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その日も、何事もなく1日が過ぎていく...はずだった
みんなが帰りの支度をしている中、私は窓を見ながらぼんやりしていた
町田 琉依(まちだ るい)
一瞬、誰に話しかけているのか分からなかった
でも、声ですぐに反応してしまう
風林 燐音(かざばやし りんね)
振り返ると、町田くんがいた
風林 燐音(かざばやし りんね)
なるべく平静を装って返す
町田くんはポケットから何かを取り出した
__文庫本の帯だ
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田くんが指差したのは、私の机の端
この帯はたしかに、さっきまで私が読んでいた文庫本の物だ
風林 燐音(かざばやし りんね)
そう言った自分に驚いた
町田 琉依(まちだ るい)
町田くんは何も言わずに立ち去ろうとした
でも......町田くんの背中にもう一度声をかけた
風林 燐音(かざばやし りんね)
自分でも分からない。ただ、引っかかっただけ
だけど町田くんは振り返らずに言った
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
その言葉が、何故か胸に残った
言い方は相変わらず冷たいけど...『分かってる』感じが疑問だった
風林 燐音(かざばやし りんね)
私が何も言えないでいると、町田くんは立ち去った
放課後。駅までの道で、夢にさっきの事を話した
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
鈴木 夢(すずき ゆめ)
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
鈴木 夢(すずき ゆめ)
風林 燐音(かざばやし りんね)
否定してるのに。心のどこかで、あの一言が繰り返し浮かんでる
『お前、そういうの捨てないタイプだろ』
風林 燐音(かざばやし りんね)
知ってて言ったの?_それとも偶然?
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
鈴木 夢(すずき ゆめ)
風林 燐音(かざばやし りんね)
私がそう言うと、夢は笑って言った
鈴木 夢(すずき ゆめ)
風林 燐音(かざばやし りんね)
鈴木 夢(すずき ゆめ)
鈴木 夢(すずき ゆめ)
風林 燐音(かざばやし りんね)
それを否定する言葉は出てこなかった