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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

Nightmare

─────あ、

重厚そうな扉が開かれた

Cross

…あれ、目覚めたんですね。

Dream

おはよう。メア

アイツら──CrossとDreamが入って来た

扉を閉めて、鍵をかけるとこちらによって来る

Nightmare

く、来るな…来るなッ!!

俺の思考は完全に混乱していて、繋がれた拘束具を解こうと必死に暴れる

Nightmare

✕✕✕✕✕!!!!

Nightmare

✕✕✕!!!!

Nightmare

✕✕✕✕!!✕✕!!

思いつく限りの罵倒をアイツらに向けて吐く

効果が無いと知っていてもやめない

Cross

…先輩、落ち着いてください!!そんなに暴れたら傷が…

Nightmare

うるさい!!うるさいっ!!黙れ!!

Dream

そうだよ、メア。そんなに暴れても無駄だよ?

Dream

特殊な魔法が使われているからね。

無駄足掻きだと分かっていても暴れて罵倒する以外何も思いつかなかった

うるさい!!黙れ!!そんなことはわかっている!!

そんな事をしているうちにとうとう目の前まで来てしまった

Dream

メア…

Nightmare

やめろっ!!!!触るなァ!!!!

Cross

…先輩

俺に触れようとするDreamの手を必死の抵抗で拒否する

Dream

…やっぱり、駄目だね

Dream

Cross、アレ持ってきた?

Nightmare

(……アレ?)

Cross

…あぁ。勿論。

Dream

〜〜〜

Cross

〜〜〜

CrossとDreamは何やら話し合いをしている

Nightmare

…おい、教えろ!!アレとは何だ!!

何やら二人は熱心に話し合っていてこちらの言う事など聞こえていないらしい

Cross

〜〜〜

Dream

〜〜〜

Nightmare

…おい!!さっきから何をしているんだ!!お前らの目的はなんなんだ!!!!

声を荒らげて伝えると、Dreamの方が俺の声に気づいた

Dream

…Cross。

Cross

……ん?

Cross

あぁ、すみません先輩。

DreamがCrossを促すと、Crossがこちらに近寄ってくる

よく見るとその手には─注射器が握られていた

Nightmare

っ!!

Cross

…先輩。ちょっと身体、借りますね。

Nightmare

やめろ!!!!今すぐ離せ…離せ!!!!

身の危険を察知した俺は今まで以上に抵抗する

きっとこれはポジティブか何か、俺を苦しめるモノが入っているのだろう

毒々しいピンクの色の液体は色からして危険なモノだと分かる

Dream

ちょっとメアっ!あんまり暴れないでよ!

Dreamが俺の暴走を止めようと背後にまわって身体を抑えつけた

必然的に抱き着くような形になるので密着した身体がポジティブに反応して溶ける音がする。

Nightmare

ぐわぁァァァ!!!!触るなァァァ!!!!

Dream

痛いのは一瞬だけだから…ね?

その間にCrossは針の先端を俺の首元に合わせ──

失礼します、とCrossが一声かけて、俺の首元に注射器が刺された

Nightmare

グッ………ヴッ…

チクリと、一瞬の痛みの後、液体が中に注入される

Cross

先輩、大丈夫ですか?

Nightmare

ゲホッ…大丈夫も、何も、ハァ…お前らの…ハァ…せいだろ。

動悸が早く呂律が回らなくなってきた

Nightmare

(…まさか、もう症状があらわれたのか?)

そういえば先程から身体の様子がおかしい

妙に熱く身体が時々痙攣する

Nightmare

グッ…ハァ…ハァ…

Dream

もう効いちゃった感じかな?

Cross

即効性のやつを選んで正解だったな

二人は頭上で嬉しそうに声を弾ませ俺の様子をジッと観察している

Nightmare

ッ、……ハァ…お、前ら、何を…した…

Dream

ん〜?

Cross

何って…

"媚薬" だよ(ですよ)

Nightmare

……………………は?

─────媚薬

声を合わせて確かに二人はそう言った

俺は空いた口を閉じることも忘れて呆然とコイツらを見つめた

Nightmare

………な、んの為に…

Dream

そりゃあ…ねぇ?

Cross

決まってるじゃないですか。

二人はお互いに顔を合わせた後、ニコリと笑って言った

"愛しているから"

帝王様とヤンデレ

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90

コメント

9

ユーザー

うわあああああああああああああああ さいこぉぉおおおおおお

ユーザー

やばいッッッ!!!!好゛き゛ぃ゛ッッッ!!!!(?)

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