another story by 日比谷 里夏
〜3年前〜
母子家庭
ひとりっ子
まるでこの世界の脇役のような
私の人生。
日比谷 里沙
日比谷 里夏
クズな父親は
私が小学2年生の頃 お母さんと私を捨てて、他の女に寝返った。
お母さんはいつも
「お父さんがいなくて寂しいよね」
とか
「片親でごめんね」
って、私に泣きながら謝ってくるけど
お父さんなんていらなかったし
片親で寂しかったことなんてなかった。
むしろ、あんな奴にお母さんの人生が 奪われなくて良かったと思ってる。
日比谷 里夏
気を付けてね
日比谷 里沙
日比谷 里沙
日比谷 里沙
お母さんは、片親である私の事を可哀想に 思っているのか
はたまた 身内が私と遠くに住んでいる祖父母しかいないからなのか
私に対してひどく過保護だった。
日比谷 里夏
日比谷 里夏
お母さんの過保護が出るたびに 私が落ち着かせる。
それが日々の日課だった。
「里夏おはよ~!」
「里夏はよ~」
日比谷 里夏
結構人脈は広い方で
朝学校に行ったら、左右から「おはよう」 って聞こえるぐらいだった。
ゆかり(里夏の親友)
日比谷 里夏
小さい時からの幼馴染で
親友のゆかり。
いつも一緒にいてくれて
私の中の一番だった。
日比谷 里夏
ゆかり(里夏の親友)
みづき
みづき君はゆかりの好きな人で
絡みは中学生からだったけれど
席が近いこともあって、いつも3人で休み時間を過ごしていた。
ゆかり(里夏の親友)
日比谷 里夏
みづき君が席を外した時、私たちの間で始まるのは ゆかりの恋バナで
惚気話やらなんやらをよく聞かされていた。
日比谷 里夏
ゆかり(里夏の親友)
でもそんな日常が楽しくて
私の思い出だった。
みづき
日比谷 里夏
中学一年生の終わり頃、みづき君に話があるって 屋上に呼び出されて
告白された。
みづき
正直友達としてしか見ていなかったから
本当に驚いた。
日比谷 里夏
断ろうとした。。
でもその前に、私の頭で 悪い考えがよぎった。
日比谷 里夏
日比谷 里夏
ダメだと思った。
でもその衝動の勝ち筋が見当たらなかった。
日比谷 里夏
気づいた時には、もう遅かった。
ー翌日ー
ゆかり(里夏の親友)
日比谷 里夏
次の日急にゆかりに呼び止められて
いつも通りに返事をした。
ゆかり(里夏の親友)
ゆかり(里夏の親友)
案の定、昨日の事だった。
日比谷 里夏
ゆかり(里夏の親友)
ぞくっ
日比谷 里夏
日比谷 里夏
お父さんに似ちゃったのかも…w
一度楽しいと思ったことは、もうやめられなくて
日比谷 里夏
日比谷 里沙
日比谷 里夏
隣の家のお兄さん
クラスメイトの好きな人
私の友達の彼氏
……お母さんの内緒の恋人。
全部全部、奪ってあげた。
皆んな皆んな、私を選んでくれた。
日比谷 里沙
…お人好しなお母さん。
……ごめんね。でももうやめられない。
あなたのこと、幸せにしてあげられない。
だって私は
あなたが大っ嫌いな
お父さんに似てしまったから。
幸せそうな顔してる奴を見ると腹が立つの。
恋愛なんかに自惚れてる奴が大っ嫌いなの。
私とそいつの違いが醜いの。
ごめんね、ごめん…ごめんなさい。
私、こんなんに育っちゃった。
ーー
日比谷 里夏
et
高校一年生。 お母さんの会社の転勤で
この街に来た。
日比谷 里夏
et
ya
日比谷 里夏
ごめんね?名前も知らない橙色の子。
あなたの好きな人、私が貰うね。
日比谷 里夏
ya
私が幸せになるために
et
私の幸せの、踏み台になってね…ッ♡
next ♡100
この作品はいかがでしたか?
1,583
コメント
40件
里夏やば?「名前あってないかもー
自覚あるなら直せよ〜
里夏ちゃん悪い人