テラーノベル
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最初は反発していたはずだった。
自分でできると何度も言ったのに、童磨は笑って取り上げてしまう。 着替えも、食事も、髪を結ぶのも、全部
でも、雪深い山奥での生活は単調で、頼れる相手は童磨しかいなかった。
少し咳き込めば、すぐに温かい湯と薬を用意してくれる。
童磨
そう言われるたび、抵抗するのが面倒になっていった。
やがて、自分から童磨を呼ぶようになった。
唯乃
童磨
唯乃
童磨
童磨の指先が髪を梳く感触に、嫌悪よりも安心を覚える。
唯乃
童磨
気づけば、何かをする前に「童磨ならどうするか」を考えるようになっていた。
自分で動くより、童磨を呼んだほうが楽。 蝶屋敷で身につけた自立の習慣は、雪の中で少しずつ解けて消えていった。
そして童磨は、それを嬉しそうに見つめながら――まるで壊れやすい人形を抱くように、唯乃を腕の中に閉じ込め続けた。
朝、目を覚ますと、いつの間にか童磨が布団の横に座ってこちらを覗き込んでいた。
童磨
童磨
その声を聞くと、安心感が胸に広がり、布団から手を伸ばした。
唯乃
童磨は嬉しそうに笑って、軽々と私を抱き上げてくれる。
童磨
腕の中は驚くほど暖かく、離れたくないと思ってしまう
昼食も、もう自分で箸を持たなくなっていた
童磨
子ども扱いされても腹は立たない。むしろ、すべて任せられる心地よさに、身を委ねてしまう。
夜、寝る前になると、自分から童磨の袖を引っ張るようになっていた
唯乃
童磨
自分で動くことも、考えることも減っていき―― 童磨の存在なしでは、もう一日さえ過ごせないようになっていた。
柱合会議
しのぶの口から全て今起こっていることを話した。
実弥
実弥
しのぶ
無一郎
しのぶ
蜜璃
悲鳴
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
蜜璃
義勇
義勇
ーーーーーー
ーーーーーー
小芭内
義勇
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
ある夜ふとした物音で目を覚ました。 障子の向こうから、かすかな話し声と……人の気配。 そっと覗くと、童磨が信者らしき人間の肩を抱き、柔らかく笑っていた
童磨
次の瞬間、聞こえたのは肉を裂く音。血の匂いが空気に混ざる。 胸がぎゅっと締めつけられた
怖いはずなのに、それよりも先に込み上げてきたのは ――嫉妬だった。
朝になり、童磨はいつも通り笑顔で部屋に来た。
童磨
唯乃は毛布にくるまり、視線を逸らした
童磨
唯乃
童磨は一瞬だけ眉を上げ、すぐに笑みを浮かべ
童磨
唯乃
唯乃
童磨
唯乃
童磨はゆるりと首を傾げ、近づいてくる
童磨
童磨
唯乃
童磨は唯乃の顎に指をかけ、強制的に視線を合わせさせた
童磨
童磨
童磨
甘く囁かれても、胸の中のざらつきは消えなかった。 それでも、童磨の手の温もりを拒むことができない自分が悔しかった。
主
主
コメント
5件
サイコー過ぎてフォローしました!続き待ってます!
今回も最高でした✨ 続き楽しみにしてます(*ˊ˘ˋ*) 頑張ってください💪 応援してます🔥
天才!サイコーでした! 続き待ってます! 無理せず!頑張って下さいね!