コメント
34件
泣ける... そしてお久しぶり〜。 なっちゃん!
真顔なのに笑ってる( ˙-˙ ) ウケる( ˙-˙ )ww あれやね、君の名はやね。
人生の最後を告げられたあの日
君は変わらず花を届けてくれたよね。
私の大好きな花を届けてくれて
ありがとう。
奏(かな)
個室のドアから少しだけ見える君の顔
モジモジしながら私の名前を呼ぶ。
千咲(ちさき)
私は笑顔で手招きをする。
奏(かな)
奏(かな)
勢いよく私に飛びついてくる。
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
キミは照れ隠しがバレないように手を口元にあてる
バレバレだけど……。
千咲(ちさき)
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
と、ベッドから少し離れた棚に手を伸ばす
奏(かな)
私はバランスを崩し棚に激突しかけた……。
千咲(ちさき)
私は不慮の事故により下半身は全く動かない。
最初は信じられなかった。
部活では将来を期待されていたし
成績だって悪くはなかった。
あの日も…… いつも通り部活から家へと帰宅していた。
奏(かな)
千咲(ちさき)
私は無理やり笑顔を作る。
奏(かな)
奏(かな)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏は小さい頃からの幼馴染。
低身長、ショタボで有名とか噂されてたなぁ……。
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
キミは椅子から立ち
袋を取り、新しい花瓶を見て__
奏(かな)
と、笑顔で言ってくれた。
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
キミは笑いながら少し舌を出して
可愛らしく微笑んだ。
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
奏(かな)
千咲(ちさき)
手を振り、キミがこの空間から居なくなるまで
笑顔で見送った。
愛おしい君との最後の会話。
涙は流さないって決めてたのになぁ
千咲(ちさき)
千咲(ちさき)
ごめんね……奏。
ありがとう。
看護師
看護師
看護師さんが夜ご飯を届けに来た。
もう、
そのご飯も食べれないんだ………。
看護師
看護師は千咲に近寄り
ナースコールを押す。
看護師
看護師
看護師
千咲ちゃん!
キミが余命宣告されていたなんて知らなかった
下半身が全く動かないのは不慮の事故じゃないの?
病気のせいだなんて知らなかった………。
僕は………なにも気づけなかった……。
昨日、退屈しないって言ったのは
皆に手紙を書いていたから?
奏(かな)
奏へ
毎日、私の好きな花をくれてありがとう。
最初で最後のありがとう。
奏(かな)
最初で最後に君に
伝えるよ
ありがとう。
大好きだよ。