テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
翡翠 凛太郎
溝咲 理来
明溜間 将暉
溝咲 理来
石瀬 拓真
希粋 琉佑
久保 奏汰
明溜間 将暉
翡翠 凛太郎
石瀬 拓真
希粋 琉佑
溝咲 理来
石瀬 拓真
久保 奏汰
溝咲 理来
明溜間 将暉
翡翠 凛太郎
溝咲 理来
希粋 琉佑
久保 奏汰
石瀬 拓真
明溜間 将暉
希粋 琉佑
翡翠 凛太郎
溝咲 理来
明溜間 将暉
翡翠 凛太郎
全員
翡翠 凛太郎
…寒い。不思議に思い、 そっと目を開ける。
翡翠 凛太郎
気づいたら、小学校の体育館裏にいた。 …悪い意味で、 忘れることのできない場所。
…あのときの記憶が蘇ってくる。 …はやく、ここから離れよう。
翡翠 凛太郎
身体が思うように動かない。 寒気がする。冷や汗が止まらない。
?
翡翠 凛太郎
後ろから声がした。
な、んで…?この、声は…
?
翡翠 凛太郎
後ろから抱きしめられた。 怖いのに、温かい。
?
翡翠 凛太郎
?
翡翠 凛太郎
ききたくない。そんなわけない。 …そんな、わけ…。
?
翡翠 凛太郎
恐怖からか、口が動かない。 声が出ない。
?
翡翠 凛太郎
後ろにいる人は、僕の言葉に 驚いた様子もなく、動きを止めた。
翡翠 凛太郎
?
その人は、何も言わなかった。 僕を抱きしめていた腕を、解いた。
翡翠 凛太郎
……くん
翡翠 凛太郎
凛……くん
翡翠 凛太郎
凛太郎くん!
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
久保くんの声で目が覚めた。 横を見ると、久保くんが、 心配そうに僕を見ていた。
手を握ってくれている。 意識がはっきりしてきた。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
…そっか。夢、か…。 …そうだよ。…久保くんなわけ…。
…でも、夢にしては……リアルだったな…。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
完全に目が覚めてしまった。 寝れなさそう。 無意識に、久保くんの手を握る力が、 強くなる。
…5時、か…。はやいな…。ん、…5時…?
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
久保くんはしばらく、ぽかーんとして、 納得したように優しく微笑んだ。 そのしぐさに不思議がっていると、 久保くんが口を開いた。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
久保くん5時起きなんだ…。すごい…。 起きて何するんだろ。…勉強…?
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保くんは、本当に 嬉しそうにそう言った。
…違う。そんなわけない。 あれは、夢。…夢、だよね…?
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
寝室から出て、リビングに行く。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
ソファに座る。 夢から覚めたのに、まだ胸騒ぎがする。
…もし、久保くんが…。 いや、そんなわけない。 違うに決まってる。
…でも、…本当だったら…? …僕は、どうする…? 突き放す…?受け入れる?
翡翠 凛太郎
久保くんと離れたくない。 ずっと一緒にいたい。
…この感情は、なに…?友情…? 好きとは、違う…? …もう、わかんない…。 どうすれば、いいの…?
