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君 の 隣 に 居 た い だ け
1 .
〇〇
金曜日の夜、21時過ぎ
1週間ぶっ通しの案件対応でクタクタ
やっと終わって帰ろうと外に出ると土砂降り。
〇〇
って独り言呟いて、会社の前で立ち尽くす
スマホで天気なんて見ても、止む気配なんてなくて
誰かに連絡するのも面倒で、 コンビニまで走ろうか迷ってた
「なにしてんの」
その時、ふいに背後から低く落ち着いた声
〇〇
振り返ると、黒いスーツに濡れてない髪 目黒蓮が立ってた
同じ会社の別部署、関わることはほぼないけど 背が高くて無愛想、女子の間では
"近づき難いけどかっこいい"って噂の人
目 黒
〇〇
目 黒
〇〇
肩が触れそうな距離、顔が近すぎて 息が止まりそうになる....
目 黒
目 黒
〇〇
短い返事しかできなくて、足が勝手に彼の歩調に合う
静かに並んで歩く、雨音だけが響く夜道
顔も見れないのに、 彼の横顔がずっと気になって仕方がない
目 黒
〇〇
〇〇
そう言って彼は駅に向かって行った
私はそのまま立ち尽くしてた
なんだったんだろ、あれ
たった10分の道、やけに心臓がうるさかった。
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