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Episode.42 Deadline

⚠︎一部、傷害の描写があります。

タイムリミットまで残り10時間

本部屋上

🚪<『キィ…』

!…珍しいですね、あなたがここに来るなんて

夜鷹

そういうお前こそ

昼間は人目があって来られませんから

割と好きなんですよ、ここ

周りに高い建物がなくて、景色を一望できるので

夜鷹

そうだな

夜鷹

…さっき、小夜が早水にメッセージを送ったらしい

夜鷹

爆発の1時間前に、話し合いをするんだと

それは…まさに死の淵ギリギリですね

夜鷹

だろ?でも彗星さんはOKを出した

夜鷹

勝算があるんだろうな

ええ
……あ

見てください、あっちの方、雲が…

夜鷹

…おぉ、月か

夜鷹

上の方は風が強いのかもな

朱色だ…綺麗ですね

夜鷹

そうか?ずっと前からこんなもんだろ

夜鷹

前から綺麗だ

ふふっ、次の満月にまた見ませんか?

夜鷹

おいおい、月を見る時期は9月だろ

夜鷹

真反対じゃないか

だってずっと綺麗なんでしょ?

見ましょうよ、"次"も

夜鷹

ったく…仕方ねぇな

夜鷹

元先輩の云うことだし、聞いてやるか

ふふふ☺️

📱『ピリリリリッ』

夜鷹

もしもし

彗星

📱『ETERNALとTWILIGHT、』

彗星

📱『それからSTRAYとFREEDOMを会議室Dに集めろ』

彗星

📱『調査に進展があった』

夜鷹

判りました

彗星

通話終了

通話
00:54

夜鷹

…戻るぞ

了解です

***

その10分前 諜報部詰所

織姫

(こっちじゃない…ここも違う)

織姫

(…どこ?どこなの?早くしないと、爆弾が___)

『ピトッ』

織姫

っ、つめた

東雲

ようやく気づいた

東雲

〈織姫の首から缶コーヒーを離す〉

織姫

あ、織姫さん…

東雲

飲んで。もうずっと座りっぱなしだから、5分だけ休憩しよ

織姫

でも、

東雲

判ってる、時間が迫ってることくらい。判ってるから

東雲

でも休息は取らなきゃだめ

東雲

私も3年くらい前に、織姫ちゃんと同じように働きづめて倒れちゃって、

東雲

白菊さんにすっごい怒られたんだから

織姫

…じゃあ、お言葉に甘えて

織姫

コーヒー、ご馳走様です

東雲

うん☺️

織姫

……美味しい
(頭が冷えていく…)

東雲

…どう?そっちは

織姫

いいえ、まだ何も

織姫

そちらは?

東雲

残念だけど

織姫

そうですか……

東雲

もう一回、状況を整理してみよっか

東雲

まず、去年の11月ごろから工作員が襲われる事件が立て続けに発生

東雲

12月にその犯人が早水誠だと判明

東雲

小夜ちゃんが重傷を負い、彼の最終目標も彼女であると判る

東雲

そうして年が明けて、再び工作員が狙われるように

東雲

加えて、小夜ちゃん曰く、襲撃された工作員に共通することは

東雲

『小夜ちゃんと関わりのあった人物』…

織姫

そして今回の爆破予告…

東雲

……じゃあ、小夜ちゃんに関係のある施設ってところかしら?

織姫

小夜に、関係のある、施設…

織姫

…5つの、施設……

織姫

(あれ?"5つ"?)

織姫

(東雲さんも疑問に思っていた、"数"のヒントを与えたわけ)

織姫

(小夜に関係のある、5つのこと)

織姫

(それ、って……)

織姫

……まさか、いや、そんなことある…?

東雲

織姫ちゃん?

織姫

……爆弾の場所が判りました

東雲

えっ?

織姫

最悪です、急がないと……

織姫

2000人以上の人が巻き込まれます!!

***

15分後 会議室D

春宵

嘘、ですよね…?

白日

冗談きついよ

八重桜

なんてやつだ…っ

小夜

織姫……その、根拠はなに?

