○○
......
九井
...○○、悪いな
九井
俺の仕事手伝って貰って
○○
んー
○○
暇だったから全然いいよ
九井
そうか...
ココがパソコンを打ってた手を止める
○○
?どうしたの??
九井
...
九井
○○はさ、ここに来てから
九井
誰かに話聞いてもらったことあるか
○○
っえ...?
九井
いつも周りのヤツらの話を聞いたばっかりで
九井
自分のことを話そうとしねぇよな
○○
...うん
九井
俺もたくさん聞いてもらった
九井
あかねさんや、イヌピーの話を聞いてもらって
九井
慰めてもらってさ...
○○
...そうだったね
九井
○○もさ、これまで何も無かったわけじゃないだろ?
○○
.....
九井
辛いことがあったんだろ?
○○
....
○○
なんでそう思うの?
九井
笑
○○
??
九井
言っただろ?
九井
俺らはお前に好意を抱いてるんだから
九井
好きな奴の表情ひとつ見逃さねぇよ笑
○○
っ....
九井
たまーにさ
九井
お前すごく悲しい顔をするんだ
九井
無自覚かもしれないけど
○○
....
九井
....
九井
マイキーにも言えないことなんだろ?
○○
っ
九井
俺でよければ聞くよ
九井
それで少しでも楽になって欲しい
九井
○○のそんな顔、もう見たくない
○○
っ...泣
九井
っ...ごめんな、無理とは言わねぇよ?
○○
っうん...
○○
じゃあ、聞いて欲しい...
九井
分かった
○○
....私、東京卍會の創立メンバーの一人なんだ
○○
親は居なくて、でも年の離れた姉がいたから、一緒に過ごしてた
○○
私はさ、三ツ谷って人が好きで、付き合ってんだ
九井
......
○○
まぁ、抗争とかで
○○
仲良くしてた人が死んだり、姉も...
○○
...死んじゃってさ
九井
.....
○○
苦しかった
○○
...でも、マイキーはもっと辛かったと思う。苦しかったと思う...
○○
マイキーがこの道に進むとき、私だけがマイキーについて行く選択をしたんだ
○○
ドラケンや三ツ谷は着いてこなかった
○○
私も、この道が正しいとは思ってなかったよ。
○○
でも...
○○
....
九井
?...どうした?
○○
っ...ごめん...
九井
...ゆっくりで大丈夫だから
○○
うん...
○○
マイキーのことは、小さい頃から近くで見てた
○○
私を救ってくれた、恩人だから
○○
そんな人が、堕ちて...
○○
ま、守らなきゃって...泣
九井
っ....
○○
っ...
○○
マイキーは、わがままで勝手だけど...
○○
本当に優しい人なんだよ...泣
九井
...そうか、
九井
ありがとな、話してくれて
○○
っ...うん
○○
この話は誰にも言わないでね
九井
おう...
ガチャ
○○
ただいま
マイキー
おかえり
マイキー
○○だけ?
○○
うん
○○
ココはまだ仕事してる
マイキー
そうか...
マイキー
九井のとこ行ってたのか...
○○
えっあ、ごめん
○○
ダメだった...?
マイキー
ううん
マイキー
...○○
○○
...ん?
マイキー
ぎゅーして
○○
えぇ〜?
マイキー
して
○○
はいはい笑
ぎゅー
マイキー
○○っ
○○
んー
マイキー
○○っ?
○○
どした?
マイキー
っ○○...
○○
.....マイキー
マイキー
...
マイキー
ん
○○
私に言って?
マイキー
っえ
○○
辛い事あるなら私に言って!
○○
マイキーはさ、優しすぎるんだよ...
○○
辛いなら辛いって言えばいいじゃん
○○
(私が偉そうに言えないけど...笑)
マイキー
っっ
マイキー
○○...っ
マイキー
っ....苦しい...悲しい...っ
○○
うんうん
マイキー
怖い...どうしようも無い...泣
○○
.....
マイキー
助けて...っ泣
マイキー
どこにも行かないで...っ泣
○○
っ
抱きしめる力を強くする
○○
大丈夫だよ、マイキー
○○
マイキーのそばに居る
マイキー
っ....泣
マイキー
○○...
○○
ん
マイキー
愛してる...
○○
...ありがとう