TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

桜子.

家まで送ってくれてありがとね

月島 蛍.

普通に危なかったから

またそうやって格好良く言う

そうな風に言う度に 私が君に惹かれていってる事も知らずに。

桜子.

また連絡してもいい?

月島 蛍.

まぁ

桜子.

メッセージは...

私が話してる途中に君は分かってるよ という風に食い気味で私の続きを話す

月島 蛍.

ボイスメッセージ

桜子.

うん、笑

桜子.

じゃあね

月島 蛍.

うん、また。

どうして

どうして「また」なんて言うの?

また会えるみたいに言わないでよ

期待しちゃうのに。

桜子ちゃん遅い!

桜子.

ごめんね

姉ちゃん遅いの珍しい

桜子.

うん、今日はちょっと用があってね

私には弟が沢山いる

1つ下の中学三年生の弟

3つ下の中学一年生の弟

小学5年生の弟に

年長の弟

私が長女だからしっかりしなきゃいけない。

だけど今は長男に助けてもらってばかり

できることなら私がしてあげたい

だけど私には難しい。

なんか桜子ちゃん今日へん!

桜子.

え、そう?

ずっとニヤニヤしてる

桜子.

いやぁ....

桜子.

そんな事ないと思うけど

男できた?

桜子.

...へ!?/ /

桜子.

なっ、なけないじゃん、!

桜子ちゃんバレバレ

桜子.

ウソ...

まさか小学生の弟にまで悟れてしまうとは、

なんだか惨めな気持ちになってしまう

お姉ちゃんなら落とせるよ

その男

桜子.

えっ、なんで、!?

だって桜子ちゃん女優より可愛いもん!

そんな風に言われたら調子乗っちゃう...

でも私はそんな口車に乗せられない!

桜子.

可愛くても何にもなんないからね!

俺がその男だったら姉ちゃんの事好きになってるわ

桜子.

えっ...

まさか長男の口からそんな言葉が出ると思って居なかった

でもそこまで言うなら自信もってもいいのかな と思ってしまう。

桜子ちゃん携帯なってるよ!

桜子.

え、誰だろう...

月島くん?から!

どういうこと?

月島くんからわざわざ私に連絡してくれたってことだよね、

ほんとに期待しちゃっていいのかな...

桜子.

ちょっ...ちょっと貸して、!

はい

私は食事中にも関わらずその場を抜け出してしまった

2階にある私の部屋に目掛けて突き進む

一段一段階段を丁寧に上り、私の部屋までたどり着いた

弟たちによると私の部屋はピンクで、

私によく似合っているらしい。

そんな私の部屋で月島くんのメッセージを聞く。

私は見えないから音声メッセージで友達と会話する。

再生ボタンを押すと流れたのは...

月島 蛍.

今週の日曜日空いてる?

この一言だけだった

でも私はその一言が嬉しくて、たまらなくて

早く返事を送りたかった

桜子.

日曜日、あいてるよ

私はその一言だけを月島くんに送った

何をするか、何処に行くか、何も決めてない

月島くんが決めてくれると思ったから。

そう思いつつも自分に 「月島くんに甘えてみたい。」

という気持ちがあるなんて分かりきっていた。

でもそんな女の子は図々しすぎて嫌われちゃうから

これは私だけの秘密。

心の中に秘めておくとしよう。

ピコン

桜子.

、?

文字も何も見えない私には

メッセージは聞くまで誰からか分からない

運試し、とでも言おう。

私は「月島くんだったらいいな」という気持ちを 押し殺す。

だってそうじゃなかった時に悲しい思いをするのは きっと自分だから。

恋愛なんてしたことない私に 恋愛させてくれてる君からのメッセージであることを 心の中で祈りながら再生ボタンを押す。

月島 蛍.

明日暇?

桜子.

...え、?

本当に月島くんからのメッセージだった

私は嬉しくてたまらなくて思わず電話を かけてしまった。

自分勝手だなと思いつつも 自分の体を抑えることは出来なかった

桜子.

もっ、もしもし...

月島 蛍.

もしもし

桜子.

明日

桜子.

放課後なら空いてるよ

月島 蛍.

部活休みだから

月島 蛍.

一緒にどっか行く?

桜子.

行く

桜子.

あっ、急に電話かけてごめんね

月島 蛍.

いや、びっくりしたよ

桜子.

ついつい、笑

普通好きな女子から電話なんて かかってきたらびっくりするでしょ

ついついって事は僕のメッセージが 嬉しかったってことだと勘違いするよ

月島 蛍.

早乙女さん

私が駅前で待っていると あの愛おしい声が聞こえてきた。

桜子.

、!

桜子.

月島くん?

月島 蛍.

うん

桜子.

ね、なんで誘ってくれたの?

月島 蛍.

...別に

月島 蛍.

なんとなく

桜子.

そっか

私今悲しい顔しちゃってないかな

まだ私はなんとなくって位置にしか居ないんだ

そう思ってしまう

まだ会って1日しか経ってないのに。

期待なんてしてない

そんなのは大嘘。

桜子.

月島くんどんな制服なの?

月島 蛍.

学ラン

桜子.

え、嘘!

桜子.

見てみたかったなー

月島 蛍.

触...

桜子.

触らないよ!?

月島 蛍.

あ、そう

桜子.

この前ので十分だよ...

月島 蛍.

なんでこんなとこでずっと話してるの?

桜子.

たしかに

桜子.

どっか行く?

月島 蛍.

どこでもいーよ

それが一番困__

月島 蛍.

早乙女さんが行きたいとこなら

桜子.

えっ...

なにそれ

私の好きな物は好きみたいな理論

そんなこと言われても私は好きになんてならないからね

って言ってももう好きなんだけどね、笑

桜子.

じゃあ新しくできたカフェとか...

桜子.

どう?

月島 蛍.

いいよ

月島 蛍.

はい

桜子.

月島 蛍.

桜子.

持っていいの?

月島 蛍.

いいけど

桜子.

じゃあお言葉に甘えて...

私がそう言うと月島くんは私の手を取って

月島くんの腕を組んでくれる

リードされてる気がして少し嬉しかった

それは私とこれを読んでる君だけの秘密

桜子.

どんな感じなの?

桜子.

ここの雰囲気

店の中に入ると甘い香りがした

甘い匂いと共に月島くんの 甘い声が聞こえる

月島 蛍.

落ち着いてる感じ

桜子.

そーなんだ

桜子.

あ、ねーねー

月島 蛍.

なに

桜子.

相談してもいい?

月島 蛍.

別にいいけど

桜子.

私バイト始めようと思うんだけど...

桜子.

どう思う?(笑

月島 蛍.

いいんじゃない

月島 蛍.

なんのバイトすんの?

桜子.

月島くんの家の近くのお店

月島 蛍.

ぇ...

桜子.

なんちゃっ__

月島 蛍.

来てよ

月島 蛍.

僕の家の近くの店

桜子.

えっ、?

next ❤︎ 600

前回いいね少し欲張りすぎちゃいました💦

でもお願いします🙏

ほんとにモチベになるんです😭

コメントもよろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️

桜の色は君が教えて.

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

731

コメント

1

ユーザー

続き楽しみに待ています!!❀.(*´▽`*)❀.

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