織姫

…今まで狙われてきた人に共通することは、『小夜に関係がある』ってこと

織姫

私たちは小夜の仲間で、それで友達

織姫

どうしてすぐに気づけなかったのか、自分を恨みたくなるわ

織姫

…『5つの施設』は、

私たちが通う学校のこと

織姫

関係性のあるものは、もうそれしかない

待てよ、いくらなんでも信憑性に欠けるんじゃないか

小夜の通う学校が対象ならまだ判るが、

そいつの関係者であるお前らの通う学校までは、対象の範囲内とは考えにくいだろ

東雲

けど、平日の学校には確実に人が集まるはず

東雲

それも2月末…

東雲

高校なら、卒業式の準備とかで3年生もたくさん登校するんじゃないの?ねぇ?

八重桜

…〈頷く〉

織姫

はい

東雲

だから、私は織姫ちゃんの云うことを信じるかな

夜鷹

…どうこう考えている時間はないな

夜鷹

どのみちあと9時間半でタイムリミットなんだ

夜鷹

俺は織姫の推理に賭けていいと思う

春日

水を差すようで申し訳ないのですが、もし違った場合はどうするおつもりで?

彗星

そのために、君たち以外の工作員は待機させておく

彗星

大丈夫。5つの学校への調査と、他の線の調査は同時に進められるさ

流星

承知しました

夜鷹

よし、黄昏たちは中央高校に行け

夜鷹

南雲高校には春昼の案内のもと流星と帷、

夜鷹

西木高校には春日、咲夜、紅葉

夜鷹

北嵐高校にはTWILIGHT、東三条高校にはFREEDOMがつけ

夜鷹

爆弾を見つけ次第報告し、解除に当たるんだ

工作員たち

了解!!

小夜

あの、夜鷹さん。私たちは……

夜鷹

お前たちは早水の追跡だ

夜鷹

メッセージに既読はあったんだろ?

小夜

はい

夜鷹

ならお前はお前のすべきことをするんだ

夜鷹

できるなら説得して、爆弾を止めるよう促してほしい

小夜

…判りました

小夜

(爆弾が、私たちの学校に…)

小夜

(結海、伊織…っ)

白日

小夜
〈小夜の肩に手を置く〉

白日

どうするんだっけ?

小夜

(あ……)

『もうやるべきことは判ってるはずだ』。

白日の左目は、そう語っているように見えた。

小夜

…誠くんを止める。ただそれだけ

白日

うん、やろう

小夜

(もう立ち止まったりしない)

小夜

(感情に溺れない)

小夜

(ただ、任務の遂行を第一に)

***

通信で聞いた話。

午後2時半ごろ、各工作員が目標の学校に到着したことを確認。

しかし夜中のため爆弾の捜索には手間取っているみたいだった。

〈車で移動中〉

春宵

わかな……

小夜

大丈夫だよ、宵さんたちを信じよう

八重桜

ところで織姫はどうした

八重桜

諜報員だから来ないのか

白日

ううん。確認したいことがあるみたいで、もしかしたら間に合わないかもって

白日

けどその分のカバーはボクがするから

八重桜

…手伝う

白日

ありがとう

小夜

(織姫…手がかりを掴んでいるといいけど)

***

1時間後 Side織姫

???

織姫

そろそろ吐いてくれない?時間が迫ってんの

自由の星・教祖

っ、……っ、ふは、

自由の星・教祖

老人を、いたぶって…楽しいか

織姫

うるさいわね、早水をあんな状態にしたのは貴方でしょう

織姫

さっさと話せよ、早水になにを刷り込んできたんだ

自由の星・教祖

ぐ、ぅぅぅ

織姫

吐け、今すぐ吐け

織姫

まぁ、私としては大嫌いな相手をここまでメチャクチャにできて最高の気分なんだけど

織姫

あぁ、次は目をやるから

織姫

"あの子"と同じ、右目ね

***

爆発まで残り1時間 Side小夜

小夜

聞いてほしいことがある

小夜

……まず、お兄さんを助けられなくてごめんなさい

小夜

目の前で爆発されて…なにもできなかった

小夜

本当にただの云い訳だけど、ごめんなさい…!

……

今、自分ができる精一杯のこと。

この謝罪が、誠くんにはどう映るのか。

…仮にそうだったとして、オレの両親はどうなる

小夜

えっ

証拠だってある

これはどう云い逃れする気だ
〈写真を小夜に投げる〉

小夜

っ、と……
〈写真を受け取る〉

小夜

………え、

その写真は15年前、母さんたちが殺された場所で撮られたものだ

小夜

(この、女性は……)

***

同時刻 Side織姫

???

