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要人

主さーん‼️

主です。

ん?

要人

あいつやまだ起きてこないんでーそのまま進めちゃってください‼️

主です。

おけー

主です。

それじゃー

主です。

せーの

要人

どーぞー!

ー凌太sideー

教室のドアの前に立つ潤と要人の姿を見て、 俺は小さく息を吐いた。

2人とも、表情は硬い。

特に要人は…ここまで来るのにも、 きっと相当勇気がいったはずだ。

凌太

……大丈夫、俺がちゃんと話すから

そう言って笑ってみせたけど、 心の中は正直、穏やかじゃなかった。

噂だけで物事を決めるような人たちが、 この教室にもいる。

だけど俺は、あの2人がどれだけ本気で 向き合ってきたかを知ってるから。

支え合って、ぶつかって、何度も泣いて、 それでも一緒にいるって決めたことも。

俺は――それを守りたかった。

凌太

今日は、みんなに話したいことがある

教室の前に立ち、そう言った瞬間、 あたりは静まり返った。

心臓の音が、うるさいくらいだった。 でも、俺は言葉を止めなかった。

要人の過去のこと。 女性への恐怖、 そしてそれがどうして起きたのか。

フラッシュバックに苦しみ、 パニックになったこと。 その結果、誤解を招いたことも。

潤が涙を堪えてるのが視界の隅に見えた。 要人はずっと俯いて、俺の声を聞いていた。

でも、伝えなきゃいけなかったんだ。

凌太

要人は…悪くない

そう言い切った時、 自分でも驚くほど声が震えていた。

俺の話が終わったあと、しばらく沈黙が続いて――

女子生徒

……そうだったんだ

クラスの人たち

ちゃんと話してくれてありがとう

クラスの人たち

要人くん、苦しかったね

優しい声が、少しずつ広がっていった。

俺は、そのとき初めてほっと息を吐いた。

そしてそっと潤を見たら、 泣きそうな顔で俺に微笑んでいた。

(凌太……ありがとう)

口には出さなかったけど、 その目がそう言ってた。

帰り道

3人で並んで歩いた。

要人はまだ不安そうだったけど、 潤がそっと手を握ってるのが見えた。

凌太

(…あいつら、やっぱりいいコンビだな。)

凌太

これからが本番だよ。

(*´ ˘ `*)♡エヘヘ

潤がちょっと照れた顔をして笑った。

要人も、少しだけ肩の力が抜けたみたいで。 俺はそれだけで、今日一日が報われた気がした。

友達って、たぶんこういうことだと思う。 困ったとき、苦しいとき、 ちゃんと真ん中に立って、支えてやる。 そして、少しでも光が見えるように 背中を押してやる。

俺は、潤と要人のそんな光に なれていたなら嬉しい。

凌太

(2人とも、よく頑張ったな)

心の中でそう呟きながら、 俺はその背中を見送った。

主です。

はーいっここまででーすっ!

凌太

ᐡっ ̫ -⸝⸝˘

要人

あ凌太起きてきた、

主です。

あなたのいい所終わったよ。

凌太

えっ.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪まじぃー、楽しみにしてたのに、

主です。

やばいまた泣くぞこれ、

要人

主さんしめて閉めて

主です。

わかったおけージャーまた次回で‼️

主です。

お楽しみにー

幼なじみだから、

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