テラーノベル
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Hima natu
俺…ほんと何やってんだろ、(笑
呆れた笑顔を浮かばせる。
こさめは…なんも悪くないのに、
ただ、そんな言葉と心の中にある怒りと虚しさが繰り返される。
こさめにあげるはずのイヤリングをポケットから取り出し、机に丁寧に置いた。
太陽の光が、俺を慰めるかのように照らす。
その慰めが、俺の気持ちを無視するようで俺を暗い檻に閉じ込めるようだった。
でも気持ちは、こさめへ謝りたい。
ただ今更、あの場から逃げ出してしまった俺にそんな事が出来るだろうか。
“こさめの本当の気持ち”も知らずに、自分の怒りをぶつけた。
こさめは、“分かってくれた”かもしれないのに。
それを俺は振った。
差し伸ばしてくれた手を、振り払った。
その時、気づいた。
俺が湧き出ていた怒りは、
こさめに向けられたものではなく、自分自身に向けられたものだった。
自分自身にまた、怒りが湧き出てくる。
涙が溢れ、止まらない。
Hima natu
ベットの隅にうずくまり、嗚咽(おえつ)する。
声にもならないような痛みが、涙となって流れていく。
それでも尚、痛みの芯はずっと取れずにいた。
俺は泣き疲れて、陽の光に包まれながら眠りに落ちた。
俺の頬を伝う雫がうっすらと、光に反射され輝いた───
Ameno kosame
Ameno kosame
大丈夫……かな、
放課後。
なつくんに大声をあげられた後、みんなはとてもこさに寄り添ってくれた。
「大丈夫?」とか「気にすんな」とか。
色んな優しい言葉をかけてくれた。
でもその時すら、こさめの思考の片隅にはいつだって“なつくん”という好きな人が居て、
こさめの"原動力"にすらなっていた。
今、こう思ってしまう自分はどうも醜いし、最低だと思う。
人の優しさを無下にして、自分を優先する。
Ameno kosame
Ameno kosame
自然と涙が1つ───
2つと頬を伝って流れ落ちていく。
何も声が出ず、出るのは涙だけで。
静かな空間に1人、取り残された感覚が孤独を意味していた。
Ameno kosame
ッ、こさめなんかッ
こさめなんかッ!俺の気持ちなんてちっぽけも分かってねぇだろッッ!!
Ameno kosame
なつくんの言葉が脳内でフラッシュバックする。
自分では、分かっていたはずだった。
彼自身の事を。
実際こさが、なつくんのことを1番知っていたと言い張れるし、
こさめがなつくんの気持ちを分かっていると思っていた。
───いや、思い込んでいただけなのかもしれない。
結局、なつくんの気持ちが分かるのは、なつくん自身だけで、
他の人、周りの人は分かるはずもなかった。
でも__
Ameno kosame
先程まで流れていた涙は止まり、
暗い雰囲気になっていたこの部屋にもう一度、光が差し込んできたような気がした。
その光は紛れもなく、こさの自信からだった。
景気づけに、こさは自分で自分の頬を引っぱたいた。
自分が〝なつくんを救う〟
それは、なつくんの為じゃない。
こさめの為。
こさめの恋が実らなくたっていい。
なつくんが元気になってくれれば、それだけでこさは充分だから。
こさめはいつだって
Ameno kosame
もう、覚悟は決まっている。
Ameno kosame
Ameno kosame
胸元で作った拳を思いっきり天井に伸ばす。
既に辺りは夜になった頃、
カーテンの隙間から零れ落ちる月明かりが静かにこの部屋を包み込んだ。
Ameno kosame
そろそろ寝よ~かなぁ……
そう思い始めた時、隣にあった携帯が音を鳴らしながら振動した。
不思議に思いながら、携帯の電源をつけ確認する。
携帯の重みが、いつもより少し重く感じたのは気の所為だと思った。
思いたかった。
結局、連絡先はみこちゃんからだった。
Mikoto
Mikoto
Ameno kosame
既読1
Mikoto
Ameno kosame
既読1
Mikoto
Ameno kosame
既読1
Ameno kosame
Ameno kosame
Ameno kosame
Ameno kosame
大胆に天然を発動するみこちゃん。
そんなおかげで、何を話すか全く分からず公園に呼び出された。
Ameno kosame
机に放り出していたジャケットに手を通し、携帯や鍵などの必要なものを持つ。
少し小走りに、扉を開けて走り出した。
呼び出された公園に。
7話 互いの気持ち _ 𝐟𝐢𝐧𝐢𝐬𝐡
コメント
15件
👑くん告白するのかな! ええ、なんか大丈夫かな〜 🍍くんは元気出して!! 💧のイヤリングわたそー!
👑くんの好きな人…っ、🦈ちゃんじゃ……、!?🍍くん、、病まないでくれっ、!!🦈ちゃんが助けに行ってくれると良いけど……、!
もしかして👑ちゃん告白ッ!?いやでも、、、こんな時にするのか?、、、それか普通に話すだけ?あ〜気になる