織姫

ふーー………

自由の星・教祖

……

織姫

(ほとんど気絶ね、やりすぎたかしら)

織姫

(こいつからなら何か、早水を止める手がかりを掴めるかもしれないと思ったんだけど…)

東雲

📱<『織姫ちゃん、聞こえる?』

織姫


はい、どうしました?

東雲

📱<『貴女の推理通りだった、爆弾は学校にあったわよ』

東雲

📱<『5つすべて見つかった。いま解除に当たってる』

織姫

…!
よかった…

織姫

こちらももう限界のようです

織姫

わざわざ連れてきていただいたのにすみません

織姫

私もすぐ小夜たちのところに行って__

自由の星・教祖

……ちょうどよかったのさ

織姫

自由の星・教祖

AITOの戦力を削げるなら、誰でも

自由の星・教祖

"小夜"という女が誠たちの両親を殺したのは事実だ…

自由の星・教祖

そして、なんの因果か、その15年後に彼女は蘇ったんだ

自由の星・教祖

組織の主戦力としてね

***

Side小夜

小夜

(この写真の人、私にそっくりだ)

小夜

(でも、少し違う…)

小夜

(っていうか、この人って……)

これだけが頼りだった

これだけを使ってアンタを見つけた時は胸が躍った…!

ようやく殺せるって…やっと、仇を討てるって!

〈小夜に近づく〉

小夜

(速いっ)

小夜

っ、誠くん!

もうアンタの話は聞きたくない、殺してやる

小夜

…!っ、
『変わらないから』!

??

〈物陰から出てくる〉

??

了解、二度もやらせないよ

***

3時間前 車の中

小夜

まず、私が誠くんに話しかける

小夜

それで…上手くいかなかったら合図するから、彼の確保を手伝ってほしい

八重桜

判った

春宵

了解です!

白日

合図の仕方は?

小夜

合言葉にしよう

小夜

私たちはETERNAL

小夜

不変で、永遠で、『変わらない』存在

***

現在

八重桜

キャハハッ!久しぶりに腕がなるな!

春宵

援護します!

白日

小夜、そのままキープ!

小夜

っうん!!

……

***

Side織姫

織姫

なに、じゃあつまり…15年前の"小夜"って、

自由の星・教祖

フッ、血とは抗えないものだ…

自由の星・教祖

あれほどの才覚があれば、組織だって欲しがる

自由の星・教祖

それが偶然、利用できただけだ

織姫

(ようやく全部繋がった…)

織姫

(早水が小夜を憎む理由も、15年前の謎も、すべて…)

織姫

急がないと

***

Side小夜

好き勝手、しやがって!

八重桜

ぅわ!?

小夜

っきゃ、

白日

ぐ…っ!

誠に太刀打ちできず、片膝をつく3人。

春宵

みなさん…!

ちょうどいい、お前を使う
〈春宵に詰め寄る〉

八重桜

はるに、手を出すな…!!

小夜

春宵!!

春宵

…っ!!

『カシャン』 〈金属音〉

春宵

ぇ…

白日

…っ、云ったじゃん

白日

ボクは織姫の分も動くんだって

白日

〈春宵を庇い、首に何かの装置を付けられた〉

あぁ…これもアリか

来い
〈白日の腕を掴み、小夜たちから距離を取る〉

八重桜

白日!

小夜、いまここで自害しろ

さもなくばこいつの首の爆弾を起動する

〈起爆装置を掲げる〉

春宵

なんっ、?!

八重桜

この、外道が…!!

小夜

…それで、白日は助かるの?

ああ

白日

だめ、小夜!ボクに構わないで!

白日

コイツの話を信じないで!!

小夜

でも何もしなければ、白日は助からない…!

小夜

〈こめかみに銃口を当てる〉

春宵

小夜さん、だめです!!

八重桜

小夜やめろ!!

小夜

っ、

銃声。

To be continued

🌙空瑠璃

今回もこちらのメーカーさんを使わせていただきました!

🌙空瑠璃

ありがとうございました!

次回 Episode.43 後日譚

表と裏と裏の裏。

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コメント

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ユーザー

小夜たちが乗っている車を運転していたのは白日です 17歳ですが、年齢偽装して車の免許を持ってます

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