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凍った道と、恋

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凍った道と、恋

1 - 凍った道と、恋

♥

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2019年12月09日

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ねぇねぇ、また凍ってるー

涼真

うわっ、マジか

俺らは田舎に住む高校生で

冬になるとよく道が凍ることがある

滑りそー…

涼真

前にお前が転んでるの見たぞw

はぁ!?

いつ!?

涼真

昨日…かな?

え…っ

恥ずっ//

涼真

だいぶ派手だったよなw

そーなの!

顎ぶつけたんだよねw

涼真

本当だw青アザついてるーww

さわんなぁ~!!

涼真

お?反抗期かな?

うっさいなー

涼真

それが先輩に対する態度か?w

都合の良いときだけ先輩って使うなー

涼真

事実だからいいだろー?

まぁね…

涼真

家が近所ってだけで先輩にタメ口って
お前も根性あるよな

そーお?

少女漫画ではあり得る展開だよ?

涼真

少女漫画?

涼真

お前はまだ寝ぼけてんのか?

涼真

そんなの漫画の中だけだろ?

えーっ!

いいじゃないですかぁー

せーんぱいっ!

涼真

うっ…

涼真

吐き気がする…

ひどぉー!

レディに言う言葉じゃないよねー!

涼真

お前がレディだと思ったことなんかねーよw

ひどぉー

嘘だ…

俺はずっと…

涼真

あ、学校ついたぞ

あ!先生おはようございます!

涼真

おはようございます

先生

おはよう

じゃあね、

涼真

おう、また帰りな

はーい!

先生

~であるから…

先生

ん?

先生

涼真?

先生

りょうまー?

先生

おい!

涼真

…ん?

涼真

あ!俺っスか!?

先生

あぁ、そうだ

先生

ボーッとするなよ

先生

授業中だ

涼真

はい…すみません

先生

2番解いてみろ

涼真

えぇーっと……

涼真

うぅ…

あれはズルすぎた

1年生は2年生の向かいの棟だから、

アイツが机に突っ伏せて寝てるのが 見えたのだ

人の気もしらないで…

―2週間前―

ねぇ、涼真

涼真

ん?

近所の凛ちゃん引っ越すらしいわよ

涼真

え……?

えーっと…いつだったかしらね…

2週間後ぐらいだったかな…?

涼真

お…おぉ…そうか

涼真、凛ちゃんと仲良いでしょ?

最後はちゃんと挨拶するのよ

涼真

わかった、

じゃあね

涼真

うん

―放課後―

涼真

ふぅ…帰るか…

友達

りょーまじゃあなー!

涼真

おう、また明日

まだ凍ってるー…

涼真

今日寒いからな

明日も凍ってるかな

涼真

多分な

そっか…

明日…

それはアイツが引っ越す日

実はね…

私明日引っ越すんだ

知ってる。

それのせいで授業に集中できないぐらい、

そのことで頭がいっぱいだった

涼真

あぁ、そっか…

本当はもっと言いたいことがあるのに

声が出ない

うん…

沈黙に耐えれなくなったのか、

うつむきながらそう言った

涼真

明日のいつ頃なの?

これも気になるけど、ちがう

こんなのどうだっていい

言いたい言葉が

他にあるのに…

夕方には、、

大丈夫…

まだ時間はある

涼真

へー、そっか

涼真

新しい所に着いたら、

涼真

連絡、

涼真

くれよ

わかった、

じゃあ一応住所渡しとくね

涼真

うん、ありがと

これで少しはチャンスが増えた気がする

だから明日、必ず伝えてやる

―引っ越し当日―

お母さーん

車いっぱいになっちゃったー

あら…

引っ越し業者の方呼べばよかったかしらね…

そうだね

お母さんとお父さんだけ乗ってきなよ

私電車で行くから

ごめんねー…

そうしてくれるかしら…

お父さん足腰痛いらしいから、、

うん、大丈夫

夜には新しい家に着いてると思う

まぁ電車で連絡するね

うん、わかった

少しの間、その辺散歩してきたら?

あと学校の子にもお別れ言っとくのよ

うん、いってきます

いってらっしゃい

涼真

今日も道が凍ってる…

アイツにあげるプレゼントを買った帰り

いつも通り凍った道を歩く

涼真

あっ、

とっさにプレゼントを背中に隠した

やっほー

涼真

よ、よぉ

涼真

あ、引っ越しの準備、終ったか?

うん…終ったよ

私、電車で行くんだ

電車か…

なんで電車って伝えたんだろう

見送ってって意味なのか?

涼真

そっか、迷うなよ

大丈夫!

お母さんに教えてもらったから!

涼真

ならいいやw

さすがにもう子供じゃないからね

涼真

そうだな、

じゃあ私友達ん家回るから

またね

涼真

おう、じゃあな

涼真

はぁ…

涼真

疲れた…

アイツの言葉ひとつひとつが、

何かの意味があるんじゃないかって思って

なぜか緊張と不安が襲ってきた

夕方っていつ頃だろう

もう3時半だ

もしかしてもう電車かもしれない

そう思ったら、自然と走り出してしまった

アイツの家に__

涼真

はぁ…はぁ…

涼真

はぁ…はぁ、

あれ?

どうしたの?

涼真

駅、まで

涼真

送るわ

そお?

ありがと

涼真

なにそのバック

これ?

車に入んなかった荷物だよ

あぁー重いな~!

涼真

はいはい、持ちますよ

えー、いいのー?

涼真

別にいやなら持たないけど

別にー

涼真

はいはい、持ってあげるから…

へへ、ありがとー!

涼真

どーいたしまして

駅まであとちょっとだけどね

涼真

まあな…

っあ!

うぎゃっ!!

ズテンッ!

いったぁ…

涼真

おいおい…大丈夫か…?

うぅ…

言うなら、今しかないかもしれない

涼真

はい、

っ?

あ、ありがと

手を差し出すと、

戸惑ったように手を乗せた

涼真

好き

引き上げた体制を利用して、

耳元で囁いた

カーンカーンカーンカーン

涼真

あ!ヤバい、電車来た

え?

涼真

急ぐぞ!

はぁ…はぁ…

涼真

大丈夫か…?

うん、

涼真

返事、また連絡して

…う、うん

プシュー

扉が閉まった

アイツのほっぺが真っ赤なのは、きっと

転んだからだろう

渡しそびれたプレゼント…

また渡すときが来ることを信じて

ポケットに突っ込んだ

ガタン……ガタン……

電車が動き出す

アイツは微笑んで小さく手を降っている

小さく振り替えしてみると、

嬉しそうに笑った

涼真

可愛い

周りにも、自分ですら聞き取れないほどの声で

呟いた

涼真

ありがとう

涼真

貴方のことが大好きでした

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