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過去恋〜1年〜

第3話 - 郁翔くんの存在

188

2019年08月07日

#恋愛

#謎

#過去

望音【安心安全部】

莉美

ん〜

莉美

あれから毎日あそこのアクセサリーショップに行ってるな〜自分

莉美

そのくせ自分では1回も買ったことないんだけどね…

莉美

ま、郁翔くんにプレゼントはもらってるけど…

莉美

はぁ…気になる…

莉美

ついたついた

莉美

郁翔くんいるのかなー

莉美

って…

莉美

なんで私郁翔くん探してんだろ

莉美

どうせなら可愛いアクセサリー探さなきゃね！

莉美

ふんふふーん♪

莉美

あ、このミサンガ可愛い〜♡

莉美

…郁翔くんは？

いつからか

私は郁翔からのプレゼントを求むようになっていた

莉美

今日は来てないのね

莉美

珍しいの

莉美

…じゃ、今日はおあずけか〜

莉美

……

それからも私は毎日アクセサリーショップへ通った

だけど

郁翔くんがやってくることはなくて

いつの間にか私はアクセサリーショップへ行く気を無くしていた

莉美

はーあぁ

莉美

やっぱベッドが1番だなぁ

莉美

…暇だなぁ〜

莉美

友達にメールでもしようかな〜

莉美

ねえねえ海琴〜鈴那〜

莉美

海琴？鈴那？

莉美

(おかしいなぁ)

莉美

(いつも、どんな時だって)

莉美

(海琴と鈴那だけは既読が早かったのに)

莉美

おーい

莉美

おーい、大丈夫？

莉美

(あれからかれこれ3時間半も経ってる)

莉美

(何かあったのかな…)

莉美

大丈夫？？？

海琴

ごめん

鈴那

既読遅くなった〜！

莉美

？？

莉美

2人でどこか行ってたの？

海琴

そうそう

海琴

あそこのアクセサリーショップあるじゃん？

海琴

名前なんだっけ

鈴那

確かマリヌディアってとこだったと思うよ！

海琴

あ、そうそう

海琴

マリヌディアに行ってたんだよね〜

鈴那

あそこのお店、ババくさいのもたまにあるけど

鈴那

色んな種類のアクセサリーあるからついつい長い時間見ちゃうんだよね〜！

海琴

そうそう

海琴

だから返信遅くなっちゃった

鈴那

ごめん！

莉美

大丈夫大丈夫

莉美

…あのさ

海琴

ん？

莉美

その〜

莉美

アクセサリーショップに私たちと同年齢位の男の子いなかった？

鈴那

あ、そういえば

海琴

いたような気がするな〜

鈴那

無言でアクセサリーめっちゃ見てたよ。笑

海琴

それなw

莉美

いるんだ笑

莉美

その人、海琴と鈴那の方見てこなかった？

海琴

いや、見てこなかったよね？

鈴那

私たちが見る限りでは見てこなかったと思うよ♪

莉美

そっか〜

莉美

ありがとう！

海琴

大丈夫よ〜

鈴那

うんうん！

莉美

郁翔くん来てたのか…

莉美

海琴と鈴那は郁翔くんから関わられることはなかったのか…

莉美

なんでだろう…

莉美

行ってればなんかもらえたのかなぁ…

自分でも知らぬ間に

私は…欲張りになってた…

莉美

よし、決めた

莉美

明日また行ってみようっと

その日はいつもよりあっさりと眠りについてしまった

莉美

なんか、ここ最近夏休みってこともあって全然外出てなかったなぁ

莉美

道覚えてるかな〜私…

莉美

郁翔くんいるかな〜

莉美

ふぅ

莉美

何とかここまで来れた

莉美

久しぶりだなぁ

莉美

この静かな雰囲気ももう慣れっこになっちゃってるな

莉美

相変わらず売ってるものは変わらないね〜…

莉美

お値段も変わらず…か

郁翔

……ん

莉美

…郁翔くん！？

郁翔

っ…

振り返る先に郁翔くんはいなかった

莉美

んー、やっぱ違うか〜

莉美

何しようかな〜

郁翔

……

郁翔

莉美も、なんも目的ないんじゃん。

莉美

！？郁翔くん！

郁翔

なんで、そんなに驚くの

莉美

なんか…久しぶりだね

郁翔

それはこっちのセリフ

莉美

一時期来なかった日あったでしょ

郁翔

なんで知ってるの

莉美

その時、私来てたから

郁翔

…ふーん

莉美

う、うん

莉美

(相変わらず変わんないな〜)

郁翔

…その

郁翔

あの…

莉美

なに？どうしたの？

郁翔

…

郁翔

ほしいもの、ある。

莉美

何それ、私に聞いてるの？笑

郁翔

そう

莉美

そんなに私に奢りたいの？笑

郁翔

…別にそういう訳じゃないけど。

郁翔

久しぶりだから。

莉美

な、なるほど…

莉美

うーん、じゃあ少し見てくるよ！

郁翔

うん。

莉美

いいの見つけたよ〜郁翔くん♪

郁翔

…うん

郁翔

なに、そのアクセサリー

莉美

コレコレ！

莉美

このスカイブルー、可愛くない？

莉美

私こういうの好きなんだ〜

郁翔

…そうなんだ

莉美

お値段は…

莉美

うっそ、1万2000円！？

郁翔

高い物が好きなの。

莉美

そういう訳じゃないけどね…あはは…

郁翔

まぁ、いい

莉美

へ？

郁翔

買う。

莉美

は！？

莉美

郁翔くんどんだけ金持ちなの…

郁翔

金持ちでは、ない

莉美

なのにそんなん買えるの？

莉美

不思議だね〜

郁翔

まぁね。

郁翔

貯金いっぱいあるから。

莉美

それを金持ちと言うんです〜！

郁翔

そうなんだ

莉美

とりあえず、ほんとにいいの？

郁翔

いい。

莉美

ありがとうっ！

莉美

毎回なんかごめんね…。

とか言いつつ…

心の底ではあれこれ買ってほしいとか思っちゃってるんだよね…

はぁ…私って最低

でも

少し対応は冷たいのかもしれないけど

こんな私の要望に何回でも応えてくれる郁翔くん

…優しいんだなぁ…

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今回のは1.2話とテキスト文(誰のセリフでもないやつ)の立場が違くて、莉美の立場でテキスト文書いてます。色も変えてるしなんかそうしたくてこうする事にしました。wなので最初から読んでくれてる方は違和感感じるかもです…これからは今回の話のテキスト文に合わせていこうかなと思います♪ 長文すまぬ

望音【安心安全部】

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