久保 奏汰
久保くんが、机に料理を置く。
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
全員
久保くんが作ってくれた料理を食べる。 …おいしくて、あたたかい。
久保 奏汰
久保くんに名前を呼ばれた。顔を上げる。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
久保くんは、いつもの優しい顔で、 僕の目をまっすぐ見ている。
久保 奏汰
久保くんは、少し悲しそうだった。
…このまま、いつもみたいに、 打ち明けたい。話して、楽になりたい。 久保くんの声は優しかった。 いつもの優しい声。頼ってもいい、って …思われせくれる声。
…なのに、なんでかな。 …このことだけは、言っちゃだめな 気がする。嫌な予感がする。 …きっと、この感覚は正しい。
言ったら、久保くんを傷つけるし、 …元に、戻れなくなる気がする。
翡翠 凛太郎
申し訳なくて、久保くんの顔を見れない。 手を握る力が強くなる。
…久保くん、怒ってる、かな…。 なんでも話して、って言ってくれたのに …断っちゃったし…。
…嫌だ。久保くんに嫌われたくない。 …お願いだから…いなくならないで…。
久保 奏汰
視界の隅で、久保くんが、僕の方に 手を伸ばしているのが見えた。 いつもみたいに、頭を撫でてくれようと してるんだろう。
いつもと変わらない。 久保くんは悪くない。 久保くんはただ、今までと同じように 頭を撫でようとしただけ。
…なのに、僕は…その手を…
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
気づいたら、言葉が出ていた。 自分でも、無意識だった。
久保くんは驚いて目を見開いている。
…久保くんを、傷つけた。
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
久保くんは、悲しそうな顔のまま、 口を開けては閉じている。 久保くんを困らせている。
さっき、僕が「やめて」と言ったから、 久保くんは、いつもみたいに 頭を撫でることも、 抱き締めることもせず、僕を見ていた。
…怒ってるわけではない。 心配してくれている。 いつもの優しい顔。
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
なんで、こんなに優しいのに、 僕は…久保くんに話すことが できないんだろう。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
違う。嫌なわけない。 いつも、あたたかくて、好きだった。
久保 奏汰
翡翠 凛太郎
違う。嫌じゃない。 …でも、さっき、拒否してしまった。 …一度言ったことは、戻らない。
…今、嫌じゃないって伝えても …気を遣ってると思われてしまう。
…どうすれば、久保くんに伝わる…?
久保 奏汰
久保くんは、また、謝った。 …違う。久保くんは悪くない。 謝らないでほしい。
…ちゃんと、伝えたいのに、 喉が、焼けるように痛い。 声が出せない。
久保 奏汰
久保くんが席を立つ。
…まって、行かないで。 おいていかないで。一人にしないで。 …側に、いて。
(ガチャッ)
…僕の声は、久保くんに届かなかった。 久保くんが、部屋を出ていった。
…どうしよう。…おいかけ、ないと…。 でも、なんて言うの…?
…目線を落とすと、久保くんが 作ってくれた料理が目に入った。 まだ半分くらい残っている。
…食べ、ないと。せっかく、 作ってくれたんだから。…朝、 起きたばっかで、きついはずなのに、 僕のために、作ってくれたんだから。
翡翠 凛太郎
料理はまだ温かかった。 …料理とは裏腹に、僕の心は 冷えきっていた。料理をすべて完食した。
翡翠 凛太郎
『ピピピッピピピッ※アラーム』
翡翠 凛太郎
アラームの音で目が覚めた。
…もしかして、僕…寝てた…? …それに、リビングにいたはずなのに、 ベッドにいる。 …久保くんが、運んでくれたんだ。
…時計を見ると、6時半だった。 いつも起きる時間くらい。 …アラームも、久保くんが セットしてくれたんだろうな。
翡翠 凛太郎
『ガチャッ』
リビングに、久保くんはいなかった。 食器も片付いてある。
…料理が置かれていた机を見ると、 紙があった。紙には、 「先に学校行ってるね」という 一文だけが書かれていた。
翡翠 凛太郎
…、避けられてる。 …先に、僕が、距離をとった。 気まずい空気にしたのも、僕。
…久保くんは、僕があんなことを 言ったから、僕を気遣ってくれてるだけ。
…っ…でも、本当に、嫌われてたら…?
