PHYCHICS

気持ちのいい朝だ

学校に行きたくない

だってアイツがいるから

やだな〜

だって言っても無駄じゃない？

あいつのことだ

まただ

視線を感じる

振り返ると

アイツがいる

私はいつも通り走り出す

私が走る音と違う音が追いかけてくる

もうすぐ学校だ

校門についた

トントン

ビクッ

私は

怯えていることを言われたくなくて

とっさにごまかした

どうにかごまかせた

教室に入ると

アイツがいた

なんで？

なんでアイツが

話聞いてなかった

とにかくふせよう

コツコツ

アイツの歩く音が聞こえてくる

ペタッ

なんか貼られた？

今は何をしてるの？

アイツに貼られた紙に…

とんでもないことが書いてあった

上条 みかり お前は命を狙われている 気をつけろ いままでおまえをつけていたのは そのせいだ これは本当だ クラスのやつもおまえを狙っている お前に賞金がかかっている これを見たら俺にアイコンタクトくれ そうすればもう一枚の紙を渡す この内容は誰にも話すな

ハッとして顔を上げる

みんなと楽しそうにしているアイツの 視線は私に注がれていた

目があった

アイツが歩いてくる

と言ってアイツは紙を渡してきた

これは本当のことだ 信じられないなら ロッカーを覗いてみろ

ロッカーに包丁が…

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わかったか？ 死にたくないなら 今すぐ教室をでろ そして俺と逃げるぞ 早く逃げないと さすがの俺でも助けられない 追伸：机の中のものを持っていけ

慌てて机の中を探る

それを持って私は教室を出て行った " "

ふと手を見ると

拳銃があった

手を引っ張られる