…
竈門炭治郎
!
竈門炭治郎
(鬼、なのか?)
なまえは…?
竈門炭治郎
え、あ
竈門炭治郎
竈門炭治郎、
巫
そっか、わたしは巫
巫
よろしくね。
巫
じゃ、
“巫”と名乗る少女は今宵の空の下へ消えていった
鬼なのか人間なのかもわからない
何も匂いのしない子だった
冨岡義勇
炭治郎、そっちは
竈門炭治郎
いえ、特に
冨岡義勇
分かった
冨岡義勇
ここは終わりだ
竈門炭治郎
はい!
俺は義勇さんと一緒に任務へ来ている
この町で「鬼を見た」という情報が沢山入っているらしい
鬼の姿なんてないのに
竈門炭治郎
本当に鬼なんて居るんですかね
冨岡義勇
まあ、油断はするな
竈門炭治郎
ですね
きゃああ!!!
鬼よ!鬼が出たわ!!
竈門炭治郎
義勇さん!
冨岡義勇
ああ
冨岡義勇
?
竈門炭治郎
…いませんね?
居たの、居たのよ!本当よ!
本当よ、鬼狩りさんなら信じてくれるわよね!!?
竈門炭治郎
はい、信じますよ
竈門炭治郎
でもここには居ないみたいです
…居たのよ、居たんだってば
冨岡義勇
…、
冨岡義勇
!
冨岡義勇
炭治郎!!
竈門炭治郎
え、
突然、俺たちを呼び出した女性が襲ってきた
幸い、攻撃に間に合い
かすり傷で済んだ
竈門炭治郎
鬼…?
冨岡義勇
みたいだな
冨岡義勇
多分今回の本体じゃないだろう
冨岡義勇
弱すぎる
竈門炭治郎
一体なんなんだ…
その後も徘徊を暫くしていたが
鬼の姿は無かった
竈門炭治郎
不思議だな
巫
たんじろう
竈門炭治郎
!
巫
夜おそくにあぶないよ
巫
早くお家にかえらなきゃ
竈門炭治郎
君こそ危ないんじゃないか?
巫
ねえ、巫。
巫
君ってなまえじゃない
竈門炭治郎
あぁ、そっかそっか
竈門炭治郎
巫ちゃんね
巫
…うん!
冨岡義勇
どうした、炭治郎
冨岡義勇
これは…?
竈門炭治郎
あ、えと
巫
…これじゃない!
巫
巫、…
巫
あなたのなまえは?
冨岡義勇
…?別に名乗るようなものじゃない
巫
…けち。教えてよ
冨岡義勇
お前、鬼だろ
巫
…だからお前じゃない!
巫
巫だってば…!!
竈門炭治郎
巫ちゃん、彼は義勇さん
巫
ぎゆう、、。
巫
ありがとう、たんじろ
巫
覚えた!
冨岡義勇
…おい
竈門炭治郎
いいじゃないですか、名前くらい
竈門炭治郎
それにこの子、殺意の匂いがしないですよ
冨岡義勇
まあいい、
冨岡義勇
任務に戻るぞ
竈門炭治郎
はい!
巫
たんじろう
巫
ぎゆう
巫
鬼の場所、しってるよ
竈門炭治郎
え、そうなの?
巫
うんっ
巫
ついてきて!
竈門炭治郎
義勇さん、どうしますか…
冨岡義勇
…行くか
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コメント
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うん炭治郎優しい好き そして神作すぎて死ぬ んりたちゃんありがとう好き