赤ちゃんを拾った少女

メシアはそれからも私達の体を傷つけ、衣食住もままならなかった

３人で話して笑えば五月蝿いと殴られ、泣いても殴られ、 体を傷つけられ肉や血が出れば気持ち悪いと言われ殴られ

◯んだほうがましなほどだった

私達はそれでも自分達が生き残るために自身を個性や、特殊能力でなんとか生き残ろうとした

だが、これは時折利用されることもあった

メシアは私達の体で金を成し、 父を殺したという功績で成り上がった

その後メシアは鎖を解くことも、戻って来ることも無かった

いくら私達が呼びかけても兄は指が動くことも、声を上げることもなかった

次の日 メシアが鎖をやっと解いたため、私と姉は兄に駆け寄った

兄からは返事は無く、傷口からはうじがわき、腐った血肉の匂い、そして

兄の遺体だけが横たわっていた

兄は姉の双子の弟でいつも私達を守ってくれていた 19年という生涯に幕を閉じて

その日、兄が亡くなった翌日 姉は壊れて、より一層過保護になってしまった