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真っ白な私の恋のカルテ

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真っ白な私の恋のカルテ

7 - 第7話 君が○○○か

♥

37

2025年10月24日

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白月瑠夜

うーん…難し…

美術 似顔絵を描く授業

白月瑠夜

(実際こういうのってあるんだ)

白月瑠夜

(……)

香月 灯希

なに?

白月瑠夜

(相手がこの人とはなぁ…)

白月瑠夜

いや、難しくってさ

白月瑠夜

私そんなに絵上手な訳でもないし

香月 灯希

へぇ、そうなの?

香月 灯希

ちょっと途中経過見せてよ

白月瑠夜

えっ、あぁ、いいよ

香月 灯希

わぁ、上手じゃん

白月瑠夜

えぇ、そうかな…笑

香月 灯希

うん、僕のも見せるよ

白月瑠夜

(おぉ、上手いな)

白月瑠夜

わぁ、香月くんめっちゃ上手だね

香月 灯希

ありがとう

白月瑠夜

でも私こんな美人じゃないよ笑

香月 灯希

そう?

香月 灯希

この絵より、もっと美人さんだと思うけどね

白月瑠夜

あはは、ありがとう

白月瑠夜

(瑠夜のキャラはたしかに美人だけど)

白月瑠夜

(私のせいで美人が低下していってると思ってた…)

男子生徒

あぁ、ごめんな羽咲

羽咲 癒々

全然いいよ〜

羽咲 癒々

私もそんな上手くないし〜

男子生徒

いや上手いよ!!

男子生徒

すげぇーや

白月瑠夜

(あ、あれ…)

夏目 颯真

どうやっても線ガタガタになるんだよなぁ

羽咲 癒々

カクっとした人間はいないよ〜笑

夏目 颯真

いや、あぁ、まぁ、そうか

彼は 夏目 颯真 (なつめ そうま) 攻略対象の1人 紬とは幼馴染で 小さい頃から紬が好きだった でもなかなか恋が成就することは難しい なぜなら

彼は当て馬キャラである

当て馬キャラ故に幼馴染という立場の彼には紬と恋愛に発展することは難しい

白月瑠夜

(可哀想に…)

ある日の朝

白月瑠夜

ふぅ…

白月瑠夜

(学校行くだけでも疲れるんだよな…)

ガサゴソ…

白月瑠夜

(……ん?)

白月瑠夜

(こ、これは…)

今日の放課後 屋上へ来てください。

白月瑠夜

(ら、ラブレター?!)

チラッ チラッ

白月瑠夜

(い、一体…誰からだ!!)

白月瑠夜

宮坂 鈴沙

おっはよー!!るいりん!

白月瑠夜

?!

シュッ

白月瑠夜

あ、おはよう鈴沙

白月瑠夜

(危なかったーー!)

香月 灯希

おはよう 白月さん

白月瑠夜

あ、おはよう香月くん

白月瑠夜

(とりあえず…放課後行くかどうかは後で…)

白月瑠夜

(結局来てしまった…)

白月瑠夜

もうすぐ暗くなりそうだな…

白月瑠夜

早めに切って帰りたい…

白月瑠夜

……よし

ガチャ

白月瑠夜

夏目 颯真

白月瑠夜

(お前かいっ!!)

白月瑠夜

夏目くん…どうしたの?

夏目 颯真

あぁ、実は話があって…

夏目 颯真

その…

白月瑠夜

(え、なになに)

夏目 颯真

俺、もっと知りたいんだ

白月瑠夜

…何を

夏目 颯真

お前…

白月瑠夜

(まさか…やめて…)

夏目 颯真

お前…

白月瑠夜

(やめて……)

夏目 颯真

お前の…

白月瑠夜

(やめろぉぉお!!)

夏目 颯真

友達の紬のことを!!

