何も思いつかないです……。 5話ちょっとで終わるかもしれません
ワンク 前回同様
?
?
?
?
?
?
?
?
?
?
類
類
類
類
嫌な夢を見た。
途中まで楽しそうだったのに、最後は──
類
類
…あの夢は一体、なんだったんだ?
途中まで思い出せるのに、突然記憶が飛んでしまった。
なにか、絶対に大切だったはずなのに。
忘れてはいけないはずなのに。覚えていなければならなかったはずなのに、思い出せない。
ただ、あの声は──
司
あの子の声に聞こえたような気が、する。
類
司
類
類
司
類
……ここは落ち着く。
新鮮な空気、フェンス越しの景色、誰もいない空間。
それは僕にとって、確かに癒しになるものだった。
類
類
類
類
類
類
類
類
類
頭が割れそうなほどの激痛に襲われる。
──まるで、それは思い出してはいけない記憶だと言うように
逆らうことの出来ない激痛に頭を抱えていると、段々と痛みが和らいでくる。
と、同時に意識も朦朧としてきてしまった。
もう自分の意思ではどうしようもない、そう錯覚した僕はそれに身を任せる。
ドタンッ。
──その音を最後に、僕の意識は完全に途絶えた。
司
司
司
司
類
次に見たものは、白い天井。
次に聞いたものは、司くんの声。
司
類
司
類
司
類
類
ー 司の部屋 ー
司
過去におそらく──が書いた日記を読み返す。
沢山のページに書いてあって、本当の本当に最後の方までは幸せそうな日記だった。
最後だけ、意味不明というか、もはや怖いレベルの日記がある。
「こわい、たすけて」
とだけ。
他のページはぎっしり日記が書いてあるのに、これだけ書いて終わり。
しかも何が怖いかと言えば、これっきり日記が全く更新されていないのだ。
最初のページは3年ほど前のもので、最後のページは2年ほど前。
……ちょうどオレが──を──したとき。
この日記で──を補足し、なんとか──のことを──出せた。
なぜオレの──も、類と同じようにないのかわからない。
───達はオレのことを話そうとしない。
だが、それを追求する気にもならなかった。
もう、今幸せなのだから
何も───────と思ったから。
next→3.隠し事なんて
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!