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歩美
元太
光彦
話しかけられる太宰は滅多に無いほど驚いてしまっていた。それは表にもでてコナンの体はその目を大きく見開いている。うんと頷くのも少し遅かった
今、太宰の目の前には見舞いに来た三人の子供達がいた。そのちょっと後ろには保護者のような佇まいで灰原がいる。体は小学生だけど。
太宰
太宰
コナン
ほへぇ〜と口が開いてしまいそうなぐらい太宰は呆けていた。
彼にとって子供なんて生き物は未知の生き物に近い。その辺歩けば見かけるが積極的に近づいたこともなければ、近づかれたこともない。
歩美
元太
光彦
灰原
歩美
光彦
元太
光彦
歩美
元太
光彦
元太
歩美
光彦
元太
歩美
灰原
そんな子どもたちは無邪気に話していく。
次から次へと流れる話に相槌を打つことも忘れて太宰はただ眺めていた。子子ども同士として話しかけられるのも新鮮だった。
元太
歩美
光彦
コナンin太宰
だからか、そんな太宰を子供達に不審げに見られてしまう。
怪我したばかりだからなのもあって心配してもらえるが、そうでなればきっと冷たい目で見られていただろう。ちゃんとしようと笑顔を浮かべた。
が、それが間違いだったらしい。
えって声が子どもたちからでていた
光彦
歩美
元太
光彦
歩美
太宰
コナン
太宰
コナン
コナンin太宰
光彦
元太
灰原
光彦
歩美
元太
子供達がバイバイって手を振っていく。太宰がそれにバイバイって返したら灰原に睨まれていた。どうやらこれも間違いらしい記憶の中ではこうしている姿が確かにあるが、よくよく見れば相手は大人のようだった
子供達がいなくなった病室。太宰からため息が出ていく
コナンin太宰
コナン
ぽすんと小さな体はベッドの上に転がった。布団を肩まで掛けようと掴むけど、そうすることは出来なかった
病室の扉が再び開いたのだ
平次
蘭
和葉
平次
太宰
部屋は突端に騒々しくなっていた。
起き上がった太宰がぱちくりとまばたきをし、心のなかでコナンが深いため息をついている。
平次
蘭
和葉
コナンin太宰
太宰
コナン
太宰とコナンの頭の中では嫌〜〜。すまんすまんついって平次が朗らかに笑っている。
和葉
コナンin太宰
和葉
コナンin太宰
平次
にこにこと太宰は笑う。
記憶の中の笑顔と照らし合わせてこれでいいと思える笑顔だった。蘭も和葉もその笑顔におかしい所なんて感じずに普通に接してくるが、一人だけ平次がぎょっと目を丸くした目で大宰を見てきていた。
笑顔を浮かべつつも太宰は何を間違えたのかと吐息ををついた。平次の動きを追ってしまう。
平次
平次はと言うと大宰のもとに近づいてひそひそと話しかけてきている。何を問われるのかとドキドキして聞くのだが、それ以上言うこともなくたたやはり変なものでも見る目で見てきていた。
コナンin太宰
平次「おまっ……。熱でもあるんか?」
太宰
コナン
太宰
コナンin太宰
太宰
蘭
和葉
平次
和葉
蘭
太宰
コナン
太宰
コナン
太宰が薬を飲んだ後、ガヤガヤと騒いで三人はいなくなっていた。
病室が今度こそ静かになる。その中で太宰は目を閉じてコナンの記憶をまた一から辿り始めていた。