白月瑠夜

……は

夏目 颯真

お前、紬と仲いいって聞いたぞ

夏目 颯真

もちろん幼馴染である俺がいっちばん紬のことをよく分かってるけど

夏目 颯真

女友達の意見も聞きたいと思ってな

白月瑠夜

……

白月瑠夜

(一瞬でも告白と思った自分が恥ずかしい…!!)

白月瑠夜

あ、あの

白月瑠夜

私、別に紬さんと仲いいわけじゃないよ

夏目 颯真

そ、そうなのか

夏目 颯真

で、でも会長が

白月瑠夜

会長は勝手にそう思ってるだけだから

夏目 颯真

そ、そうか

白月瑠夜

……

白月瑠夜

白月瑠夜

(……はぁ 長すぎこの時間)

白月瑠夜

ねぇ、私もう帰ってい𝘪

夏目 颯真

実は俺

夏目 颯真

紬が好きなんだ!!

白月瑠夜

(おいーーー!?!)

白月瑠夜

(そんな大事なこと私にバラすな!!)

夏目 颯真

だから…

夏目 颯真

よかったら協力してくれ!!

白月瑠夜

(めんどくさい……)

白月瑠夜

私が協力したところで、あんまり力になってあげれないよ…

白月瑠夜

私も恋には疎いし

夏目 颯真

そ、そうなのか…

夏目 颯真

ならどうすれば…

白月瑠夜

あっ

夏目 颯真

夏目 颯真

なんだよ

白月瑠夜

適任がいた

夏目 颯真

本当か!!

白月瑠夜

うん、電話してみる

プルルルルル

プルルルルルル

白月瑠夜

うーん、、

白月瑠夜

(なかなか繋がらないな…)

白月瑠夜

また、次電話してみるよ

白月瑠夜

今忙しいかもだし

夏目 颯真

そうだよな

夏目 颯真

ごめん白月

白月瑠夜

いや、いいよ

白月瑠夜

(本当は良くないけど)

夏目 颯真

じゃぁもう暗いし

夏目 颯真

帰るか

白月瑠夜

そうだね

白月瑠夜

(わぁ、暗)

白月瑠夜

(早く帰ろ)

夏目 颯真

今日は付き合わせて悪かった

白月瑠夜

だから大丈夫だよ

白月瑠夜

頑張ってね、応援してるよ

白月瑠夜

(当て馬だけど…)

夏目 颯真

おう、サンキュー

結城 朔

何してるんですか

夏目 颯真

おぉっ!!

白月瑠夜

あ、結城くん

白月瑠夜

今日当番だったの?

結城 朔

はい

結城 朔

結城 朔

先輩は何してたんですか?

白月瑠夜

えっ

白月瑠夜

私は

夏目 颯真

……

白月瑠夜

(絶対言わないでって顔してる…)

白月瑠夜

図書室で勉強してたよ

夏目 颯真

(ナイス白月!!)

結城 朔

結城 朔

僕が行った時は誰もいませんでしたよ

夏目 颯真

ギクッ

白月瑠夜

ギクッ

結城 朔

先輩?

結城 朔

本当は何してたんですか?

白月瑠夜

え、えぇと

白月瑠夜

白月瑠夜

(そんな一気に思いつかないよ…)

結城 朔

先輩?

白月瑠夜

え、っと

白月瑠夜

あっ

白月瑠夜

ごめん、ちょっと

結城 朔

あ、先輩!!

白月瑠夜

鈴沙ありがとう

白月瑠夜

じゃぁ、私帰るから

夏目 颯真

お、じゃぁ帰るか

結城 朔

ちょ、ちょっと!!

白月瑠夜

結城 朔

…じょ、女性のが夜一人で出歩くのは危険です

結城 朔

僕もご同行します

白月瑠夜

あぁ、

白月瑠夜

(大丈夫なのに…)

夏目 颯真

じゃぁ3人で帰るか

白月瑠夜

分かった

夏目 颯真

で、ところで…

夏目 颯真

君だれ?

結城 朔

そこかいっ!

宮坂 鈴沙

……

宮坂 鈴沙

どゆこと?

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