sha
カーテンの隙間から差し込む光で目が覚めた
一階のリビングまで降りると母はもういない
また別の男のところに行ったのだろうか
sha
身体中を嫌な感じが駆け巡る
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sha
呼びに来たロボロと一緒に学校へ行く
ロボロととは教室が違うので別れ、教室に入る
クラスにはもう殆どのクラスメイトがいた
大先生はいないが、いつもの遅刻だろう
また、いつもと同じ一日が始まると、そう思っていた
放課後になり、手紙に書かれていた屋上へ来た
そこに待っていたのは
姫川 愛飴
姫川愛飴、転校生だった
sha
姫川 愛飴
姫川さんはガサゴソと持っているポーチから太陽光を反射する何かを取り出した
sha
姫川 愛飴
姫川 愛飴
姫川 愛飴
姫川さんは取り出したカッターを自分の手首に当てた
そして大きく息を吸う
sha
そう思った時にはもう遅く、姫川さんはカッターを自分の手首に向かって滑らせた
姫川 愛飴
ポタ、ポタと姫川さんの手首から血が垂れる
姫川さんは持ち手をこちらに向けてカッターを床に投げた
姫川 愛飴
大きく息を吸った姫川さんはコネシマばりの大声で叫んだ
姫川 愛飴
sha
まさか、ここまで古典的な方法でくるとは
どたどたと足音が聞こえてくる
その音を聞きながら俺はカッターを拾った
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最初に来たのはゾムだった
その後に続々と生徒会メンバーが続き、全員が目の前に広がる光景に目を見開いていた
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sha
全員が信じられないものを見たという表情で固まっている
姫川 愛飴
姫川さんが泣き真似をしながらみんなに声をかける
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姫川 愛飴
ガンッ、と俺は屋上のフェンスにおしつけられた
やったのはシッマらしい
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と、言われるが首を絞められてるので返事もできない
いや、そういやって言うなら離して?
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kn
ut
明らかに目が泳いでいる
何故だろう
俺のことを信じる必要なんてないやろ?
sha
ut
姫川 愛飴
ut
俺はそのまま家に帰った
あの時、姫川に「アンタのせいで!!」と言われた時にフラッシュバックした
もう忘れたはずの記憶
思い出したくもない記憶
知られたくない過去
無くしたい過去
死にたい現在
終わりたい現在
まるで昔に戻ったみたいだ
もうとっくに慣れたはずなのに
sha
やっぱり、信じるなんて馬鹿のすることだったかな
俺は一生こんな人生なんだね
どうやったって結果は同じ
どうしたって
そういう星の下に生まれついた俺だから
彼奴らみたいに輝く星には慣れないから
主役になるのは彼奴らだけで
俺は引き立て役にしかなれないから
sha
嘘ばっかついてて
sha
ーーー
その言葉だって嘘だったんだ
コメント
2件
ありがとうございます! 嬉しいです! これからもできる範囲で頑張ります、!
この作品神です! マジでこの作品好きです! これからも体調にお気をつけて投稿していってください! もう一度言います。あなたの作品は神です!