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転校生に親友を奪われました。

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転校生に親友を奪われました。

14 - episode.14「another story by日比谷 里夏」

♥

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2024年08月16日

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another story by 日比谷 里夏

〜3年前〜

母子家庭

ひとりっ子

まるでこの世界の脇役のような

私の人生。

日比谷 里沙

里夏、ちゃんとご飯食べた?

日比谷 里夏

うん、今日も美味しかったよ。

クズな父親は

私が小学2年生の頃 お母さんと私を捨てて、他の女に寝返った。

お母さんはいつも

「お父さんがいなくて寂しいよね」

とか

「片親でごめんね」

って、私に泣きながら謝ってくるけど

お父さんなんていらなかったし

片親で寂しかったことなんてなかった。

むしろ、あんな奴にお母さんの人生が 奪われなくて良かったと思ってる。

日比谷 里夏

行ってくるね、お母さんも
気を付けてね

日比谷 里沙

えぇ……ありがとう。

日比谷 里沙

……送って行こうか、?ほら…通学路は車の通りが多いし…

日比谷 里沙

私あなたに何かあったら…

お母さんは、片親である私の事を可哀想に 思っているのか

はたまた 身内が私と遠くに住んでいる祖父母しかいないからなのか

私に対してひどく過保護だった。

日比谷 里夏

ううん、大丈夫だよ。

日比谷 里夏

わたし、お母さんを残してどこかへ行ったりなんかしないから。

お母さんの過保護が出るたびに 私が落ち着かせる。

それが日々の日課だった。

「里夏おはよ~!」

「里夏はよ~」

日比谷 里夏

みんなおはよう!

結構人脈は広い方で

朝学校に行ったら、左右から「おはよう」 って聞こえるぐらいだった。

ゆかり(里夏の親友)

おはよ里夏!

日比谷 里夏

おはよ~

小さい時からの幼馴染で

親友のゆかり。

いつも一緒にいてくれて

私の中の一番だった。

日比谷 里夏

……あッ、みづき君来たよ!

ゆかり(里夏の親友)

わッ…大きい声出さないでよ!

みづき

おはよ!里夏、ゆかり!

みづき君はゆかりの好きな人で

絡みは中学生からだったけれど

席が近いこともあって、いつも3人で休み時間を過ごしていた。

ゆかり(里夏の親友)

………も~…ほんと好き、、

日比谷 里夏

みづき君の事好きすぎでしょ!

みづき君が席を外した時、私たちの間で始まるのは ゆかりの恋バナで

惚気話やらなんやらをよく聞かされていた。

日比谷 里夏

まぁ頑張りなよ!

ゆかり(里夏の親友)

うん……//

でもそんな日常が楽しくて

私の思い出だった。

みづき

里夏、好きですッ…

日比谷 里夏

………え、

中学一年生の終わり頃、みづき君に話があるって 屋上に呼び出されて

告白された。

みづき

笑った顔とか可愛くて…ずっと好きでした!

正直友達としてしか見ていなかったから

本当に驚いた。

日比谷 里夏

(…でもゆかりの事があるし…)

断ろうとした。。

でもその前に、私の頭で 悪い考えがよぎった。

日比谷 里夏

(……ここで告白に応えたら?)

日比谷 里夏

(ゆかりはどんな顔する…?)

ダメだと思った。

でもその衝動の勝ち筋が見当たらなかった。

日比谷 里夏

……うん、これからよろしく。

気づいた時には、もう遅かった。

ー翌日ー

ゆかり(里夏の親友)

ねぇ里夏ッ……

日比谷 里夏

……ん~…?

次の日急にゆかりに呼び止められて

いつも通りに返事をした。

ゆかり(里夏の親友)

どういうこと…ッ?

ゆかり(里夏の親友)

応援してくれてたじゃん………ッ!

案の定、昨日の事だった。

日比谷 里夏

あー…、"みづき"から聞いたんだ。

ゆかり(里夏の親友)

ッ……あんた最っ低…

ぞくっ

日比谷 里夏

(ッはは….w)

日比谷 里夏

(私…お母さんよりも…)

お父さんに似ちゃったのかも…w

一度楽しいと思ったことは、もうやめられなくて

日比谷 里夏

行ってきます

日比谷 里沙

こんな夜遅くにどこに行くの…ッ

日比谷 里夏

ん~?海斗君の所。

隣の家のお兄さん

クラスメイトの好きな人

私の友達の彼氏

……お母さんの内緒の恋人。

全部全部、奪ってあげた。

皆んな皆んな、私を選んでくれた。

日比谷 里沙

良い加減にして…!私本当に…あなたに何かがあったら…ッ

…お人好しなお母さん。

……ごめんね。でももうやめられない。

あなたのこと、幸せにしてあげられない。

だって私は

あなたが大っ嫌いな

お父さんに似てしまったから。

幸せそうな顔してる奴を見ると腹が立つの。

恋愛なんかに自惚れてる奴が大っ嫌いなの。

私とそいつの違いが醜いの。

ごめんね、ごめん…ごめんなさい。

私、こんなんに育っちゃった。

ーー

日比谷 里夏

〜〜から来た、日比谷 里夏です!よろしくお願いしますッ

et

………(パチパチ

高校一年生。 お母さんの会社の転勤で

この街に来た。

日比谷 里夏

(……次の目標は~…)

et

~……?

ya

~…!

日比谷 里夏

(あの子に決めたッ)

ごめんね?名前も知らない橙色の子。

あなたの好きな人、私が貰うね。

日比谷 里夏

よろしくねッ!

ya

ッ…よろしく、/

私が幸せになるために

et

ッ……

私の幸せの、踏み台になってね…ッ♡

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転校生に親友を奪われました。

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コメント

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ユーザー

里夏やば?「名前あってないかもー

ユーザー

自覚あるなら直せよ〜

ユーザー

里夏ちゃん悪い人

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