翡翠 凛太郎
制服に着替えて、家を出る。
…いつもの場所に、 久保くんはいなかった。 代わりに、将暉くんがいた。
明溜間 将暉
いつもは、「おはよ〜」が第一声なのに、 今日は、心配そうに僕の名前を呼んだ。
明溜間 将暉
…これは、僕と久保くんの問題。 …将暉くんたちに、迷惑はかけたくない。
翡翠 凛太郎
いつも通り笑ったつもりだったのに、 やっぱり、うまく笑えなかったのか、 将暉くんは心配した顔のままだ。
明溜間 将暉
…なんでみんな、謝るんだろう。 謝るべきは、僕なのに。 …なんで…?…もう、謝らないでよ…。
明溜間 将暉
翡翠 凛太郎
将暉くんは優しいから、 何も聞かないでくれた。 多分、他のみんなも、 何も聞かないでくれる。
将暉くんは、いつも通り、 明るく話をしてくれた。 将暉くんのおかげで、何も考えずに、 学校に着くことができた。
将暉くんと別れて教室に入り、 荷物を整理して、自分の席に着く。
いつもは、久保くんや将暉くんの 教室に行ったり、希粋くんと話したり しているけど、今日は… 誰とも話したくなかった。
ぼんやり黒板を見ていると、 声をかけられた。
永田先生
永田先生だった。 …先生は、本当に…よく見てる…。
僕たち一人一人のことを、 とても気にかけてくれる、良い先生。
翡翠 凛太郎
「なんでもない」と言えば、 それ以上聞かれないと思っていた。
だけど、先生は、いつものふざけてる 感じではなく、まっすぐ、 僕の目を見ていた。
永田先生
…なんでわかるんだろう。 …やっぱり、先生はすごい。 …先生に、嘘は通じないのかもしれない。
永田先生
翡翠 凛太郎
…そんなに、顔に出てるのかな
永田先生
翡翠 凛太郎
僕が何も言わないのを見て、 先生は、僕が久保くんと 何かあったと確信したらしい。
…また謝られた。 今日は謝られてばっかだな。
翡翠 凛太郎
永田先生
翡翠 凛太郎
永田先生
翡翠 凛太郎
しばらく無言が続いたあと、 先生が口を開いた。 いつもの永田先生の雰囲気に、安心した。
永田先生は、少し驚いたあと、 嬉しそうに微笑んだ。
永田先生
翡翠 凛太郎
先生の言葉、どういうことだろう。 …無理して笑ってたの、 バレてたのかな…。
希粋 琉佑
石瀬 拓真
翡翠 凛太郎
廊下から、希粋くんと石瀬くんが 先生を呼んだ。
…2人の後ろに、久保くんがいる。 …久保くんは、少し気まずそうに、 下を向いていた。
永田先生
永田先生はそう言うと、廊下に出て、 3人とどこかに行ってしまった。
翡翠 凛太郎
…久保くんと、何の話だろう。 …石瀬くんと希粋くんもいたし、 …朝のことじゃないと思うけど。
…謝りたいな。 なんて言えばいいんだろう。 …久保くんに、会いたい。
A
考えていると、クラスの男子4人から 声をかけられた。
D
翡翠 凛太郎
Aくんたちとは、たまに話すくらいで、 仲がいいというわけではない。
放課後の呼び出しに、 あのことが頭をよぎる。 無意識に、少し警戒してしまう。
B
翡翠 凛太郎
C
A
B
D
翡翠 凛太郎
A
少し不安はあるけど…。 永田先生に感謝を伝えたい気持ちはある。
今受験で大事な時期だし。 …きっと、大丈夫なはず。 …4人から、襲われること、 あるのかな…?
A
翡翠 凛太郎
B
C
D
翡翠 凛太郎
…Aくん達は、なにかを 誤魔化したような気がした。 …気のせい、だよね…?
…なんで、よりによって今日なんだろう。 …久保くんに、頼れない…。 …でも、行くって言っちゃったし…。
翡翠 凛太郎
C
翡翠 凛太郎
あのときのことが呼び起こされる…。 また、人が来ない場所…。 …バレたらいけないんだし、 しょうがないんだろうけど。
…なんでだろう…行ったら、 だめな気がする。
B
D
翡翠 凛太郎
A
翡翠 凛太郎
…大丈夫。…胸騒ぎがするのは、 きっと…気のせいだ。
『キーンコーンカーンコーン』
翡翠 凛太郎
チャイムが鳴った。 十分後に、朝の会が始まる。 廊下から、希粋くんと永田先生の声が 聞こえてくる。
希粋 琉佑
永田先生
希粋 琉佑
永田先生
翡翠 凛太郎
希粋くんと永田先生、仲いいな。 2人の会話をきいて、少し元気が出た。
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
溝咲 理来
明溜間 将暉
石瀬 拓真
希粋 琉佑
溝咲 理来
翡翠 凛太郎
明溜間 将暉
希粋 琉佑
久保 奏汰
明溜間 将暉
石瀬 拓真
希粋 琉佑
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
溝咲 理来
明溜間 将暉
石瀬 拓真
希粋 琉佑
翡翠 凛太郎
久保 奏汰
溝咲 理来
明溜間 将暉
石瀬 拓真
希粋 琉佑
翡翠 凛太郎
石瀬 拓真
溝咲 理来
明溜間 将暉
久保 奏汰
希粋 琉佑
翡翠 凛太郎
石瀬 拓真
明溜間 将暉
溝咲 理来
久保 奏汰
希粋 琉佑
翡翠 凛太郎
全員