す。 しばらくして、担任が入ってきた。
担任教師
一気にクラスでどよめきが起こる。どんな子だろう。気になって仕方ない。 女子だったら私にとっての唯一の友達になると思う。男子だったらすぐには仲良くなれないかもだけど、いつか仲良くなれると信じよう。
そう思いながら、優菜は転校生を出待ちする。
担任教師
奏斗
転校生は返事をすると、教室に入ってきた。男子生徒だ。制服はきっちり着ているものの、髪型はどこか酒落ている。
奏斗
転校生が軽く自己紹介をした瞬間、ぶりっ子女子たちの黄色い歓声が聞こえてきた。
ぶりっ子女子達
雰囲気から意外とすぐに仲良くなれそうだな。そう思った。 奏斗の席は優菜の隣。彼は席に着くと、すぐに優菜に話しかけてきた。
奏斗
優菜
人付き合いへの不慣れさから、つい照れ隠して答えてしまったが、奏斗は嫌な顔をするどころか、なんとなく親近感が持てる笑顔を見せた。
奏斗
優菜
奏斗は大きく首を縦に振った。こうして、2人は仲良くなった。