水瀬 凌烏
見回り…と言っても対して敵はいませんね…
バンッ
カキンッ
水瀬 凌烏
…今はお嬢様方が休んでいらっしゃいます。なるべく静かにお願いしたいものです。
モブ(敵)
あ“ぁ”?
モブ(敵)
っるせぇなぁ…戦争に…静かもクソもあるかよ!
水瀬 凌烏
…すみませんが…今は私右腕を負傷していますのでねぇ…
水瀬 凌烏
まぁ…ハンデにはちょうどいいですか?
モブ(敵)
んだと!?
トッ(首を叩く)
水瀬 凌烏
…流石に殺人に手を染める子はありませんが…すみませんがここから離れたところに運ばせていただきますよ、
(ここは鍵がついた小屋です)
水瀬 凌烏
まぁ、外から鍵をすればしばらく出てこれないでしょう。
水瀬 凌烏
では、しばらくさようなら。
ガチャッ
水瀬 凌烏
ふぅ…(そろそろ2時間ほど経ったでしょうか…)
水瀬 凌烏
戻りますか…
水瀬 凌烏
戻りました。
月城 葵
お疲れ様です。凌烏さん。
水瀬 凌烏
お嬢様は…?
鳳 咲喰
変わらず寝てますよ。
水瀬 凌烏
そう…ですか。
フラッ
月城 葵
ッ凌烏さん⁉︎
水瀬 凌烏
ッ…すみませッ…
鳳 咲喰
傷口からの発熱ですね…
鳳 咲喰
今晩は休んでください、安静にしてれば明日にでも熱は下がりますよ。
月城 葵
こんな熱で見回りを…?
月城 葵
そもそも、いつから熱が…?
水瀬 凌烏
ッ…心愛様が発作を起こしたあたりでしょうか…?
月城 葵
大分序盤じゃないですか…!
水瀬 凌烏
すみませんが…今晩は頼んでいいですかね…
水瀬 凌烏
俺…もう動けるか…わからないので…
鳳 咲喰
勿論ですよ!
月城 葵
任せてください!
水瀬 凌烏
お願いします…
白雪 響
凌烏…?
水瀬 凌烏
お嬢様…!
七瀬 心愛
話は最初から聞いてたよ…
月城 葵
お嬢様まで!
西城 澪菜
熱出てるんでしょ…?
鳳 咲喰
澪菜様…
白雪 響
ちょっとじっとしてて…
水瀬 凌烏
お嬢様…?
白雪 響
…熱…高い…
七瀬 心愛
今寒いですか?暑いですか…?
水瀬 凌烏
…暑い…です
西城 澪菜
じゃあひとまずもう上がらない…?
鳳 咲喰
今日は先程見回りしましたし皆さんでここに固まってたほうがいいのでは…?
月城 葵
そうした方がいいと思いますね。
水瀬 凌烏
すみません…皆さん…
白雪 響
凌烏…?
水瀬 凌烏
…はい、お嬢様?
白雪 響
大丈夫…?
水瀬 凌烏
…えぇ。
七瀬 心愛
嘘ついてる…
月城 葵
心愛お嬢様…
西城 澪菜
…大丈夫っていう人は…みんな余裕がない人…
西城 澪菜
お母さんとお父さんも…大丈夫って言って…
鳳 咲喰
ッ澪菜様…
水瀬 凌烏
…すみません…俺のせいで…
七瀬 心愛
気にしないでください…
月城 葵
もう遅いんで寝ましょう、皆さん。
鳳 咲喰
それもそうですね。
次回は、各自の過去のお話___。