凛
涼真
俺らは田舎に住む高校生で
冬になるとよく道が凍ることがある
凛
涼真
凛
凛
涼真
凛
凛
涼真
凛
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
凛
涼真
涼真
涼真
凛
凛
凛
涼真
涼真
凛
凛
涼真
凛
嘘だ…
俺はずっと…
涼真
凛
涼真
先生
凛
涼真
凛
先生
先生
先生
先生
先生
涼真
涼真
先生
先生
先生
涼真
先生
涼真
涼真
あれはズルすぎた
1年生は2年生の向かいの棟だから、
アイツが机に突っ伏せて寝てるのが 見えたのだ
人の気もしらないで…
―2週間前―
母
涼真
母
涼真
母
母
涼真
母
母
涼真
母
涼真
―放課後―
涼真
友達
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
明日…
それはアイツが引っ越す日
凛
凛
知ってる。
それのせいで授業に集中できないぐらい、
そのことで頭がいっぱいだった
涼真
本当はもっと言いたいことがあるのに
声が出ない
凛
沈黙に耐えれなくなったのか、
うつむきながらそう言った
涼真
これも気になるけど、ちがう
こんなのどうだっていい
言いたい言葉が
他にあるのに…
凛
大丈夫…
まだ時間はある
涼真
涼真
涼真
涼真
凛
凛
涼真
これで少しはチャンスが増えた気がする
だから明日、必ず伝えてやる
―引っ越し当日―
凛
凛
母
母
凛
凛
凛
母
母
母
凛
凛
凛
母
母
母
凛
母
涼真
アイツにあげるプレゼントを買った帰り
いつも通り凍った道を歩く
涼真
とっさにプレゼントを背中に隠した
凛
涼真
涼真
凛
凛
電車か…
なんで電車って伝えたんだろう
見送ってって意味なのか?
涼真
凛
凛
涼真
凛
涼真
凛
凛
涼真
涼真
涼真
アイツの言葉ひとつひとつが、
何かの意味があるんじゃないかって思って
なぜか緊張と不安が襲ってきた
夕方っていつ頃だろう
もう3時半だ
もしかしてもう電車かもしれない
そう思ったら、自然と走り出してしまった
アイツの家に__
涼真
涼真
凛
凛
涼真
涼真
凛
凛
涼真
凛
凛
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
凛
ズテンッ!
凛
涼真
凛
言うなら、今しかないかもしれない
涼真
凛
凛
手を差し出すと、
戸惑ったように手を乗せた
涼真
引き上げた体制を利用して、
耳元で囁いた
カーンカーンカーンカーン
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
涼真
凛
プシュー
扉が閉まった
アイツのほっぺが真っ赤なのは、きっと
転んだからだろう
渡しそびれたプレゼント…
また渡すときが来ることを信じて
ポケットに突っ込んだ
ガタン……ガタン……
電車が動き出す
アイツは微笑んで小さく手を降っている
小さく振り替えしてみると、
嬉しそうに笑った
涼真
周りにも、自分ですら聞き取れないほどの声で
呟いた
涼真
涼真
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