主
主
主
主
・シニタイちゃん ・生きる ・魔法少女とチョコレゑト ハロ/ハワユ
主
主
主
主
主
主
らっだぁside
ぴくとはうす
らっだぁ
傷だらけで壁に背を預けているぴくさんにそう言う 誰も居ない校舎裏で浅い息を繰り返しているぴくさんを 目を細めながら見る
ぴくとはうす
らっだぁ
低い声で呟き、みぞおちを蹴れば ぴくさんは血を吐き肩を震わせる
それから数十分、蹴ったり殴ったりを繰り返した 辺りはもう暗くなっている そのままぴくさんを放置して家に帰った
ぴくとはうすside
ぴくとはうす
踏切の前に立ち、警報音が鳴った瞬間飛び出した 「ようやくこのくだらない人生が終わる」 そう思うと不思議と恐怖心は無くなっていった 「楽になれる」 そう思っただけで不思議と痛みは和らいでいった
生暖かいものが手に触れた もう感覚も無くなっていて 今、自分がどんな体制になっているのかすら分からない 感覚が無くなったことで改めて自分の死を実感する 頭もまともに働かなくなってから数秒後 俺は二度と覚めない眠りについた
らっだぁ
「青」はその場に崩れ落ち、泣き叫んだ
らっだぁside
ぴくさんが亡くなってから3ヶ月が経った 授業を聞き流しながらぴくさんのことを 思い出している 確かあれは夏__
泳げないぴくさんをプールに呼び出し プールに突き落とした 足掻くこともせず、そのまま 溺れていくぴくさんの手にそっとキスをした
らっだぁ
クラスの奴がぴくさんを虐めているのを 教室の扉から見ていた 殴るつもりだったのか切るつもりだったのかは知らないが 静かな教室に、肉を引き裂く音が響いた
ぴくとはうす
その悲鳴とは似ても似つかない程の青空が 窓の外に広がっている
最後の授業が終わり、皆教室を出ていく 誰も居ない教室で静かに呟いた
らっだぁ
主
主
主
コメント
8件
ううう"…結婚指輪無いかな…(どうしたよ)
好きぃ、、、
いいお話だったよ……最近コメントしてなくてごめん