太宰治
少女
少女
少年
と、少年が懐から取りだした畳刀を 太宰に向ける。
太宰が両手を上げた。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
少年
太宰治
太宰治
少年
そう云って太宰が携帯電話を取り出すと、 判りやすく慌てる少年。
これなら心配要らないか。 少年に私達を刺す度胸なんて無いだろう。
太宰治
太宰治
太宰治
太宰が通話を着ると、 間もなくして少年の携帯電話に着信が入る。
少年
少女
少年
太宰治
少女
と、少年の背にしがみついていた少女が 今度は中也君の腕に抱き着く。
少年
少女
中原中也
少女
杏堂〇〇
少女
杏堂〇〇
杏堂〇〇
杏堂〇〇
少女
上目遣いで睨んでくる少女に 私はフッと鼻で笑って見下した。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
少女
そう目を細めると、少女はビクッと肩を揺らし、 怯えたように目を逸らした。
私の気迫に気圧されたのだろう。 三年もマフィアやってれば其処らの餓鬼ねめつけるくらいお手の物だ。
中原中也
少女
少年
中原中也
中原中也
少年
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
杏堂〇〇
少年
少年
中原中也
太宰に手を引かれて出入口へ向かう。 私は首だけ振り向いて中也君を見た。
杏堂〇〇
中原中也
そう云うと中也は腕に抱き着く少女を払い除け、 私の隣に並んだ。
少年
少年
少年
塵箱を蹴り飛ばし、怒りやら何やらで 叫びたおす少年。
私は最後に此方を呆然と眺める少女に振り向き、 ニヤリと勝ち誇った笑みを浮かべた。
杏堂〇〇
コメント
4件
面白かったです!続き待ってます!
今回は〇〇ちゃんのポートマフィアなところ、黒い部分を書きたかったんです!上手く伝わったかな…?